この記事の趣旨は「次期大統領はバイデン候補に決まったが、前途多難だ」として、その根拠と考える「カリフォルニア州出身の民主党下院議員エリック・スウォエル氏」のセックス・スキャンダルを報じています。
この話は台湾系メディア 大紀元その他で「中国版 ハニートラップ ファン・ファン嬢の甘い罠」として、報じられているものです。
日本語版の一部(ネットより)
議員先生と並ぶ向かって右がファンファン〈方芳嬢)
エリック・スウォルウェル下院議員 若いですね!
同じくカリフォルニア州出身の民主党下院議長ナンシー・ロペス女史のお気に入りだったそうです。この記事の冒頭にはバイデン候補の息子ハンター・バイデン氏に税務調査が入った事を報じる情報も載っていますが、この件は民主党側から必要最低限を漏らし、米国民の好感度を誘うとする大手メディアの作戦のうちだと見る向きもありますから、エリック・スウォルウェル下院議員のハニートラップも、その線上かもしれないと見ておく必要があります。
さて18日ホワイトハウスでは「トランプ大統領、フリン元補佐官とシドニー・パウエル弁護士が戒厳令の施行につき話し合った」との話がもれたあと、トランプ大統領が「fake news だ」とツイートして何だかわからなくなりました。大紀元系のニュースを追っていると 18日に「戒厳令、特別補佐官の任命」等につき話し合われたが、ホワイトハウス内の法律顧問とマーク・メドウズ補佐官」の強い反対にあい、強硬策はこの時点で取らないと決めたようです。さらにその話が漏れて、米陸軍の長官と総参謀総長が”戒厳令が出ても”陸軍は関与しない」と声明を出しました。その心は1:命令が出ても従わない とも2:命令にはあえて逆らわない とも取れる政治的中立に近い発言です。従ってここで思い出すのは、ここをクリック⇒ミラー国防長官代理が「特殊部隊の指揮官は官僚制度を通してでなく、直接私に連絡を取るように」と命令を下したことです。陸軍抜きでも特殊部隊の現役予備役を合わせ7万人の兵力は各州に分けて派遣するとしても最低5千人規模の兵力にはなりそうです。ただし目下は1月6日の連邦合同会議における「選挙人団の指名」を州議会の名前で出来るかどうか? 5日のジョージア州 上院議員の補選で2名とも共和党が勝てるか? いろいろ不確定要素が多く時間も少なくなっているところが微妙です。きょろきょろしましょうね!
写真:エリック・スウォルウェル下院議員(ネットより)
JP Press:
米国の次期大統領は民主党のジョー・バイデン氏に決まったが、大統領就任前から嵐が吹き荒れそうな様子だ。
一つはバイデン氏の息子、ハンター氏。12月9日、連邦検察当局から税務調査を受けていることを明らかにした。
今年9月には上院国土安全委員会と財政委員会が、同氏の関与に関し、調査報告書を発表し、「ハンター氏と取引のあった中国人全員が、中国共産党および人民解放軍と関係があり、数百万ドルにも上る疑わしい取引や現金の授受があった」と断定している。
もう一つは、今回の大統領選にも民主党の指名争いに出馬したエリック・スウォルウェル下院議員(40歳、カリフォルニア州選出)。
中国共産党の女スパイと密接な関係になり、情報収集に協力していたという疑いが持ち上がっているのだ。
このニュースをすっぱ抜いたのは、独立系のオンラインメディアである「アクシオス(Axios)」。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなどの有力メディアを辞めたジャーナリストらが設立した会社だ。
(How a suspected Chinese spy gained access to California politics - Axios)
バイデン次期大統領の息子ハンター氏が税務調査を受けていると明らかにした12月9日の前日、8日のことだった。
この事件の発覚はある意味、ハンター氏の問題以上に次期政権にとって痛手となりそうだ。
というのも、スウォルウェル氏は、彼と同じカリフォルニア州選出の民主党ベテラン議員、ナンシー・ペロシ下院議長から寵愛されているだけでなく、同氏の推薦で米政府の機密情報に通じる下院情報特別委員会に所属しているからである。
米下院共和党トップの院内総務、ケビン・マッカーシー(カリフォルニア州選出)議員は12月18日、FBIから同案件に関する事情説明をぺロス氏とともに受けた後、「国家や国民を欺き、国家の安全を揺るがした」とスウォルウェル氏を強く非難した。
スウォルウェル氏が下院情報特別委員会の委員だけでなく、議員も辞めるべきだととの見解を示し、同氏や民主党への追及姿勢を強めている。
一方、アクシオスのスクープを受け、米フォックスニュースは12月10日、米情報機関の元当局者の話として、「中国人スパイの標的は、一部の政治家ではなく、(中国当局が)米政界にすでに深く浸透している」と警鐘を鳴らしている。
(The Five' call out Swalwell's 'hypocrisy' after ties to Chinese spy revealed - YouTube)
「米国内に数千人もの中国人スパイが活動している」とも明らかにした。
さらに、そのターゲットの多くは、既婚男性だが、昨今増加する同性愛者の議員への対応も怠らないという(ちなみにバイデン新政権の運輸長官は、歴代初の同性愛者)。
性交渉の場面をビデオなどで秘密裏に記録され、情報提供と交換で取引を強要され、脅迫されるという。
また、これらの中国人女性スパイは中国や海外の名門校の出身で、卓説した英語能力を持ち、SNSのフェイスブックやリンクトインなどを駆使し、将来有望視される政治家を狙って、工作活動を展開しているという。
一方、米ニュースマックスは12月10日、リチャード・グレネル国家情報長官代行の発言として、「中国人スパイのハニートラップに市長などの地方政府首長や民主党の州知事、さらには多くの国会議員が陥れられた」と報道。
また、同氏は国連にも多くの中国人スパイが接近していて、「国連のすべての部門に潜入している」と明らかにした。
グレネル長官代行は、「新型コロナウイルスの発生源が中国であることは、中国当局にとって面子を台無しにされ、顔に泥を塗られたような事態で、その状況打開のため、中国がスパイ活動を強化している」と指摘する。
さらに、「被害は米国だけでない。中国は多くの西側諸国にも同様のハニートラップを仕掛けている」という。
今回暴露された中国人女性スパイは、方芳(ファン・ファン、別名クリスティーン・ファン)と名乗り、米諜報機関は、中国国家安全部(MSS)の情報工作員だと見ている。バラク・オバマ政権時代に米国での活動を始めたとみられている。
中国によるハニートラップのスクープを放ったアクシオスは、過去1年間にわたり米諜報機関高官や女スパイ方芳と接触した政治家など数十人について徹底調査、方芳の活動と履歴を綿密に辿っていった。
それによると、方芳は年齢が20代後半から30代前半で、2011年にカリフォルニア州立大学イーストベイ校に留学生として米国に入国。
2015年6月に米諜報機関の捜査から逃れるように米国を後にし、中国へ逃亡するまで在サンフランシスコ中国総領事館の指令の下、別の工作員らと密に連絡を取っていた。
方芳を知る人物は「親しみやすい雰囲気のある一方、個人的なことや自身の家族のことなどを一切明かさなかった」と話す。
(以下省略)