摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

友が島-南国紀州の夏

2016年07月19日 | 関西の四季

7月の第一木曜日・7月7日は紀淡海峡に浮かぶ南国・紀州の友が島に行きました。梅雨の晴れ間の気持ちよく晴れた素晴らしい一日でした。この日の前も後も雨でしたが…インストラクターの斉藤先生が「晴れ男」と呼ばれる野外探索にはうってつけの人なので良かったです。この素晴らしい晴天を見てください。
 紀淡海峡の向こうの山影は淡路島 この日はしっかり目をこらせばはるかに六甲の山並みまで見える晴天でした。ぽっかり浮かんだ積雲…気持ちいいですね…ああ生きていて良かった…

 友が島って和歌山市になるんだよね。南海電車の加太駅から歩いて港へ行き

 

可愛らしい船で着いた島には砲弾の展示がありました。ここは要塞の島だったんですね。

 

     

 鹿の小さな糞があちこちにありましたが、トモガシカって本当にいるのかなあ
リスはたくさんいて、木の実を食べ散らかした跡があちこちにエビフライのような残骸になって散らかっていました…  友が島で驚いたのはこのナルトサワギクの猛烈なはびこりよう 花は可愛らしいですがこの植物自体が猛毒で放牧牛が食べたりしたらえらいことになるそうです毒入り危険食べたら死ぬで怪人二十面相がゆうてたな気いつけや…特定外来植物やで…駆除せなあかんのやけど…もう手がつけられへんほど島中に広がっているがな

 
松葉の間から顔を出したカンコノキ この名は和船を昔カンコ舟と呼んでいたのでカンコノキの葉の形が似ているところから名付けた、というそうです。そういえばかつてよく見た和船はくさび形をしていたなあ…大阪ではあちこちでざらにみる樹高1メートルほどのありふれた木です。比較的雨が少なくて温暖な気候がカンコノキに合っているのでしょうね…友が島にもあちこちにたくさんありました。

 
左から傷だらけの椿の木の幹、巨大なウバメガシ、巨木になったイヌマキとか大阪よりもさらに温暖な気候が原因かなあと思わせる植生が興味深かったです…右は第二砲台の残骸と灯台
     
居たいたトモガシカがいた歩きまわった甲斐のある大発見やったね