たちの悪い夏風邪にかかったようで約1週間、自宅謹慎していた。例年の6月は紫陽花などを観に出かけるのだが、じっと我慢の日々を過ごす破目に陥ったのである。
見出し画像はプランターで採れたゴーヤとピーマン。今年は豊作。味も良かった。以後の写真はすべて我が家から半径8メートル以内。どこぞの知事が「ステイホーム」とか言ってたよな。正しい英語かどうかは知らんけどな。
梅雨の只中に花を付け、今年も梅雨が来たと知らせてくれるのがアガパンサスとサフランモドキ。どちらも日本風土によく合って、高温多湿の大阪の夏を平気でより過ごす。我が家の前の遊歩道と放りっぱなしの植木鉢の中から顔を出した。
サフランモドキはヒガンバナ科タマスダレ属の頑丈な奴である。秋は9月頃に花を咲かせるタマスダレの近縁種。地下に根を張る多年草で夏越し冬越し自由自在。何にも世話をしないでも、梅雨の大雨の後には必ず元気の良い花が顔を出すので英語名はRain lily(レインリリー)。丈夫で長持ち、コストパフォーマンス抜群の優れもの。
コストパフォーマンス抜群といえば野草の月見草も同じ。空き缶空き瓶の転がるゴミゴミした逆境の中、他の見栄えのしない野草と混じって、可憐に揺れている。