今日の食卓
2010-06-16 | 食
我が家の晩ご飯の献立。
かぼちゃの煮付け、カボチャスープ、おからの煮付け、桜エビのから煎り、納豆、卵かけご飯。
家ではコンポストを作っている。去年作ったコンポストからカボチャが芽を出し、そのまま育てたら立派なかぼちゃができた。
半分は煮物に。真っ二つに切ると、切断面から水分がにじみ出る。
適当な大きさに切り皮をある程度残し、面取り、そして砂糖をまぶして30分以上置く。
これがコツなんだと元板前のゴーティーが教えてくれた。我が家に出入りする人は皆、その道の通なのだ。
そして落とし蓋をして、だし汁で味を整えながら煮る。
出来上がりはネットリと柔らかく、ポクポクした感じは全くない。仕上げに煮汁を上からかける。
カボチャスープはオリジナルレシピである。
カボチャ、ニンジン、タマネギを圧力鍋で煮る。いつもはセロリも入れるのだが、庭のセロリは小さく、今は取る時ではないので今日は無し。
それをフードプロセッサーでドロドロにしてペーストを作る。
そこにバター適量、生クリーム適量、牛乳適量、スープ状にしてローリエを入れて煮る。
味付けはブイヨン、そしてカレー粉少々、ナツメグ少々。
頂き物のパンを小さく切ってクルトンにしてスープに入れる。
このスープは深雪の大好物だ。
おからは地元の豆腐屋が一袋50セントで売っている。
材料はニンジン、ネギ、韓国製のはんぺんのような練り製品、桜エビ、ゴマ。
ゴマ油で炒め、その後だし汁で煮る。
かぼちゃの煮付けでも使っただし汁は2日前に作ったうどんの汁の残りである。
きっちり日本のダシパックと昆布でとったダシ汁だ。
桜エビは実家から送ってもらった物の使いかけ。静岡の由比産である。ここは父親が生まれ育った町だ。
日本にいた時には桜エビは生、もしくは釜揚げで食べる物で乾燥の桜エビなんて実家で使うことはなかったが、ここニュージーランドではこういったものがありがたい。
からっと炒って塩をパラリ、ゴマをパラリ。
カルシウムも豊富だ。
納豆は昨日出来上がった物。
ネルソンのゴーティー(この人のこともいずれネタにするつもりだ)に感化され、大豆を業務用25kg買い込んだ。納豆、煮豆作り放題である。
納豆は妻のレシピで作る。以前インターネットのレシピを見て自分で作ったがあまり上手くいかなかった。それより妻が考えたもっと簡単でもっと適当な作り方の方がよっぽど上手くできる。
1回に納豆20人分ぐらい作るのだが、なかなか好評であっというまになくなる。
昨日、気功のクラスに持っていったら一瞬で売り切れた。キウィの人も喜んで買ってくれた。来週はもっとたくさん作らなくては。
納豆など発酵食品は菌の力で増える。
ボクが寝ている間も、ご飯を食べている間も、庭でいろいろやっている間も、こうやってパソコンに向かっている間も彼らは働いてくれる。週7日、24時間働いてくれる。
しかも美味しくて体に良い。タンパク質も豊富、低コルステロール。良いことづくめだ。
試しにニワトリに納豆を食わせたら、味は好きみたいだがあのネバネバがダメのようで、しきりにくちばしを地面にこすりつけていた。おからは喜んで食う。
残念なのは深雪が納豆を好きではないことだ。
子供が好きだったら毎日納豆なのに。
悔しいので、味噌汁を作るときは少量刻んで入れている。
『深雪よ、オマエの知らない間に納豆菌はオマエの体に入っているのだぞ。グワッハッハ』
そして今日産んだ卵で、卵かけご飯。
ユミさんが今日来てニワトリを持って帰った。
頼んでおいたうちのニワトリは明日か明後日ぐらいに来るはずだ。
2週間ほど家にホームステイをしていたポーとチョックは大きな卵を置きみやげに我が家を去った。
その卵を炊きたて熱々ご飯にかけて、頂きまーす。
どれもが美味く、どれも完璧。
買い物をしないで家に残っている物でこれだけ作ると、オレって、やっぱり天才かな?と思ってしまう。
そんな自分が好きでもある。
高価な食材を無意味に使うことがご馳走ではない。
今そこにあるもので、最高に美味しい食べ方をすることが本当の意味でのご馳走だ。
食材の旨みを最大に引き出すのが和食の極めであり、日本の文化の真髄、茶の心である。
あれがないと、これがないと、幸せになれないと言うのは何か違うと思う。
