摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

モネの睡蓮を見ました

2016年05月11日 | 古都散策

連休の前半には遠方から息子夫婦と孫がやって来て、久しぶり2、3か月ぶりに賑やかな食卓を囲み、楽しみました。その余韻に浸っているうちに…これはたいへんずっと行くのを楽しみにしていた京都市美術館モネ展が5月8日(日曜日)に終了というではありませんか

そこで連休の谷間ではありますが土曜日曜にかからないうちに京都へ出かけました。
地図中にポイントしているのが 京都市美術館です。
行きは阪急電車を烏丸で降りて、(河原町でも良かったんやね)東山方面に向かう市バスで何とか迷わずにたどり着きました。

垂れ幕にもあった「睡蓮」を見たかったもんね… 実はたいへん評判の良い「印象、日の出」も見たかったんやけど…うかうかしているまに…3月で展示が終わっていました…残念…今からおカネを貯めてマルモッタン・モネ美術館のあるフランスまで行こうかな
 
クロード・モネの作品はすべて良かった。海辺の風景画、「サン=ラザール駅」、「雪の効果、日没」エトセトラ…中でも特に水鏡に空や雲や木々が映る睡蓮は「ええなあ…」と思わず声が出るほどでした。日本人には私以上に熱烈なモネファンがおおぜいいますが、モネもまたパリ郊外のジヴェルニーに日本庭園をつくり、浮世絵の収集に力をいれる日本びいきだったようですね。
さらにまたこの日の会場では…ルノワールの描いた「新聞を読むクロード・モネ」の光の具合にも感動しましたね。(大した表現力やな…凄いっ!)印象派の絵の実物に接するたびに…光と影の明暗に心を動かされます。
ルノワール展を隣の会場でやっていたのですが…私にとっては大金を要するため…この日のルノワールは『新聞を読むクロード・モネ」1枚だけで満足することにしました。

そんなわけで…帰りは少しだけ(何十円か)バスより安くなる地下鉄に乗ることにして…東山駅までウオーキングして帰りました。コツコツおカネを貯めていつかフランスに…モネとモネの庭を見に行かねばならない。
 


京都東山の巨木・古木を見てきました

2015年02月27日 | 古都散策

見出しはいかにも京都らしい地名の表示。仁丹の宣伝が付いているところが年季を思わせていいですね。
近頃、この仁丹の宣伝付の地名表示板を盗む人がいるそうで…嘆かわしい。
こうした古いものが残っていることが古都らしいたたずまいにつながっているのに…
私なりの「下ル」「西入ル」の解釈を下の地図に入れました。
「上ル」「東入ル」となればその反対ですよね。
グーグルの地図上にこのとき見てまわった主な地点に☆星印を入れました。



2月の第一木曜日は京都市東山区の巨木などを見て歩きました。2月5日(木)のことです。
京都の街の雰囲気と巨木の風格と歴史の重みをずっしりと味わいました。
これは青蓮院門跡前の大木クスノキ。
 姿と言い大きさと言い貫録十分でしたね。
 

 

 





樹齢800年と示す標識。イチョウを「鴨脚」と標記しています。


 
イチョウの大木にカラスの巣がかけられています。わたしのデジカメでは左のようにうまくアップが撮れませんでした。

 老木になるとイチョウはこのように乳房のようなコブが垂れ下がるようです。「乳コブ」とか「乳柱」と呼ばれるそうです。一木会のホームページより。

 

 

 

 


 
京都市指定保存樹木

 
 

秀吉が満足稲荷のご利益で天下を取れたのを喜んで、「満足じゃあ」とこの名が付いたといわれます。



樹齢400年のご神木と示す標識。




 クロガネモチでこんな大木!はじめてみました。圧巻。敬服。さすがご神木!

 

 

 

 

 
 



白川沿いのヤナギの木の根っこ。鮮やかな赤さです。



京の街中を流れる清流・白川。




知恩院
境内の
多行松。

 スミレモ。サクラの幹についています。湿気の多いところにできる。

 

 

 

 

 

 知恩院境内に咲いていた10月桜。 

 

 

 

 

 

 円山公園の馬酔木(アシビ)。もう馬酔木の花の季節になっていたんですね。寒いながらも春が近づいています。
円山公園ではカワセミが池にダイビングしてみごと魚をくわえる所を見ましたが…
私の技術では写真には撮れませんでした…一木会のホームページを見ると…そのときのカワセミがあったあった…
斎藤先生はすごいです… 

 

 






