以前、このブログで紹介したお嬢さんが初舞台を踏みました。
(11月15日の記事)
山千恵子一座の一員になった「倉本奈永子さん」の初舞台です。
高校を卒業してから2年間演劇の専門学校に通っていました。
舞台表現を実験的に取り扱う演劇実験室「EMERGENCY」が立ち上げられ、毎年1作のペースで上演しているそうです。
今回は、第7章で、「ヘンシン」という題目です。
中央のピンク洋服の女性が倉本さんです。
左上の女性が、座長の山千恵子さんです。
座長と新人2人を含め6名のキャスト
宇佐見 健・草壁晶子・赤木裕樹・瀬川耕生・倉本奈永子・山千惠子(座長)です。
場所は、吹田メイシアターの小ホールでした。
演劇は、吉本新喜劇や藤山寛美の松竹新喜劇くらいしか知りません。
観ても分からないかもしれないけど、初舞台なので行くことにしました。
156席のこじんまりしたホールで、目の前が舞台です。
観客は、約1/3位の入りでしょうか。
【ストーリー】
現在の結婚生活に不満を感じている主人公がいる。
毎日が嫌で嫌で・・・そんな時、過去の自分と出会う。
過去の自分に、幸せをつかむために色々と策略のアドバイスする・・・
最後には、現在の自分が過去の自分に「ヘンシン」して、昔好きだった彼女と結婚できるように未来を変えようとする。
しかし、未来は変えることができず、恐怖の妻が自分のことを死ぬほど愛していたことを知る・・・
そんな内容です。
驚いたことに、舞台には大道具はありません。
背景や部屋の家財道具など一切ないのです。
椅子が2本あっただけです。
それでも、始まってすぐに演技に引き込まれました。
最初、チョッとオーバー目に感じた台詞でしたが、徐々に違和感がなくなりました。
マイクなしでも、セリフが聞き取れます。
発声の訓練ができているからでしょう。
座長の演技は、流石です。
他の出演者とは、一味違いました。
お目当ての倉本さんですが、初舞台とは思えない落ち着きと、堂々とした振る舞い。
自分の懸ける道を見つけ、一生懸命頑張っているのが感じられて、嬉しかったです。
舞台終了後に会いましたが、生き生きとした瞳の魅力的な女性になっていました。
演劇の楽しさを知りました。
これからも、機会があれば行きたいです。