酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

ピリ辛塩辛

2014-05-28 | 酒風景
寒くも暑くもないそんな日は
平常心を保ちつつ塩辛なんぞで一杯呑る。


といっても、塩辛にひと手間。

溺愛の、じゃない、出来合いの塩辛に
酒少々、豆板醤少々、ごま油数滴、ネギを加えて出来上がり。
豆板醤のコクのある辛さが加わって
ちょっと味のあるひと品になるのだった。
たしか韓国料理の珍味にこんなのがあったよね。そんな味になる。


ピリ辛塩辛

と書いて、辛いという字が二つ。
辛いは二つの意味を持つ不思議な字。
ひとつは塩が効いていることを意味する辛い。
もう一つは、唐辛子等の香辛料が舌を刺激することを意味する辛い。

北海道じゃ前者の辛いはあまりなく
例えば塩気が強い汁などは、あくまでも塩っぱいと言う。
大学のゼミで世話になった、広島出身で関西の大学から赴任したという助教が
「こっちのうどんは辛くてかなわんわ」というのを聞き
味覚表現の機微を知った次第。

そういえば、自分はよく「甘辛な」味という言い方をするが
砂糖と唐辛子が効いているという意味ではない。
甘味も塩気も効いた感じを認識して使っている。

言葉とはなんと味のあるものよ。

珍ラム。

2014-05-27 | 酒風景
あいにくながら

ラムだっちゃ、でもなく
ジンギスカンのことでもない。


昨夜はいつもの女将のところで晩酌。


先付け。
向こうは甘エビのヅケを生姜で。
こっちは軽くソテーしたホタテ貝柱に三升漬け、さらにネギとミョウガの茎を刻んだものがのっている。
ほんのりとミョウガが香って、これがなかなかの美味。
実に良い肴であった。

そして

夜が更けるうちに
お土産にいただいたものなんだけどと女将が取り出した


ホワイトラム。
初めてお目にかかるこれ、南大東島にある蒸留所のものだとか。

と聞けば沖縄好きとしては飲まずにいられようか。
ラムはサトウキビの酒。
向こうは言わずと知れたサトウキビの島。
あるところには、やはりあるんだと感心。

コルコルと言う名前のこれ、
香料や着色料は無添加とのことで
サトウキビというものを食したことはないが、
サトウキビってこういう味なのかななんて、
朴訥なイマジネーションが湧いてくる、そんな味が楽しい。

最初はロックで、
その後はストレートでご相伴に与ったが

けっこう、効いた。
でも旨かった。

たまに紅茶

2014-05-25 | 旨かった話
しょうがないので

何がしょうがないか分からないが
しょうがないので
日曜の昼下がりは行きつけのカフェで過ごすことに。


美人スタッフさんのオススメに従い


紅茶とソフトワッフル(セット)。

まずは珈琲党な自分であるが、勧められれば紅茶も悪くない。
何より気を惹いたのが煎茶とウーロン茶のブレンドティー。
日本の作かと思えば、おフランスのお茶とのこと。
独特なフレーバーが加えられたなかなかの美味。
これもクールジャパンってことになるかどうか、いずれにしても
欧米ではこうしたテイストが受けてるとか。


近頃マスターとは病気が共通の話題なのだが
今日は飲食ビジネスなどの話などを交わし
しょうがなく出かけた割には、まあ良かったなと
ちょっとは救われた思いのする日曜日なのだった。

しょうがないなと思った時は
ぶらりと出かけるに限る。

サバタマ。

2014-05-25 | 酒風景
無理すれば食べられないこともないんだけどぉ
でもホント言えば好きじゃないしぃ
だけど彼が無類のしめ鯖好きで
しめ鯖が嫌いというやつとは分かり合えない
なんて言うものだから
近頃、彼との関係に危機感を感じてま~す

なんてアナタにぴったりな(そんなヤツいるか)しめ鯖アレンジ。


特に名前はないのでサバタマとしておく。

スライスした新玉(水にさらすかどうかはお好きに)と共に盛り付け
ポン酢をさらっとかけまわす。
好みで白ごまなどを振り、あとはわしゃわしゃと食す。

しめ鯖は嫌いじゃないので何が良くないのか分からないが
多分苦手なのは、妙なギトギト感とか生臭い感じ?
こうして食べると、それらがかなり緩和されるので
しめ鯖を食べなければならないという
やっかいな事情のあるお方にもおすすめ。

もちろん無類のしめ鯖好きという彼にもおすすめ(笑)

何といってもこのサバタマ。
酒は選ばない食べ応えある肴であるし、あっさりしてる割に飯にもイケちゃうってんで
食欲減退気味な時には良かろうと思う。

ただ、いい気になって玉ねぎを食べ過ぎると
あとで胃袋がモヤモヤするので要注意(自分だけ?)。
※玉ねぎの生食は何とかという辛さの成分が実は消化器には良くないとか

ともあれ血液サラサラになったおかげか(根拠は薄いが)、
血圧もぐっと安定。日曜の今日はなんだか調子が良い気がしているのだった。

その割に昼が過ぎても何にもしないでだらだら。