心身間の齟齬を大きくしないため高齢者にできることは、というより、高齢者がしなければならないことをいくつか挙げてみます。
一つは、「ユックリズム」の実践です。身体の動きを自覚的に7割程度までゆっくりとさせることです。「自覚的に」というところに注意してください。これは、心で身体をコントロールすることを意味しています。
2つは、一日の生活の中で身体の衰えを実感させられるようなことがなかったかを内省してみる習慣をつけることです。
3つは、自分と同年代の人々の身体動作を観察したり、語り合ってみることです。
チェック「あなたの身体と心の齟齬の認識度はどれくらい」******
自分に「最もあてはまることを”3”」「まったく当てはまらないことを”1”」として3段階で判定してください。
1)やろうと思ったことはだいたいできる( )
2)何事も人より速くできる( )
3)やってみてしまったと思うようなことは少ない( )
4)つまずいたり人混みでぶつかったりすることはない( )
5)もっと注意すれば転んで怪我をするようなことは減る( )