1月の寒い日に生前、自分や自分の兄弟のことであれこれと心配をおかけした方がなくなり…せめて、お礼のひと言を言いたくて新幹線で東上しました。1月26日(木)は大寒の真っ只中。木枯らしのきつい日でしたが、伊吹山も富士山もとてもきれいに見えました。これも故人のおかげと直感し、心から感謝しました。今まで何度も東海道を往復していますが、列車の車窓におでこをくっつけて富士山の姿を探す私に、こんなにすっきりお山が全容を見せてくれたのは初めてのことです。遥か55年前の修学旅行で初めて富士を見たときは…曇り空の河口湖からどっしりとした威容を誇るモノトーンの富士を観て、引率の先生が「大正製薬のワシのマークみたいな富士山やなあ」とおっしゃったのを覚えています。
大正製薬のワシのマークはモノトーンのシンプルな力強さがいいですね
「ええマークやで 」 「中学校の修学旅行でみた富士山の印象はほんまにこんなふうやったな」
とき移り星移り、その先生も世を去られましたが、今回の富士は青空のもとからりと明るく晴れわたっていました。
見出し写真のように ➾ 新富士駅が近づくと製紙工場の煙突が目立ちます…
<地図は新富士駅と三島駅、富士山を仰ぐ田子の浦みなと公園 >
新幹線の車窓からは、新富士~三島間の新富士よりが絶好のビューポイントと思われましたね
写真で見るともう見飽きたような富士山ですが…実際に自分の眼で見ると山容や雪冠が迫ってきてカンドーしてしまいます
富士はもちろんのこと…岐阜県側から見た伊吹山も良かった…これまたカンドー
富士ほど端正でないところも親しみやすくて…さすが関西の山らしいです
伊吹山はふだんは西から見ていますが…南側から、新幹線の車窓からだと、石灰岩をえぐり取られた痛々しい面が隠れ雪による薄化粧も幸いして…美しい姿になっていました
新幹線は地図のように伊吹山の南を走っています ➾ 米原~岐阜羽島間の車窓からよそ行きの顔が(^^♪見えました
富士山を見てカンドーする前は大阪・難波のあべのハルカス美術館へ棟方志功を見に行ったりしていました
棟方志功の描く観音様がふくよかで肉感的で…親しみも感じられてとっても魅力的なんですよね ←観音様はありがたい…ご利益ありそうでしょう
木枯らしの中に凛とした姿を見せる富士も魅力的だったけど…棟方志功の観音様のように身近に感じ取られる優しさや美しさはなかった…【ときには、やや冷たい美しさは魅力にもなることもありますが】…富士は身近でないからいいのかもしれないな…と思いました
https://www.google.co.jp/maps/@35.3973389,136.3979035,13z?hl=ja
1月26日(木)の日記➾ 2月20日(月)投稿➾ 2月24日(金)加筆など追加修正