あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

留守番の日々

2015-10-20 | 日記
妻が日本に旅立った。
僕が半年前に日本へ里帰りをしたが、今度は妻の番だ。
女房は2年おきぐらいに日本に帰っていたが、仕事がらみだったり娘と一緒だったりで何かと忙しそうだった。
長い事働いていた会社も辞め、自分の時間ができたところで、今回は完全な一人旅。
東京を観光して長野の家族を訪れ、そして奥飛騨温泉郷に行くのを楽しみにしていた。
大糸線に乗って日本海までの小旅行なんてのもありかな、などと話していた。
子供も大きくなり自分の事を自分でできるようになり、親も自分のエネルギーを自分だけのために使えるようになる。
自分もそうだったが、一人旅というのは何から何まで自分で決めることであり、自由もあるが面倒くさいところもある。
山でもグループで登るのと単独で登るのではかなり違うものになるように、旅でも似たようなことが言えよう。
自分のペースで歩き誰も居ない場所で自然の中に溶け込み静寂を楽しむ時もあるし、気の合う仲間とワイワイやりながら登り山を見ながら一緒に酒を飲む。
どちらもいいものであり、どちらでなければいけないというものでもないと思う。

さて僕はお留守番。
専業主夫となり炊事、洗濯、掃除、犬の散歩、ニワトリの世話、野菜作りなどなど。
娘を学校に送り出したら後は自分一人。
何をするのも自由ならば何もしないのも自由。
手を抜こうと思えば抜けるのがだが、ついつい色々とやってしまう。
昨日は子供のおやつにお餅を薄く切って乾燥させ、油で揚げて塩をまぶしおせんべいを作った。
買っても高い物ではないが、添加物なし味は塩だけという健全なおやつができた。
こういうような手間が親の愛であり、自分ができることでもある。
その瞬間ごとに自分がやるべき事をやるのが人間のあるべき姿なのだ。

奥さんからは、おばあちゃんの原宿、とげぬき地蔵に行って面白かったというメッセージが着いた。
巣鴨は僕もこの前行ったが、あれはあれで独特の雰囲気があっていいと思った。
女房殿も羽を伸ばしているようだし、僕は娘と2週間親子水入らずの日々。
ますます野菜作りに精を出してしまいそうである。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10月11日 Broken River ... | トップ | ムヒカ大統領の言葉 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事