『大河への道』を観ました。
舞台は千葉県香取市役所。
観光誘致のために、大河ドラマを誘致しようという公務員が考えそうなノリで始まります。
その主人公が、初めて詳細な日本地図『大日本沿海輿地全図』を作成した伊能忠敬。
千葉県知事がこれに乗り、自らの任期中(残り3年)に指名した脚本家加藤に書いてもらうという条件で活動が始まったのでした。
最初は渋っていた加藤がやる気になり、調べたところ、忠敬は地図が完成する三年前に亡くなっていたことを指摘するのです。
そして、忠敬の死から三年間にどんな物語があったのか天文方高橋景保を軸とした物語が加藤から語られたのでした。
と、そんなストーリー
立川志の輔さんの落語が原作で、現代の役所と忠敬の弟子たちの物語があります。落語ですからテンポ良く笑と涙も含んだ話になっていました。
伊能忠敬を大河ドラマにしたい話なのに、生きている忠敬は出てこないというのも面白いですね。
ちなみに、忠敬が亡くなっているので大河ドラマは無理との話なのですが『炎立つ』や『いだてん』みたいに途中で主人公を変えたり、それこそこの作品の脚本をされた森下佳子さんが『おんな城主直虎』で直虎没後の井伊直政を描いたような方法ならばできるとは思いました。