幸せとはそこにあるものであり、自分で作り上げられるものなのだ。
かぼちゃの煮付け、カボチャスープ、おからの煮付け、桜エビのから煎り、納豆、卵かけご飯。
家ではコンポストを作っている。去年作ったコンポストからカボチャが芽を出し、そのまま育てたら立派なかぼちゃができた。
半分は煮物に。真っ二つに切ると、切断面から水分がにじみ出る。
適当な大きさに切り皮をある程度残し、面取り、そして砂糖をまぶして30分以上置く。
これがコツなんだと元板前のゴーティーが教えてくれた。我が家に出入りする人は皆、その道の通なのだ。
そして落とし蓋をして、だし汁で味を整えながら煮る。
出来上がりはネットリと柔らかく、ポクポクした感じは全くない。仕上げに煮汁を上からかける。
カボチャスープはオリジナルレシピである。
カボチャ、ニンジン、タマネギを圧力鍋で煮る。いつもはセロリも入れるのだが、庭のセロリは小さく、今は取る時ではないので今日は無し。
それをフードプロセッサーでドロドロにしてペーストを作る。
そこにバター適量、生クリーム適量、牛乳適量、スープ状にしてローリエを入れて煮る。
味付けはブイヨン、そしてカレー粉少々、ナツメグ少々。
頂き物のパンを小さく切ってクルトンにしてスープに入れる。
このスープは深雪の大好物だ。
おからは地元の豆腐屋が一袋50セントで売っている。
材料はニンジン、ネギ、韓国製のはんぺんのような練り製品、桜エビ、ゴマ。
ゴマ油で炒め、その後だし汁で煮る。
かぼちゃの煮付けでも使っただし汁は2日前に作ったうどんの汁の残りである。
きっちり日本のダシパックと昆布でとったダシ汁だ。
桜エビは実家から送ってもらった物の使いかけ。静岡の由比産である。ここは父親が生まれ育った町だ。
日本にいた時には桜エビは生、もしくは釜揚げで食べる物で乾燥の桜エビなんて実家で使うことはなかったが、ここニュージーランドではこういったものがありがたい。
からっと炒って塩をパラリ、ゴマをパラリ。
カルシウムも豊富だ。
納豆は昨日出来上がった物。
ネルソンのゴーティー(この人のこともいずれネタにするつもりだ)に感化され、大豆を業務用25kg買い込んだ。納豆、煮豆作り放題である。
納豆は妻のレシピで作る。以前インターネットのレシピを見て自分で作ったがあまり上手くいかなかった。それより妻が考えたもっと簡単でもっと適当な作り方の方がよっぽど上手くできる。
1回に納豆20人分ぐらい作るのだが、なかなか好評であっというまになくなる。
昨日、気功のクラスに持っていったら一瞬で売り切れた。キウィの人も喜んで買ってくれた。来週はもっとたくさん作らなくては。
納豆など発酵食品は菌の力で増える。
ボクが寝ている間も、ご飯を食べている間も、庭でいろいろやっている間も、こうやってパソコンに向かっている間も彼らは働いてくれる。週7日、24時間働いてくれる。
しかも美味しくて体に良い。タンパク質も豊富、低コルステロール。良いことづくめだ。
試しにニワトリに納豆を食わせたら、味は好きみたいだがあのネバネバがダメのようで、しきりにくちばしを地面にこすりつけていた。おからは喜んで食う。
残念なのは深雪が納豆を好きではないことだ。
子供が好きだったら毎日納豆なのに。
悔しいので、味噌汁を作るときは少量刻んで入れている。
『深雪よ、オマエの知らない間に納豆菌はオマエの体に入っているのだぞ。グワッハッハ』
そして今日産んだ卵で、卵かけご飯。
ユミさんが今日来てニワトリを持って帰った。
頼んでおいたうちのニワトリは明日か明後日ぐらいに来るはずだ。
2週間ほど家にホームステイをしていたポーとチョックは大きな卵を置きみやげに我が家を去った。
その卵を炊きたて熱々ご飯にかけて、頂きまーす。
どれもが美味く、どれも完璧。
買い物をしないで家に残っている物でこれだけ作ると、オレって、やっぱり天才かな?と思ってしまう。
そんな自分が好きでもある。
高価な食材を無意味に使うことがご馳走ではない。
今そこにあるもので、最高に美味しい食べ方をすることが本当の意味でのご馳走だ。
食材の旨みを最大に引き出すのが和食の極めであり、日本の文化の真髄、茶の心である。
あれがないと、これがないと、幸せになれないと言うのは何か違うと思う。
幸せとはそこにあるものであり、自分で作り上げられるものなのだ。