昨日、12月に亡くなった友人の形見を分けていただきました。
彼が昨年8月頃に購入した大阪市内のマンションへ友人4人で伺いました。
南海本線の駅から歩いて2~3分の高層マンションです。
3LDKの広い部屋です。
新築なので、汚れ一つありません。
部屋を覗くと、段ボール箱と荷物が山積みで散らかっています。
8月に引っ越してきたものの、体調が思わしくなく片付けができなかったそうです。
こんな素敵なマンションを購入したのに、ほとんど住めていなかったようです。
あっしと同じように音楽が好きでしたが、アンプやレコードプレーヤはセットさえできていませんでした。
たくさんのCDも、箱に入ったままでした。
一番に整理するであろうこれらのことがそのままというのは、余程、体調がすぐれなかったのだと想像します。
あっしがスマホに変えた時のメールに「レコードなどがあるから取りにおいで!」と返信があったのはこういうことだったのかと・・・
この時に遠慮せずに行けば、あっしがオーディオをセットし、最後まで音楽を楽しめるように出来たんじゃないかと・・・後悔してしまいます。
体格が良かったので、洋服などは合いません。
愛聴したCDを後日いただくことにしました。
使っていない新品の万年筆・ボールペンを皆で分け、あっしはモンブランをもらいました。
左があっしの時計、右が彼の時計
パソコン横にセイコーの薄型の腕時計がありました。
彼が身に着けていたものです。
電池切れなのか、止まっています。
腕にはめると、細い腕のあっしでもギリギリの太さです。
あっしの時計よりも一回り小さいのです。
体格の良かった彼が、こんなに細い腕になっていたのかと考えると涙が出そうになります。
これも形見にいただいたので、帰ってから磨きました。
早速修理して、大事に使うことにします。
彼が使っていたものを身近に置くことで、これからも彼と一緒にいるような気持ちになれるかもしれません。
彼のご冥福を心よりお祈ります。
【追記】平成26年1月17日
仕事の帰りに、時計屋さんで電池交換をしたら動きました。
ガラス面に曇りがあり、針も白くなっているので、水蒸気が入って止まった可能性もあると言われました。
止まっていた時計が動き出したので嬉しいです。