摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

花冷えの春 野良猫が騒ぐ

2022年03月31日 | 関西の四季

まだかまだかと待っていた桜がいつの間にか満開になっていた。3月末のある日、近所の公民館に年度末事務連絡のお使いに行った帰りにふと見ると何と‼いつの間にか満開になってるそんなことに気づかせてくれた工事現場入口かたわらの桜。ちなみに見出し写真は、桜が満開の頃に合わせて開花する我が家の前の花桃。今年も桜の満開と微妙に前後して開花した


ちなみにそれまでの長い日々 左から ①3月9日咲いていたのは寒桜だけ ②同じ日の染井吉野カチンカチンに縮かんでいるようなつぼみ ③3月13日つぼみが少しばかり膨らみ始める ④3月23日桜のピンク色が見えてきた
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3月30日ほぼ満開の桜が夕映えの空に浮かぶ       平日早朝の散歩道ひっそり咲く桜
  

木の芽どきは猫の恋の季節。あちこちの芽が出始めたころ、我が家のごみ箱の物陰に野良猫が潜入。あるじが近づくとすばしこく物陰に逃げ込んでこちらをうかがっている。餌をやろうとしても人間のそばには容易に近づいては来ない。それだけではなく、生意気にもシャーッと威嚇したりする。ここを誰の家だと思っているんや。ガラの悪いヤツめ。とは言えこの寒空のもとどうやって生きていくのか。チョット可哀そうでもある。そんな闖入者が物陰からこちらを伺う写真を息をひそめて撮ることができた。生後2か月ぐらいかなあ。後日どうなっていくかはまだわからない。
ガラの悪そうなつらだましい。もしかして人間に生まれていたら尾崎豊の【十五の夜】をロック調で叫ぶと似合うかも。



三月桃の節句には散らし寿司に挑戦しました

2022年03月17日 | 関西の四季

見出し写真はおひな様。いつもだと猫の休憩場所になっている整理ダンスの上に、おひな様が鎮座いたします。3月のあいだ狭い我が家では、平素は我がまま一杯の猫も窓際族で辛抱しています。うつらうつらと昼寝中のようでカメラを向けても知らん顔。
外はまだ冷たい風が吹いています。2月の花、黄梅がまだ花盛り。クレマチスも芽を出したばかりで、バラは休眠中。3月3日が桃の節句とはいいますが、実際に我が家の前の桃の花が咲くのも旧暦の3月3日頃でじつは約1か月も後のことです。

   

新暦の3月は梅の季節 紅い梅白い梅と公園は梅いっぱいで良い香り。
 

さて、節句や節分は我が家では爺様が寿司を作ることになっています。
いにしえの料理本とかみさんに教えを請いながら作った時の手順をブログにしました。ちなみに1から13までの数字の写真と記事の中の数字とは連動しているつもりですので参照の程よろしくね。
先ず合わせ酢を作っておいてから、炊飯器の限界一杯5カップ半(五合半)たっぷりのご飯を炊きました。
1.この場合。合わせ酢は 酢大さじ5プラスα(アルファ) 砂糖大さじ3.5プラスアルファ 塩小さじ1.5。 例によってこの辺りの量はテキトー。
2.ご飯の水は大さじ6程度取り除き、堅めに炊きます。
3.炊きあがったご飯を水で濡らした飯切(はんぎ)りにあけ、合わせ酢を回しかけます。(具材が炊き上がってからにした方が良かったです。ご飯が冷えてしまうから)うちわであおぎながらさっくりと切るように混ぜます。本にはそう書いてありますがこれがなかなか難しい。経験。何よりも数をこなして修行するしかないですな。
4.具材の下拵え 高野豆腐は事前にお湯で戻し、やや厚めの短冊切りにしました。レンコンは市販の薄切りしたものをそのまま使いました。乾ぴょうは洗って塩でもみ、下ゆでして刻みました。油揚げは湯通ししました。干し椎茸をたっぷりの水につけて戻し石づきを除いて細切りにしました。ニンジン、竹輪は写真の通りです。
5.あらかじめ錦糸卵の下拵えのために薄焼き卵を焼いておきます。
6.煮汁を作ります。だし汁3カップ しょうゆ大さじ7 砂糖・みりん・酒各大さじ3→ 次に4で準備した具材を弱めの中火で8分ほど煮ます。火を止めた後しばらく置いて味を良く含ませます。

     

7.具の汁気を良く切ります。
8.ひと肌に冷ましたすし飯に具を混ぜます。その際切るようにさっくりと混ぜます。
9.今回は奮発して酒のルイベをトッピングしました。
10.今回トッピングしたのは菜の花菜と紅ショウガ。お好みでデンブ、鮭の代わりにキズシでもよろしいかと思います。
11.イタリアの国旗みたいに三つの原色で鮮やかに仕上がりました。
12.いただきまーす。
13.ひな祭りにはハマグリのお吸い物と言われていますね。夫婦円満とか一生一人の人と添い遂げるとかを願ってのことらしいですね。今の時代のトレンドと少しばかりずれるような気もしますが、何はともあれ仲の良いことは良いことです。そこで普段は野菜たっぷりの具沢山みそ汁しか作らない爺さんがお吸い物に挑戦。ネットでレシピを見てもたもたしながら作りました。例によって量はテキトーです。
今回は 水600cc  酒大さじ1.5 塩小さじ1と1/3 昆布1枚8g  三つ葉または菜の花テキトー ハマグリ 予算の許す範囲内でテキトー

     

   
【作った爺さんの感想】
年を取ると長年やっていた炊事が面倒になる人。洗濯、掃除やあと片付けが面倒にある人等々が出てくるのは仕方のないことです。現に私などは昔は整理整頓や掃除をせっせせっせとやっていたのですが……今や昔の面影は想像することも出来ないほど乱雑と混乱、ゴミだらけ埃だらけの部屋の住民と成り果てています。まして今までの何十年も朝昼晩の食事作りに追われていた元主婦が【もうやーめた】という気になってしまうのも、無理のないことかもしれませんな。友人の中にはパートナーが認知症になってしまった爺さんも居るしなあ。【では、どうすればいいのかなあ】途方に暮れますよね。生きにくい世の中だもんね。外食と出前ばかりでは破産するのが目に見えているしね。
そんなわけで、若いころからほとんど毎晩残業していたために、何十年ものあいだ、野菜炒めと焼き魚、カレーライス以外は作ったことのない自分でも、ネットのレシピや動画を見ながら寿司やチャーハンを作れると知ったときは、たいへん嬉しかったものです。
今回散らし寿司を作ることが出来て、嬉しくて嬉しくて、夕食➡朝食➡昼食➡飛ばし➡飛ばし➡昼食と飽きもせずに同じものを食べましたが、自分で作ったものがうまくできた時は本当に美味しいですね。まして家族のうちの誰かに【美味しかった】と言われたらますますやる気が出てくるというものです。

コロナ禍が終われば、各地の公民館などで「男(爺さん)のための料理講習会」などをまた再開してほしいと思っています。次回は端午の節句。再度巻き寿司に挑戦するつもりです。