高台寺賑店のそばで見た白い山茶花

このごろ赤い山茶花ばっかり見ていたのでなんだか新鮮

サザンカの原種は
もともと白だったそうです。 



 

 高台寺賑店の傍で見た高齢になって丸くなったヒイラギナンテンの葉。私の場合もこのようになりたいと思い

 

 

ました。 もっとも、わたしの場合は丸くなったというよりは…冴えがなくなった。迫力が失せた。もっとはっきり

 

 

言って ぼけてきた、というのが正しいかもね。 

 

 

 ぼけて楽しいこともたくさんあります。まわりの人は困っているかもしれませんが…

 

 

 これもこれも観音さまやお大師様のおかげと感謝!こんなことを書くと、お大師様はめんくらうかな。

 

 


 

 

 

 

 

 

 帰りに有名な八坂の塔のそばを通りました。「京都〇〇殺人事件」などのTV番組で
よく知られているようですね。
東寺の五重塔も有名だけど、観光スポットとしては清水寺に近い八坂の塔の方が名を
あげているみたいです。 

 

 




石山寺の紅葉と乙女サザンカ

2013年12月19日 | 古都散策

近江八景のひとつに石山(いしやま)の秋月(しゅうげつ)があるそうですが、12月5日は少し時期外れもありますが、

粟津の晴嵐(せいらん)と瀬田の夕照(ゆうしょう)も入れて三つを楽しんできました。 

            

粟津の晴嵐の 石山寺東大門   琵琶湖と瀬田川の境界 大阪湾から75km
石碑                    
大津市粟津

12月初旬の石山寺の紅葉 逆光で見ると美しさが増します

          
関西の紅葉は12月 トキワサンザシ  おとめ山茶花        ご存じ…紫式部     多宝堂     多宝堂境内の紅葉
上旬までがお奨め

 

珪灰石の奇観が石山寺の由来となったそうです 普段見ることのない…ちょっとした見ものでしたね

 珪灰石から見上げる石山寺多宝堂

 


大徳寺高桐院の散り紅葉 観てきました

2013年12月13日 | 古都散策

小春日和の京の一日をゆったりと楽しみました
ひどい風邪もようやくおさまりほっとした一日でした 

              
ご存じ利休が秀吉の   金毛閣の字が    三門付近で観た       大徳寺の塔頭     高桐院の散紅葉
勘気をこうむったとさ   読めます        ドウダンツツジ        高桐院は細川氏   ここは撮影スポットらしく
れる大徳寺の三門                  満天星は12月初旬が   ゆかりの塔頭      アマチュアカメラマンが
                              紅葉の見頃のようで…                  いっぱいでした

                                                              

 
散り紅葉 きれいな紅色に撮れているでしょう  

       

黄色の紅葉が散って赤い   茶室へと続く敷石    庭の満天星の紅葉   
紅葉になるみたいです     京の庭やね

高桐院の庭の真っ赤なイロハカエデ

 


 

 


飛鳥路を歩きました

2013年10月25日 | 古都散策

ようやく秋めいたある日、飛鳥路を歩いてきました

① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ 

①西国七番札所の岡寺は石舞台古墳のすぐそばにあります

②仁王門の手前にあるお地蔵様奈良時代末期の制作とか

③花の寺としても知られる岡寺 これは春に備えている牡丹かな 春は牡丹、シャクナゲ、シャガなどが咲き誇るようです。秋は紅葉!

④奈良県重要文化財の楼門 ⑤楼門または鐘楼門(鐘つき堂の門のこと?) 慶長期(江戸時代のごく初期)の作だそうです

⑥宝篋印塔 ありがたいお経を納めた記念の塔なんかなあ… 偉い大学の先生に教えていただきましたが残念ながら煩悩具足のうえに

ボケが少々入りかかっている私には意味が十分にはわからなかったよ 延文元年(1360年)十一月廿日 の銘が入っているから

すごいね!

⑦と⑧境内にある樹齢五百年の皐月

ご本尊は本堂に鎮座まします如意輪観音さまです マイカメラには撮れなかったけど 金銅の如意輪観世音菩薩 半跏思惟像も良かったです

石舞台古墳 

① ② ③ ④ ⑤ 

①古墳の中の排水溝 ②古墳の中から見上げる ③専称寺 ④専称寺山門近くのお地蔵さん ⑤専称寺の如意輪観音様

この日 目にした仏様のうちで一番強く印象にのこったのがこの六臂如意輪石仏(ろくびにょいりんせきぶつ)です。

とても良かった。素朴さのなかに優しさがありました。鎌倉時代初期のものだそうです。