摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

三寒四温そのうち春が来る

2021年02月18日 | 関西の四季

2月というのに19℃とか20℃の日もあるのってなんか変やな。これは地球温暖化の警報かと、うろたえるほど暖かだったのが先週の週末。2月13~14日のことだった。打って変って今週は南国大阪にも雪がちらついたり何だかやけに寒い日が続く。
節分はイワシの頭とヒイラギを玄関に掲げて鬼の退散を願う。鬼はイワシの匂いとヒイラギの葉の棘が苦手らしい。このヒイラギは日本と台湾が原産地で自生する。魔除けとしてかつては生垣などに用いられた。そこでウォーキングついでにご近所や近くの公園などに植えられていないか探索したんだけど公園にも河川敷にも無く、ご近所の玄関先のこの1本だけだった。オリーブやサザンカはたくさんあったんだけど。庭木なども流行があるみたいやね。
ところで節分の頃はイワシ以外にもお魚が美味しくなる。子どもの頃の記憶をたどればカマスゴ、イカナゴなど旨かったな。今では環境の激変のためか漁獲高が激減。価格も暴騰し滅多に食べられなくなった。何しろ秋の味覚サンマも馴染みの薄い存在になりつつあるもんな。
ユリカモメさんよ。お前さんたちは何を食べているのか。
  ヒイラギ(柊)         ユリカモメ(都鳥)
  

 寒風の中で寒椿が凛として美しい   旧正月を祝う紅白の葉牡丹
 

オキザリス。カタバミの仲間。丈夫で繁殖力も旺盛。公園の梅も咲きだした。
 

春を告げる菜の花。その隣は旧正月に咲いているから福寿草かと思いきや、グーグルレンズにお伺いを立てるとこの黄色い花はガザニアだった。真冬でも咲くように突然変異したかもしれない。
 

ではこれは何だ。グーグルレンズにお伺いを立てるとルピナスだとのお告げ。まっ、春になって花が咲けばわかることだからそれまで気長に育てよう。
母の命日にお経をあげる代わりに散らし寿司をつくった。お寿司は母の得意とするレパートリーだったのだ。生涯はじめて作った寿司にしてはわりとうまく出来た。味は良かったんやけど、この錦糸卵はどうだ。まるで短冊卵やな。次回はひな祭り目指して腕を上げるからな。乞うご期待。外出自粛ムードの中で料理の腕を磨くのも気分転換には効果的。
       ルピナスかも        チューリップまだ出てこない
 
          散らし寿司作った   


空を見れば星、お山を見れば白銀

2021年02月04日 | 関西の四季

2020年は私にとっては歓送迎会も忘年会も何にもない華やいだことのない年でしたね。しかしながら空を見上げると、この年の12月21日頃は土星と木星の60年ぶりの大接近という大きな出来事があったんです。12月20日、木立の間から見える大きく映っていほうが木星。うんと明るいからスマホの写真だと大きく映ります。小さいほうが土星。木星よりは暗いから小さく映ります。その隣は翌21日たそがれ時の住宅街の屋根の上、南西の空低く木星と土星が映っています。ともに午後5時40分頃に撮影。
 

12月22日午後5時5分ごろ木星と土星大接近後の月。月齢7.5ぐらい。12月17日だと木星土星と一緒に撮れたはずがあいにくのお天気で星どころか月も撮れませんでした。晴れてたらスマホで三脚なしでもきれいな写真が撮れたのに。月も星もお天気が良くなるを待ってくれません。



冬至の翌日が2020年12月22日。左がその日の午後5時5分、右が3分後の午後5時8分。えらく速い勢いで暮れて行くのに改めて驚きました。
  

「おけましておめでとう」のお正月になると午後5時38分でもこんなに明るい。おめでとうと挨拶を交わすわけですよ。
1月16日月齢3.5当たりの月。

緊急事態宣言中は旅行に行くどころか、チョット畠の様子を見に行くのまで(人の目が怖くて)はばかられ「自粛」してしまいました。おかげで畠は草ぼうぼう。木は大暴れ。バラは株も花も委縮して枯れかけるし、何もかも不作でした。
2021年は感染防止に的を絞ってもう少し賢く行動するつもり。唾を飛ばして叫ばない植物相手に無言の会話を充実させるつもりです。もちろん宴会や会食はコロナが落ち着くまではせえへんで。
おっと、見出し写真は河川敷に咲くサザンカ。
比良山系が雪を頂く冬が来ました。夜になるとびわ湖バレーの山上施設やゲレンデを照らす灯りがロマンチックやな。
 

湿気の多い湖西では午前中によく虹が出ます。
山や虹を見ながら、当分はひとこともしゃべらずに寒肥をやったり落葉樹の剪定をしたりの冬仕事に精を出し、春を迎える準備をするつもりです。