11月3日の2020大統領選挙以降、トランプ大統領の発言や行動は「歪められて報じられるかスルーされることが多かった」のですが5日ジョージア州バルドスタ(現地時間)での(共和党)支持者集会に参加したトランプ大統領夫妻の事は海外も日本のメディアも報じています。
しかし、記事の内容は上院議員の応援よりも「不正選挙は認められない」とこれまでの主張を繰り返したとの報道が圧倒的でした。
これまでのおさらいをすれば:
1:ジョージア州は州知事も州務長官(選挙管理委員会の長)も共和党員です。 トランプ大統領は「ジョージア州がバイデン候補の勝利を認めるな 」と主張してきましたが、投票結果には不正は無いとしてバイデン候補の勝利宣言をしています。
2:1月5日の上院議員投票には共和党からケリー・ロフラー上院議員とデービッド・パーデュー上院議員が立候補しています。両氏は2020選挙での不正監査をする委員会の設立を提案しています。
3:しかし、トランプ派のリン・ウッド弁護士によれば「両候補のやる事は、訴えではなく行動だ」とやや批判的な事から見れば、「不正選挙に賛同なら(例えばペンシルベニア州で上院議員が行ったように)選挙人の資格を州議会が決めるという様な具体的な行動をせよ」との意向がある様です。
4:ジュリアーニ弁護団長もここをクリック⇒スイングステート(今回の大統領選挙で言えば)アリゾナ、ミシガン、ペンシルベニア、ミネソタとウイスコンシン州(以上は知事が民主党)とジョージア州(ここは述べたように知事は共和党)で支持者集会を行い不正選挙の訴訟を行う方針です。 既にペンシルベニア州とジョージア州には訴状が提出されています。
以下は2日ジョージア州の公聴会におけるジュリアーニ弁護団長(左)とジェナ・エリス弁護士です
その他 支持者集会の怒りのエネルギーで州議会議員による議会の力による「選挙人の法的認定」を視野に入れているようです。
この方がシドニー・パウエル弁護士です。
しっかりとあれやこれや情報が無かったりあればあったでゆがめられたりして何が何だかわからない点もありますがバイデン政権が来年1月20日にスタートと言い切れるほど米国の政局は単純でない様な気がしています。
しっかり情報を集めましょうね!
写真:5日、米南部ジョージア州バルドスタの集会に参加したトランプ大統領とメラニア夫人(ロイター=共同)
共同通信:
【バルドスタ共同】トランプ米大統領(共和党)は5日、南部ジョージア州バルドスタで大統領選後、初めて支持者集会に参加した。 来年1月5日に同州で実施される連邦上院2議席の決選投票で共和党候補を応援するのが目的。 集会では同州でバイデン次期大統領が勝利した結果を承認した同党のケンプ知事を「(バイデン氏勝利を)簡単に阻止できた」として激しく攻撃した。
多くの熱狂的な支持者が結集。 法廷闘争を続ける中、退任後を見据え自身の影響力を維持する狙いがあるとみられる。 トランプ氏は「不正な選挙は受け入れられない」と強調し、ジョージア2議席を共和党が死守する必要性を訴えた。 (引用終わり)