バー司法長官の発言は1日(現地時間)になされたものです。
11月30日にはアリゾナ州で「2020大統領選の聴聞会」が開かれ、席上、ここをクリック⇒元軍人がDominon社製の機械による不正を述べていた事が日本でもわかっています。確かに司法省の立場にすれば「少なくとも州レベルの裁判では不正が明らかにされていませんから、不正が証明された」事にはならないかもしれません。そうなら「ジュリアーニ弁護団長が”ジョージア、ペンシルベニア両州の州知事と州務委員長を訴えている内容につき知る事の出来る立場」ですから、州裁判所の判決だけを以て、トランプ大統領の「2020大統領選の不正訴え」を全面否定するのはトランプ大統領が任命した閣僚にしては立ち位置が疑われます。もっとも、昨日書いたようにポンぺオ前CIA長官の後任として、ここをクリック⇒CIA副長官から昇任した現CIA長官 ジーナ・ハスべが11月のドイツでもDominionサーバーの回収作戦の現場に居て負傷の上、逮捕されたとの情報もありますから、シドニー・パウエル弁護士が述べたように、ここをクリック⇒「共和党であれ民主党であれ憲法の規定を無視して国民の権利を奪うものは誰でも許さない!」人の中にバー司法長官も入ってしまったのかもしれません?!
更に今月に入って台湾系YouTube 大紀元 の中国語版によれば 訴訟団の一人 リン・ウッド弁護士がトランプ大統領に対し「2020大統領選に関し”戒厳令を敷くよう”」建議とありますから、そういう申し出をしたとの意でしょう。
下の男性がリン・ウッド弁護士です。(ネットより
ジュリアーニ弁護団長の方針は「公聴会等の承認による指摘で各州議会の衆議院が自らの力で州議会に選挙人を選びなおさせる方針」の様ですから戒厳令をトランプ大統領が敷くかどうかは判りませんが、敵と味方が入り混じっているのは間違えありません。ジュリアーニ弁護団による「2つの州での州知事と州務長官の不正訴訟」とシドニー・パウエル弁護士による「Dominion 社とSmartec社による選挙不正訴訟」のどちらかに関する情報が漏れ出て来て良いころですよね。
もうしばらくキョロキョロ辺りに目を配りたいと思います。
写真:バー司法長官
BBC News:
アメリカのウィリアム・バー司法長官は1日、大統領選で大掛かりな不正があったとするドナルド・トランプ大統領の主張について、裏付ける証拠を司法省は発見できていないと述べた。
トランプ氏に特に近い側近の1人とみられているバー氏は、米AP通信の取材で、投票機が細工されてジョー・バイデン次期大統領の得票が増えたというトランプ氏側の主張に言及。「大掛かりな不正があった、選挙結果をねじ曲げるように機器が仕組まれていた、といった主張が出ている」と述べた。
そのうえで、司法省と国土安全保障省が調べたが、「これまでのところ、そうした主張を証明するものは何も見つかっていない」、「選挙結果を変えるほどの規模の不正は、現在まで確認できていない」と話した。
司法省報道官はこの後、捜査が終了したわけはなく、「具体的で信憑性(しんぴょうせい)のある不正の疑いはできる限り素早く追及する」とコメントした。
バー長官の発言は、大統領選での敗北を受け入れていないトランプ氏にとって、大きな打撃となるとみられる。
BBCのアンソニー・ザーカー北米担当記者は、司法省が不正の証拠を発見しなかったことは意外ではないものの、「注目に値するのは、バー氏が沈黙を守り、不正の証拠などが提示されないというそのこと自体に語らせるのではなく、自ら公に発言することを選んだことだ」と解説した。
「司法制度を利用する傾向」
トランプ氏と陣営は、大統領選でバイデン氏が勝者となった複数の州で裁判を起こしているが、各州では現在、バイデン氏勝利の認定が進んでいる。
バー氏は先月、連邦検察官らに対し、大統領選における不正行為に関する「信用できる訴え」について、大統領選の結果が認定される前に調べるよう命じていた。
バー氏は今回のAP通信の取材で、「すべてを解決する手段として刑事司法制度を利用する傾向が強まっているが、司法省が介入して『捜査』するようなことを、国民は好ましく思っていない」と述べた。
また、ロバート・ムラー米特別検察官が指揮した、2016年米大統領選におけるロシア政府とトランプ陣営による妨害疑惑の捜査について、その経緯の捜査を継続するため担当のベテラン検察官を指名したと述べた。
トランプ陣営は反発
バー氏の発言を受け、トランプ陣営のルディ・ジュリアーニ弁護士とジェナ・エリス弁護士は共同声明を発表。「司法長官には最大の敬意を表するが、彼は実質的な不正行為や大掛かりな不正の証拠について知識もなければ捜査もしないまま、意見を述べたと思われる」とした。
一方、議会上院のチャック・シューマー民主党院内総務は、バー氏について、「次にクビにされるのはおそらく彼だろう」と話した。
トランプ氏はバー氏の発言が報じられた後、大統領選で不正があったとする主張を、証拠を示さずにあらためてツイッターに数回投稿した。
他の高官も不正を否定
大統領選で不正はなかったと述べた政府高官は、バー氏のほかにもいる。
米国土安全保障省のサイバーセキュリティー・インフラセキュリティー庁(CISA)のクリス・クレブス長官は先月、大統領選は「アメリカ史上最も信頼できるものだった」と述べ、更迭された。
クレブス氏をめぐっては、トランプ氏の弁護士ジョー・ディジェノヴァ氏が先月30日、「選挙がうまくいったと考える人は全員」ばか者だとしたうえで、「彼は四つ裂きにされるべきだ。夜明けに連れ出されて撃たれるべきだ」などと暴力行為を呼びかけ、非難された。
ジョージア州の選管幹部で共和党員のゲイブリエル・スターリング氏は1日、選挙で不正があったとするトランプ氏の主張が原因となって起きた暴力行為については、究極的にトランプ氏が責任を負うことになると主張した。
トランプ氏のインタビュー
トランプ氏は29日、大統領選後初めてのテレビインタビューに応じ、あらゆる法廷闘争を継続すると述べた。
トランプ氏は米FOXニュースの番組で、「私の気持ちは6カ月後も変わっていないだろう」、「ものすごい不正があった」と電話で語った。
また、特別検察官を指名して、大統領選の不正疑惑を捜査させる案も明らかにした。ただし、特別検察官による捜査はバー司法長官の承認が必要となる。
(引用終わり)