あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

早起き

2011-05-03 | 日記
ボクはとても早起きである。
毎朝4時に目が覚める。目が覚めてしまうのだから仕方がない。そういうものだと開き直り行動をしている。
こういう文を書くのも早朝だ。
1年のうちでもサイクルがあり、夏は普通に6時くらいに起きるのだが、秋から冬にかけてはだいたい4時起きだ。
ちなみにこの時期、寝るのは10時ぐらい。就寝時間は6時間である。
12時に寝て6時に起きることを考えると2時間ずれているだけだ。
個人の行動時間は、その人が生まれた時間に深く関わっているらしく、宵っ張りの人もいれば朝型の人もいる。
たまには朝寝をしてみたいのだが、朝からシャキーンと覚醒してしまうので、二度寝三度寝ができる人がうらやましい時もある。
宇宙からのエネルギーは夜中の2時~4時ぐらいが強くなるので、この時間に起きるのは悪いことではない。
ただし毎日この時間帯に起きているのは日常生活に支障を与えることもある。

ボクのこの生活パターンは太陽に関係していると思う
日の出3時間前ぐらいから行動して、日の入り後4時間ぐらいしてから寝る。
理にかなっているじゃないか。
夏は日が長いので明るくなる頃に起きて、暗くなってしばらくして寝る。
クィーンズタウンなどいつまでも日が沈まないので、太陽につきあって遊んでいて気が付くと9時10時なんてこともよくある。
だいたい夏は12時に寝て6時起きぐらいか。睡眠時間は夏も冬もたいして変わらない。
朝4時起きと人に言うと、「え~そんなに早く起きるの?」と変人扱いされることもある。
ある時ネルソンのフジイさんが教えてくれた。
「それってダライラマもそうみたいですよ」
あのダライラマ?エライ坊さんだってそうなのか。
そういうエライ人もそうだと聞くと、自分もエラクなったような気になる。人間とは単純なものだ。
朝からエンジン全開でぶっとばせるが、寝起きの悪い人にはうるさがられることもある。
そして夜は弱い。
すぐに眠くなる。
これは若いときからそうだったが、飲みに行ったりしても12時過ぎまで起きていられない。
徹夜マージャンなんかやったら最初のほうはいいんだけど、12時を過ぎたら眠くて眠くて「もう負けてもいいですから寝かせてください」となってしまうので勝ったためしがない。

個人差というのは面白いもので、JCなどは極端に寝付きが悪く、横になって眠気が来るまでじっと待つのだそうな。
その間ヤツはボクのイビキを聞き続ける。
横になって3分でイビキをかくボクのことを常に羨ましがっていた。
上には上がいるもので、アライでパトロールをしてた時には同室のノリさんはボク以上に寝付きが早かった。
ボクとJCとノリさんで話をしていて、あれ?返事がこないなあ、と思うともう寝ている。
時間にして0.1秒。ゴルゴ13も真っ青の早業である。
電気がついていようが音楽がガンガンかかっていようがお構いなし。
どんな状況でも寝たくなった時にすぐに寝られる。というのは特技なのかもしれない。
スキーパトロールで共同生活をしてた時には、部屋の電気を消すのはいつもJCの役目で「誰かが電気を消してくれないかな~」とボヤいていた。

早起きでいいこととしては朝焼けの空が見られることである。
雲が赤く染まるのを見ながら自然と手を合わせる。
美しい赤を見られることに感謝をし、心を空にして瞑想をする。
この瞬間がボクは好きだ。
赤い色はあっというまにオレンジから黄色そして白い色へ変わる。
はかないものだからこそ愛おしい。
そうしているうちに辺りはどんどん白くなり、黄金色の太陽が昇ってくる。
気力は充実し「さあ、今日も1日やるぞ~」という気持ちになる。
やはりお日様というのは偉大なものだ。
インカの神が太陽というのも理解できる。
ひょっとすると前世のどれかでボクはインカ人として生きていたのかもしれない。
そうしているうちにニワトリが卵を産んでくれた。
ヤツらが卵を産むのも朝だ。
朝というのはやはり特別な時間だ。

そしてまた、夜明け前というのは1日のうちで一番暗い時でもある。
明治維新を一つの夜明けと考えるならば幕末というのはずいぶん暗い時代だったのだなあ。
そんな暗い時代でも人々は生きてきた。闇夜だって草木が生きるように。
闇があればこそ、朝日の輝かしさを知る。
暗い時代の後には必ず光りが訪れる。
太陽の来ない朝がないように。
ボクを含め、人々の心に重くのしかかるエネルギー問題は、夜明け前の闇の一部だ。
「そういえば、あの時はこんなこともあったねえ」そういう事を言えるようになるのが、地球の夜明けである。
その夜明けは、僕らが考えている以上に早くやってくるだろう。

闇に脅え、光に和んで。
風を聴いて、水と歩んで。
その唄は届く、心から心へ。
みんなみんな大地を、心から心へ

ボクが好きなバンドの歌のフレーズが、ふと心に浮かんだ。

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