ここはサツマイモの畝間の殆どに晩生大豆の「小糸在来」を植えてありますが、その理由はサツマイモの
畝間に大豆が植えてあるとコガネムシの幼虫による食害が減ると分かったからです。
畝間に植える枝豆は、株が大きくなって背がサツマイモの葉より高くなり、サツマイモの収穫時期まで枯れない
晩生大豆が適していますが、サツマイモが茂り過ぎると大豆への農薬の散布や枝豆としての収穫がやり難く
なってしまうことがあります。
今年は夏の間の雨が例年より多かったため、サツマイモの畝間に植えた晩生大豆の「小糸在来」がサツマイモの
葉に隠れかかってしまってカメムシを駆除するための殺虫剤の散布と枝豆の収穫が出来ませんでしたので、
来年の宿題にしたいと思います。
今日収穫したシルクスイートは、春作のインカのめざめの跡地に植えてあったもので、その畝の両側に
「小糸在来」が植えてあります。
シルクスイートを中心とするサツマイモ栽培は私の念願でしたが、今年になってやっとそれが実現しました。
シルクスイートは、まとまった状態で芋が付きます。
芋の形は「紡錘形」です。
「紅はるか」も紡錘形ではありますが、シルクスイートの方がよりはっきりした紡錘形と言えます。
シャベルを株の下に差し込んで持ち上げれば、その芋に直接繋がっている蔓を持って株全体を引き上げる
ことが出来ます。
僅かながらコガネムシの幼虫による新しい食痕がありましたが、コガネムシの幼虫による食痕の多くは、
食害による傷が癒えて皮の色と同化した古い傷が殆どです。
まだ畝は4分の1残っていますが、今日の収穫はここで終わりにしました。
収穫物は4つのコンテナに入っていて、畑に残されているのは虫食い痕のあるものや小さ過ぎたり、傷が大きく
目立つものです。
畑に残したものはこのように外観に難があるため出荷や発送用にしないもので、後で回収して無料野菜として
提供しました。
左側に「小糸在来」が写っています。
枝豆として利用できるものはそうしますが、殆どはこのまま畑に置いて豆として回収する予定です。
自宅に持ち帰らない見かけの悪い芋の割合は4分の1くらいでしたが、コガネムシの幼虫対策をしていなければ
もっと大きくなっています。
今日は収穫イベントのための試し堀りでした。
今日の状況ならコガネムシの幼虫による食害も少ないし、野ネズミによる食害もなかったので、来てくれる
近所の子供たちも楽しんでくれるでしょう。