摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

寒気の中、雄大な富士に再会

2017年02月20日 | 日記

1月の寒い日に生前、自分や自分の兄弟のことであれこれと心配をおかけした方がなくなり…せめて、お礼のひと言を言いたくて新幹線で東上しました。1月26日(木)は大寒の真っ只中。木枯らしのきつい日でしたが、伊吹山も富士山もとてもきれいに見えました。これも故人のおかげと直感し、心から感謝しました。今まで何度も東海道を往復していますが、列車の車窓におでこをくっつけて富士山の姿を探す私に、こんなにすっきりお山が全容を見せてくれたのは初めてのことです。遥か55年前の修学旅行で初めて富士を見たときは…曇り空の河口湖からどっしりとした威容を誇るモノトーンの富士を観て、引率の先生が「大正製薬のワシのマークみたいな富士山やなあ」とおっしゃったのを覚えています。
大正製薬のワシのマークはモノトーンのシンプルな力強さがいいですね
「ええマークやで 」  「中学校の修学旅行でみた富士山の印象はほんまにこんなふうやったな」
とき移り星移り、その先生も世を去られましたが、今回の富士は青空のもとからりと明るく晴れわたっていました。
見出し写真のように ➾ 新富士駅が近づくと製紙工場の煙突が目立ちます…

<地図は新富士駅と三島駅、富士山を仰ぐ田子の浦みなと公園 >

新幹線の車窓からは、新富士~三島間の新富士よりが絶好のビューポイントと思われましたね
写真で見るともう見飽きたような富士山ですが…実際に自分の眼で見ると山容や雪冠が迫ってきてカンドーしてしまいます


富士はもちろんのこと…岐阜県側から見た伊吹山も良かった…これまたカンドー


富士ほど端正でないところも親しみやすくて…さすが関西の山らしいです
 

伊吹山はふだんは西から見ていますが…南側から、新幹線の車窓からだと、石灰岩をえぐり取られた痛々しい面が隠れ雪による薄化粧も幸いして…美しい姿になっていました

新幹線は地図のように伊吹山の南を走っています ➾ 米原~岐阜羽島間の車窓からよそ行きの顔が(^^♪見えました

富士山を見てカンドーする前は大阪・難波のあべのハルカス美術館へ棟方志功を見に行ったりしていました
棟方志功の描く観音様がふくよかで肉感的で…親しみも感じられてとっても魅力的なんですよね ←観音様はありがたい…ご利益ありそうでしょう
木枯らしの中に凛とした姿を見せる富士も魅力的だったけど…棟方志功の観音様のように身近に感じ取られる優しさや美しさはなかった…【ときには、やや冷たい美しさは魅力にもなることもありますが】…富士は身近でないからいいのかもしれないな…と思いました

https://www.google.co.jp/maps/@35.3973389,136.3979035,13z?hl=ja  

1月26日(木)の日記➾ 2月20日(月)投稿➾ 2月24日(金)加筆など追加修正


公園の屋外は寒くて清々しかった!温室も良かった!

2017年02月06日 | 関西の四季

1月は何かとありまして1月の森林ウオーキングの詳細も1か月遅れで報告することになります。言い訳はそれぐらいにして…
1月の第一木曜は宇治市植物公園に行きました。見出しの写真は温室内で伸び伸びと楽しんでいたトックリキワタ←花も実も綿も面白かったです トックリキワタについては2月に行った大阪の咲くやこの花館でも見ることができたので次回にまわすことにします…ほな、はじめひょか↠v(^o^)
宇治では温室の外も味があったで 寒中の厳しい冷気がピリッと清々しくて良かったで その中を健気に十月桜が咲いているのもええもんやったな 

 

宇治の植物公園の名物は案内板正面の一番上にある花と水のタべストリー(綴れ織り・つづれおり・色糸で図案を模様にして表現したものとでも言えばいいかな)←プランターに植えた植物の色でその年の干支などを表現していたでえ。
左のタべストリー← 何に見えまっしゃろか??卵を抱いているトリに見えたらええねんけどな
 


タべストリーの案内板によると…正解は左下の掲示板の通りやで… ←この色の一つひとつ(画素といってもいいのかな)がプランターに植えられた植物の色やねん。酉(とり)の字の白が葉牡丹やったりして…その根気と労力に対して思わず脱帽
ヽ(^^)(^^)ノ 
温室の外には マキバブラッシの木の生垣やイチゴの木なども寒風の中で緑がつやつやとしてたんやけど…、大阪の
人間には寒さがこたえたなあ ミツマタなんかも名前の通り三つに枝分かれして興味深いものやったけど…
冬の野外は寒いっ


  

温室の中が暖かくて良かったでえ ジャカランタミモシフォリアは案内表示板によるとノウゼンカヅラ科の植物で大阪でも真夏に元気なノウゼンカヅラのお仲間、おおっあの暖色系の花の色などは思い出しても暑苦しくなりそう とはいうもののこのジャカランタミモシフォリアは熱帯の三大花樹(花木)のひとつで花の時季には涼しげな青藤色が美しいそうなんや。アルゼンチンは南半球なもんで花の色も青みががっているらしく…空想だけやけど…涼しげな色になるのかな…右はこれも涼しげなペンタス同じ名前のものをジリジリとアスファルトの焼け焦げる真夏の大阪でもよく見ますねペンタスは元々はこういう植物やったんかこの写真では涼しげで…ペンタスの中の本家かな純粋種のエリートかな

   

このように説明板を撮って次に植物を撮ったら後で記憶が不確かな場合でも、記憶が呼び戻されてくるよね
高齢者の記憶術としてはカメラは便利なもので、重宝してるねん。今回はネムの木に似たカリアンドラ・スリメナンシス
とか白花種のカリアンドラ・ハエマトケファラなどの名前は…何のこっちゃら発音するにも舌がもつれて 私の理解力でわかったのは…おおむねだいたい→ ↠ 要するにネムの木は南の方の植物と縁が深そう南の方のネムの木の親族はカリアンドラなんとかと名乗っているらしい ←と言うことも、カメラのおかげで何とか理解できた…という次第 説明板とカメラに感謝

    

左下の薄赤いのが日本人好みのカリアンドラ・スリメナンシスらしいで?日本のネムの木にそっくりに見えるなあ右下の白いのがカリアンドラ・ハエマトケファラ ← このパフみたいに白いのは雄しべがこんなふうになったんやて
   

 雪山や流氷もピリッとしてええもんやけど…冬は温室めぐりもよろしいな 2月の第一木曜には咲くやこの花館に行くから…次のブログも20日ごろに更新するから見てや…お願いしますm(_ _)m