あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

6月22日 Coronet Peak

2019-06-25 | 最新雪情報
僕の普段の生活では、6月にクィーンズタウンにいるなんてほとんどない。
「ああ、クィーンズタウンのスキー場はもうオープンしたんだなあ」
のんびりと庭の畑を耕しながら、そんなことを考えるのが、毎年の恒例である。
今回は酒蔵の仕事とはいえ、週末は休みだからひょっとしたら滑る機会はあるかな、とスキーを持ってきた。
と言ってもリフト券は高い。
1日のリフト券が130ドルもする。
雪がたっぷりあって、どこもかしこもパウダー、しかも天気は快晴、なんて状態ならリフト券を買うだろう。
だが今はシーズン始まったばかりで、滑れるのは圧雪されたコースが何本かあるぐらいでオフピステは全然ダメ。
そんな状態では130ドルは高すぎる。
そう思っていた矢先に、ローカルデーのニュースが飛び込んできた。
地元に住んでいる人向けに1日券が20ドルで買える。
地元に住んでいる証明、もしくは雇用主の手紙があることが条件。
全黒の杜氏デイブに頼んで手紙を書いてもらい、蔵頭のアキ一家がコロネットに行くというので、山で合流ということになった。
当日はテアナウからトーマスも滑りに来た。
天気は快晴、滑れるのは圧雪コースだけだが、気の合う仲間とのスキーは楽しい。
今シーズンの初滑りがコロネットピークとは思わなかったなあ。


駐車場からメインの入り口まで、クラブフィールドなら歩く距離だが、送迎バスが出ていた。さすがリゾート。


リフト乗り場では歩かなくてもいいように、ベルトコンベアーみたいなもので乗車位置まで進む。


全黒の蔵頭(くらがしら)アキは、昔は技術戦にも出ていたというだけあって綺麗な滑りだった。一緒に滑るのは初めてだ。


天気が良いというのもあって山頂からパラグライダーで飛ぶ人も多かった。


友達のカナちゃんがゲレンデガイドをするというので、トーマスと一緒にサクラで参加。


アキの子供たちと一緒に滑る。うちの娘と最後に一緒に滑ったのはいつだったかなあ。


違う景色というものは気分も変わる。30年前に僕がスキーを覚えたのはこの山だ。


山頂にケア(高山オウム)がいた。中に入っているのはカナちゃんの息子オト。奴は今シーズン、クラブフィールドデビュー予定。

楽しい休日も過ぎ、蔵の仕事もあと一週間。
僕のスキーシーズンも、もうすぐ始まる。
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