スマホの地図を見ながら目的地まで行くのってちょっと苦手だったね。スマホの地図と南北を合わせたり、目的地と現在地との関係を知ろうとしてスマホ画面を手に持って眺めていたら、勝手に地図が回転したりして、本当に厄介。気が付いたらまったく反対方向に歩き出したりしていたこともあった。以前、スマホの地図の言うとおりに歩いているつもりで、京都の街中でリングワンダリングしてしまったこともあった。今回は大阪メトロ(地下鉄)の肥後橋駅から中之島美術館へ行こうとした。歩いている途中でいちいち場所を画面上で確かめたりしないで、目的地を設定したら、あとはスマホの経路案内に任せて、端末をポケットに放り込み、聴こえてくる音声に耳を傾け素直に従うことに腹をくくったのだ。
すると、あら不思議ほんまに8分程度で目的地に着いたではないか
土佐堀川にかかる筑前橋を渡って、あとは川沿いに歩いて行くとすぐに目指す中之島美術館が見えてきた。目印に関西電力の本社ビルがあるし、わかりやすい立地条件にあったのも良かったな。
さて、今回はモジリニアリ展。かつて俺は大原美術館のモジリニアリしか知らなかったけど、彼は彫刻家を目指したこともあったらしく、カリアティードとゆう建築物の柱に使われる女性の人体像が、何やら野性的で力強くて良かった。ここに載せたのは撮影が許された大阪市所蔵の【横たわる裸婦像】と、ハリウッドの大女優グレタ・ガルボの所有する少女像、グレタ・ガルボの【少女像】を除けば、どの女性も目に力がこもっていて、目力があるとゆうんやろな。迫力があった。また褐色の肌には存在感があって良かったね。特に気に入ったのは【お下げ髪の少女】やな。ミュージアムショップで絵葉書を買って、栞代わりに使っているねん。
それにつけてもこの暑さ。ラジオやテレビは連日のように、命に関わる危険な暑さを避けて、なるべく外出せずにエアコンを効かせた涼しい部屋にいなさいと言い聞かせてくれる。おかげ様でほぼ連日、お昼は涼しい部屋で涼しいソーメンばかり食べていたら…体重がだんだん軽くなってきた。
暑気払いにはやっぱり鰻がええな。うな重の二段重ねを奮発したいところだけど、この物価高のご時世。散らし寿司のトッピングに鰻を使うことにした。こっちの方がうな重よりも野菜がとれるし、栄養のバランスは良いかもしれない。とは言え、そろそろ散らし寿司にも飽いてきた。二の丑の日は何にしようかな?ドンと奮発して、うな重と行きたいところやけどな。目下思案中。