摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

カタクリの群落と出会いました

2016年05月16日 | 関西の四季

5月には全山ツツジで見渡す限り真っ赤になる葛城山…ツツジよりは、ひと足早い4月28日の木曜日 斉藤先生に連れられて…行ってきました。
私の個人的なひそかな思いとしては「カタクリの群落に出会いたい…」という強い願望がありました。天気予報通りだと雨、風ともに強く、足がすくみそうでしたが、幸い午前中は晴れていましたので、絶対に行くぞと強い決意に支えられ、4月の森林ウォーキングのときの老朗おじさんのように駅からUターンせずに済みました
スプリング・エフェメラル…春のはかない夢・春の妖精の締めくくり… カタクリの群落にはロープーウェイ山上駅を降りてすぐ自然研究路を下っていくと出会う(見る)ことができました
カタクリ見いつけた!  
ロープウェイを降りて自然研究路を下っていくと…
見つけた見いつけた!カメラに収めよう。目に焼き付けよう
例年葛城山のカタクリは4月の中旬が最盛期のようですが、今年、まだ残っているカタクリの群落に出会えて良かったです感動したもんね右上の写真はカタクリの葉。左下はカタクリの説明版。中央はシハイスミレ(紫の背の菫)葉の裏が紫でしょう右はニシキゴロモ自然研究路入口の標識のすぐ下にまるで目印のようにありましたニシキゴロモの葉脈の赤紫が鮮やか
   
カタクリはショウジョウバカマと同じユリ科のスプリング・エフェメラルです。
葛城山では至る所に親切な表示板がいろいろあって有り難かったですね。
下はブナとヤドリギに関する表示板と実際にヤドリギに魅入られたブナの木。コブシの花の白さがくっきり鮮やかコブシの大木にも出会いました。

   
今回はショウジョウバカマの群落には出会えませんでしたが、午前中はロープウェイ山上駅のすぐ下のシャクナゲが素晴らしかったですね
   

帰り道に入ると猛烈なガスと霧・雨で…幻想的な眺めになりました






モネの睡蓮を見ました

2016年05月11日 | 古都散策

連休の前半には遠方から息子夫婦と孫がやって来て、久しぶり2、3か月ぶりに賑やかな食卓を囲み、楽しみました。その余韻に浸っているうちに…これはたいへんずっと行くのを楽しみにしていた京都市美術館モネ展が5月8日(日曜日)に終了というではありませんか

そこで連休の谷間ではありますが土曜日曜にかからないうちに京都へ出かけました。
地図中にポイントしているのが 京都市美術館です。
行きは阪急電車を烏丸で降りて、(河原町でも良かったんやね)東山方面に向かう市バスで何とか迷わずにたどり着きました。

垂れ幕にもあった「睡蓮」を見たかったもんね… 実はたいへん評判の良い「印象、日の出」も見たかったんやけど…うかうかしているまに…3月で展示が終わっていました…残念…今からおカネを貯めてマルモッタン・モネ美術館のあるフランスまで行こうかな
 
クロード・モネの作品はすべて良かった。海辺の風景画、「サン=ラザール駅」、「雪の効果、日没」エトセトラ…中でも特に水鏡に空や雲や木々が映る睡蓮は「ええなあ…」と思わず声が出るほどでした。日本人には私以上に熱烈なモネファンがおおぜいいますが、モネもまたパリ郊外のジヴェルニーに日本庭園をつくり、浮世絵の収集に力をいれる日本びいきだったようですね。
さらにまたこの日の会場では…ルノワールの描いた「新聞を読むクロード・モネ」の光の具合にも感動しましたね。(大した表現力やな…凄いっ!)印象派の絵の実物に接するたびに…光と影の明暗に心を動かされます。
ルノワール展を隣の会場でやっていたのですが…私にとっては大金を要するため…この日のルノワールは『新聞を読むクロード・モネ」1枚だけで満足することにしました。

そんなわけで…帰りは少しだけ(何十円か)バスより安くなる地下鉄に乗ることにして…東山駅までウオーキングして帰りました。コツコツおカネを貯めていつかフランスに…モネとモネの庭を見に行かねばならない。