第1グループの停電は、当初の予定の15時20分から大きく遅れて16時12分(私の時計で)から始まり、予定の19時より早く18時18分に復帰しました。
自家発電機2基は正常に稼働しましたが、発電能力の15パーセントしか発揮していません。
発電機の問題ではなく、発電した電気が有効に使えない状況にあったのです。
今回の停電は初めのことでもあり、管理スタッフの3人で停電中の下記項目を巡回にて確認しました。
①館内のセキュリティ状態の維持、②警備会社の自動監視状態の維持、③火災報知機による災害監視状態の維持、④館内インフラを監視する中央監視盤の状態維持、⑤非常灯の作動状況、⑥電話(外線/内線)の使用可否、⑦エレベーターシステムの状況、⑧放送機能の維持、⑨トイレの状況、⑪非常用コンセントの通電有無、⑫自家発電機の運転維持、他
今回は予定された停電であったため、停止可能な機器・装置類は可能な限り止めてありましたが、自家発電でバックアップが可能なら通電させておきたいものは沢山ありました。
今回の確認の結果では、自家発電の余力を必要な機器・装置類に配分するべく、配電のツリー(?)を見直すことになるでしょう。
せっかくの自家発電機が十分役に立っていない現状に愕然としました。
今日の巡回スタッフが全くタッチしていなかったことですが、導入時の検討は十分だったのでしょうか?
また、自家発電システムの有効性の検証はきちんと行われていたのでしょうか?
システムの有効性の検証は、今まであった何回かの全館停電で実施する電気点検の機会にも出来た筈です。
仏作って魂入れずとは、まさにこのことかも知れません。