『ひこね市民大学講座 歴史手習塾』
セミナー4「天下人と近江の戦国武将」
第2回目の講座として『秀吉を支えた武将たち』が開かれました。
講師は、静岡大学名誉教授 小和田哲男 先生
前回の信長に続いて今回は秀吉を中心とした近江武将のお話でした。
秀吉が長浜城築城に至った経緯から、長浜城が建っている場所に秀吉より前に城主をしていた上坂氏という一族の“兄弟間の農分離”という一族の生き方。
そして、秀吉に仕えた北近江の武将たちの活躍ぶりなどが紹介されました。
とくに、今まで滋賀県内でもあまり多くを語られる事がなかった宮部継潤の生涯や、その養子となっていた豊臣秀次の生涯は地元民だからこそ知っておきたい人々だと感じるお話でした。
最後の質疑応答で、武将の書状が読み難いとの質問をされた方がおられ、小和田先生が「400年前500年前ですと当時の一般的な字なので読めたと思います」と答えておられたので、管理人もその質問者さんの内容にそのまま乗って「あの字は当時では綺麗な字だったのでしょうか?」と訊いてみました。
すると、「自筆と右筆書きがあり、右筆書きはけっこう綺麗な字です。書くプロ(今の書家)が書くような字ですので右筆の書いた字は綺麗です。ただ、自筆はそれぞれ個性があります。なかには上手い人もいます。11月25日に『戦国武将の手紙を読む』という本を出すのですが、そこに挙げた松永久秀の字は汚いです。なんとなく人物を反映しているのかな? と思います」とのお答えでした。
この本、一気に興味がわきました。読んでみようと思います。
次回は11月24日、『家康と関ヶ原の群像』というお話です。
セミナー4「天下人と近江の戦国武将」
第2回目の講座として『秀吉を支えた武将たち』が開かれました。
講師は、静岡大学名誉教授 小和田哲男 先生
前回の信長に続いて今回は秀吉を中心とした近江武将のお話でした。
秀吉が長浜城築城に至った経緯から、長浜城が建っている場所に秀吉より前に城主をしていた上坂氏という一族の“兄弟間の農分離”という一族の生き方。
そして、秀吉に仕えた北近江の武将たちの活躍ぶりなどが紹介されました。
とくに、今まで滋賀県内でもあまり多くを語られる事がなかった宮部継潤の生涯や、その養子となっていた豊臣秀次の生涯は地元民だからこそ知っておきたい人々だと感じるお話でした。
最後の質疑応答で、武将の書状が読み難いとの質問をされた方がおられ、小和田先生が「400年前500年前ですと当時の一般的な字なので読めたと思います」と答えておられたので、管理人もその質問者さんの内容にそのまま乗って「あの字は当時では綺麗な字だったのでしょうか?」と訊いてみました。
すると、「自筆と右筆書きがあり、右筆書きはけっこう綺麗な字です。書くプロ(今の書家)が書くような字ですので右筆の書いた字は綺麗です。ただ、自筆はそれぞれ個性があります。なかには上手い人もいます。11月25日に『戦国武将の手紙を読む』という本を出すのですが、そこに挙げた松永久秀の字は汚いです。なんとなく人物を反映しているのかな? と思います」とのお答えでした。
この本、一気に興味がわきました。読んでみようと思います。
次回は11月24日、『家康と関ヶ原の群像』というお話です。