我が街には緑豊かな公園がある…と思っていたのですが、ここ数年のうちにずいぶん多くの木が切られ荒涼たる光景が広がりつつあります。何とかなりませんかね
序曲(またはプロローグ)➡ <野鳥が棲み処(すみか)を追われる>
見出し写真は、かつて市民プールのそばにアベマキなどの樹林があり野鳥の棲み処になっていたところです。テニスコートを作るための工事のためだと称して【木の嫌いな奴がどさくさに紛れてやったんやろうか】中学校との境界以外の樹木を根こそぎに引っこ抜いた後です。荒れ果てた更地もどきには、もはやツグミやヒヨドリ、セキレイだけでなく、ムクドリやスズメ、カラスさえも来なくなりました。
先ず第一(第一楽章)➡ <荒涼たる更地が広がる>
以前パソコン教室もヨガの教室もあった勤労青少年ホームの現状。
かつて勤労青少年ホーム敷地内にはアジサイや桃、梅など四季折々の花も咲き、何本かの樹木もあって建物のそばを通るだけでも心が癒される空間がありました。何回か説明会があったらしいですが、あっというまに建物は壊され、木々も引っこ抜かれ、見るも無残な荒地が広がっています。不動産業者は更地や…と言って喜んでいるかもしれませんが…近隣住民としてはつらいものがありますね。
第二楽章➡ (樹木は線路の邪魔もの?>
公園の西端。阪急電車の線路沿いは常緑樹がうっそうと生い茂り、常緑樹の落ち葉が肥えた腐葉土を年々豊かに生産していたのですが…ここもすっかり樹木は引っこ抜かれ、ただの空き地になったまま何の植栽もありません。
第三楽章➡ <そこのけそこのけ防災さまのお通りだ>
公園の中に「大規模な治水のための工事(遊水地をつくるんかな)」をするためだと言って大きな囲いが作られました。防災は大切なことかもしれませんが、まず最初にされたことはまたもやたくさんの樹木を根こそぎ引っこ抜くことでサルスベリや、樫などが数えきれないほど抜かれました。
桜だけは残しておこうと思ったのか…かろうじて何本かの桜だけ生き延びることを許されていました
第四楽章➡ <木陰の遊歩道もカンカン照りに>
阪急電車の高架化に伴う工事のあったころ、神崎川沿いの樹木もご覧のように切られました。中の島グランドを1周する遊歩道は、それまでは真夏でもメタセコイアなどの木陰が続いてウォーキングには持って来いのところだったのですが、背の高い木々が目障りだとばかりに切られたために、熱中症対策抜きにはしんどい遊歩道と変わり果てました。
【公園を普段利用しないえらいさんや忙しすぎる現場関係者には、木を切ることがどれだけ大きな影響を環境に及ぼすことかわからへんのやろな】【木陰がなくなったら夏はつらいで】
第五楽章➡ <桜まで切りまくる>
中の島公園は以前は桜の名所でしたが、その桜もどんどん切られています。切られたまんまの桜の切株。
これらはすべてこの1年から2年以内に中の島公園の中や公園のすぐそばで切られた桜です。
吹田市は近年桜殲滅作戦を始めたんやろうか。そうでないならば…老いてやっと立っている桜を(危険だという理由で)切り倒した後には若くて元気の良い桜を植えても宵のではないでしょうか。
桜の後に私財を投げ打ってツツジの苗木を植えたりする地元民もいる中で…こうまでして桜を切りまくる関係者の神経が理解できません。
公園にはいっぱい市民向けに禁止事項が
公園には市民向けにたくさんの禁止事項が掲示されています。いちいちもっともなことだと思うので善良な市民としては順守するにやぶさかではありません。ただし、お願いがかなうならば…この中に『桜をはじめとする樹木をやたらに切ってはいけません』の1項目を付け加えてほしいですね。
神崎川の対岸の桜は伐採されていません。羨ましいです。
かつては対岸の大阪市内からも花見におおぜいの人が来られました。中之島公園は桜の名所だったのです。
終章(またはエピローグ)<頼むからもうこれ以上樹を切らないでください>
神崎川のこちら側。公園のすぐそばのこの桜…相当な老木なので、狙われているかもしれません。
398号なんて札を貼られてしまって、まさか伐採リストに載せられているのと違うでしょうね。
どなたにお願いすればいいのでしょうか?伐採モンスター様!頼むからもうこれ以上樹を切らないでください。止むを得ず切らねばならない事情がもしある時には代わりに新しい樹を植えてください緑の公園とその周辺ががどんどん半荒れ地のようになっていくのを見るのはたまらない思いがいたします。