心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

会社のトップである社長に我慢ができない

2019-11-04 | 教育


相談者:
広報 / 29歳/女性


悩み:
IT系ベンチャー企業での広報担当に就いてもうすぐ3年。
広報の仕事は非常にやりがいがあり、自分が会社の宣伝を発信する喜び、面白みを日々味わっています。30人程度という小規模な環境のためか、社内の人間関係は良好です。

ただ、会社のトップである社長に我慢ができないのです。
思いつきで体制をコロコロと替える。異を唱えるスタッフを遠ざけ、イエスマンを集めたがる。公私混同が甚だしく、社員には徹底的にコスト削減を求める一方、自分は私的な飲食や買い物もすべて経費、といったセコさにも腹が立ちます。何よりも、会社としてのビジョンが見えないことが不満です。そんな社長のもとで、深夜残業や休日出勤で疲弊している自分がバカらしくなり、「転職」の二文字が頭をよぎります。モチベーションは下がる一方、最近では出社することが苦痛になってきました。

辞めたいと思いながらも踏み出す勇気が持てず、悶々としています。こんな私にアドバイスをお願いします。

「お答えします」
● 仕事はおもしろい、されど
仕事はおもしろくやりがいがあり、しかも、人間関係は良好。会社の業績も好調と推測します。でも、「社長が、——」というわけですね。
一般に、何か問題に直面した時に、まず、2つの極端な解決法のいずれにするか、ということがあります。
一つは、その問題に直接立ち向かって、解決することを選ぶというものです。問題直面型対処と呼んでおきます。このケースなら、社長に箴言、談判してみることが、その一つです。
もう一方は、その問題から逃げることによる解決です。問題回避型対処と呼んでおきます。あなたの頭をよぎる転職がその一つです。
現実には、この2つの間にさまざま対処法があります。

● 問題直面型対処も、リスクはあるが、やってみる価値はある
この相談のケースでは、「あっさりと転職したほうがよさそう」とは言いにくいところがあります。今やるべきことは、社長の方針や公私混同などについてあなたの不満や意見を、なんらかの方法で社長に表明してみることではないでしょうか。
そのためにあなたが被るかもしれない不利益、リスクもあります。ありますが、その経験は、今後のあなたの生き方をより豊かなものにするはずです。万が一、最悪の事態になったとしてもです。

●仲間をつのり、社長と話しあう
  さて、では、どんな方法で不満や意見を表明するかです。社長にあなた一人が面と向かって感情的にその非をなじっても始まりません。それなりの工夫が必要です。
まずは、あなた自身、この会社と仕事が好き、ずっと働きたいとの気持ちがあることの確認が必要です。さらに、自分の主張に理がある(社会正義がある)ことの確信を持つことです。この2つが、あなたの心の強さになるし、相手への説得力にもなるからです。
その上で、同じような不満、意見を持っている仲間を何人か見つけます。数人の仲間が集まれば、強力な力になります。
なお、もし仲間が見つからないとすると、それは、あなたの個人的な不満、意見ということになる可能性が高いことになりますので、また別途の対処、たとえば、ストレス解除のためのカウンセリング的な対処、場合によっては、転職もありということになります。
そして仲間とともに、社長に対して、会社の将来に対しての自分たちの不安を訴えす。そして、会社のビジョン作りの場を作ってほしい旨の申し入れから始めれば、社長も巻き込んだ良好で建設的な話し合いの場が生まれ、そしてそこから解決の方策も生まれてくるのではないでしょうか。
******本文37行 見出し、1行空きを含む



食は我が命no14 11月4日

2019-11-04 | 

家でどんなものを食べているかを見ることは、人の賢愚を知る確実なテストである。
(名言ナビより)


1)朝食 7時半 少し空腹感あり
寒い。
でも食べねば。たべました。朝からステーキ!




2)昼食 高速道路のパーキングにて







会社が買収されてしまい、自分は管理職から平社員に降格

2019-11-04 | 教育

相談者:
IT関連企業勤務/30歳/男性

悩み:
社会人になって8年目のデザイナーです。管理職的な立場になり、社員と経営陣の間で板ばさみ状態になることも多いですが、みんなの期待を背負って結果を残すのは昔から慣れていること。仕事もプライベートも順調な毎日でした。

しかし、会社が買収されてしまい、自分は管理職から平社員に降格。給料も激減し、プライドも激しく傷つきました。同僚は失意のまま会社を去りましたが、負けず嫌いな性格の自分は、見返してやりたい一心で会社に残ることを決めました。でも、たまに、意地だけで仕事をしている自分に嫌気がさします。キャリアを考えると今の状況に耐えるほうがいいとは思うのですが、精神的にはもう限界です。転職すべきでしょうか。

お答えします

「精神的にはもう限界」との認識をお持ちだとすると、事態はかなり深刻で緊急なように見受けられます。転職先のめどさえあるなら、逡巡することはありません。思い切って転職されてはいかがでしょうか。
あるいは、めどがたっていないなら、とりあえず、慎重に転職のためのスケジュールや手立てを考えて動きだしてみてはどうでしょうか。それだけでも、厳しい現状から心理的に距離を置けるからです。気持ちも少しは楽になるはずです。

考えてもみてください。デザインというかなり専門的な職種の仕事を意地や見返しの気持ちでやっていたら、日々の努力がもったいないと思いませんか。デザインの仕事そのものにこそ全エネルギーを注ぐべきではないでしょうか。その結果として、真の意味のキャリア形成ができるのではないでしょうか。「キャリアを考えると今の状況に耐えるほうがいい」というあなたの思い、そしてあなたの言う「キャリア」が何を意味しているのか、私には理解できません。

8年目の降格、減給は考えようによっては、働き方、やや大げさになりますが人生を変えるまたとない機会と考えられませんか。あなたは、これまで、ポスト、給料のためにデザインの腕を磨いてきたのでしょうか。デザインの仕事力アップへの結果として外から与えられたに過ぎないものと考えられませんか。これを機会に、専門職としてのデザイナーとして自分がどれほど通用するのかを外で確認されるためにも、転職、あるいは転職活動を強くお勧めします。

もっとも今現在の職場でも、このように仕事志向へとあなたの考えを変えることができるなら、あえて転職というリスクをとる必要はありません。意地や見返しのようなネガティブな感情に支配されたままデザインの仕事を続けることのマイナス効果が心配なのです。デザインのような感性勝負の仕事では、とりわけその点が心配です。