保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

休日後の河川敷ゴミを拾いながら・・・

2008-05-26 13:52:36 | 保津川エコ・グリーン委員会
昨日、今日と河川の増水のため‘川止め’という
名の運休を余儀なくされている保津川下り。

川止めの間のフリーな時間を利用して、増水後の
河川ごみの漂流状況の観察に向かいまいた。

その前に遊船の向かい川の河原、プロジェクト保津川の
定例清掃会の集合場所にもなっている所に寄ってみると
早速、BQQゴミと花火のゴミが散乱していました!
急遽、回収作業に変更し、土嚢袋3つ分のゴミを
回収しました。

昨日は日曜日、昼からよい天気になったので、
BBQをした後でしょう~
網はもちろん、ビールや焼酎の缶が飲み捨てられて
おり、ひどいモノは半分入ったまま投げ捨てられた
のでしょう、あっちこっちに飛び散っています。

また、夜は夜で花火をしたのでしょう、点火後の
花火の抜け殻が道端など広範囲にわたり飛び散っています。

花火の抜け殻の側に、たくさん転がるビールの空き缶を
見ると昨夜ここであった宴の‘バカ騒ぎ’ぶりが
容易に想像できます。

若い頃の宴は楽しいもの。少しぐらい騒ぐのは仕方ない。
でも、せめて自分たちが出したゴミぐらいは
持ち帰って頂きたいものだ!

地球規模で環境問題対策が急務といわれる中、
このような‘輩’が若い世代にいる事が嘆かわしい・・・

自己中心的で、自らの責任を果たすことなく、
繁栄の恩恵のみ授かり、飽食と無駄に費やし
生きる者たちに今の地球での存在価値はあるのか?

人の世はいつも、少数の心無い者たちにより
多くの不幸と惨劇を生んできたことは
歴史が教えてくれています。

たかがゴミ、されどゴミ。
「けして侮っていけないもの」と心で叫びながら
ひとつひとつ拾い続けるはっちんなのです。


‘ストップ!ザ・外来魚’本当に問われるべきものは?

2008-05-24 23:08:26 | 保津川エコ・グリーン委員会
今日、保津川下りの船係留場で「ストップ!ザ・外来魚」
という外来魚のブラックバスやブルーギルの駆除イベント
が開催されました。

主催は亀岡市で地元保津川漁業組合。

保津川でもブラックバスやブルーギルが毎年増え続けていて、
保津川名物のアユ漁にも大きな被害を及ぼしているのです。
漁業組合では毎年この時期に鮎の放流も行なって
いることから、市と協同で鮎の稚魚を外来魚から
守る活動のひとつです。

イベントは前日から一晩、係留場に仕掛けをし外来魚を
捕獲、参加者に,実物のバスを実際に触れることで外来魚
の知識とその問題点を学んでいくというもの。

その日の仕掛けには50cmもある大きなブラックバス
が4匹も掛かっていたそうです。
ほかにも仕掛けを察知して卵を守ろうと母親らしき
ブラックバスが水辺岸に泳いでいるのも目撃しました。

係留場だけでも相当の数のブラックバスが生息している様です。

保津川には日本の川でも二箇所しか生息していない
絶滅が危惧されている希少種‘アユモドキ’が
生息している貴重な川なので、外来魚問題は
緊急に取り組まなくてはならい活動です。

このようなイベントが地域の人達、特に子供達に
外来魚の正しい知識と生態系を乱すことの問題点
への理解を深め、地元の川に生きる魚を守る
意識を高める活動につながって欲しいものです。

ブラックバスなど外来魚問題は‘釣り’という人間の
楽しみという視点だけで輸入され、古来からその河川に
生きてきた生物の生態系を乱すという環境破壊です。

在来魚たちは今、河川開発事業で生息域を奪われ、
ここでも密放流で侵入してきたブラックバスなど
外来魚によって生存自体を脅かされている現実があります。

しかし!間違ってはならないのは、駆除される外来魚が
悪いのではなく、生態系の破壊への責任を問われるのは
密放流した人間にあるのです!
「ストップ!ザ・外来魚」の問題の本質は人間に
あるという理解が何よりも大切なことだと、
仕掛けに捕われ暴れるバスの姿をみて感じた次第です。

戦いの幕は切って落とされた!保津川のBBQゴミ・・・

2008-04-21 23:50:43 | 保津川エコ・グリーン委員会
この時期、晴天に恵まれた休日の後に残るモノ・・・
そうです。保津川の河川敷きに放置された
バーベキュー(BBQ)ゴミです・・・

休日明けの今日、早速今年最初のBBQゴミが
保津橋の下に散乱していました。

いよいよ、今年もBBQごみの季節がやってきたことを
実感するのに十分なヒドイ散乱状態でした。

残飯やタレがこべり付いた容器、ビール空き缶にペットボトル
が、カラスにつつかれ、風に舞い上げられ、広範囲にわたり
散らばっていたのです。

発見後すぐに、保津川遊船のエコ・グリーン委員会で
ゴミの回収に向かいましたが、風に乗り、広がって
いるゴミを拾うのはなかなか大変です。

このBBQゴミは、遊船で用意した土嚢袋が
4袋もいる大量ゴミでした。


中には未使用の容器や割り箸まで捨ててありました。
ゴミを放置するだけでは飽き足らず、まだ、使って
いないモノまでゴミと一緒にすてるとは見上げた精神です。

この割り箸もどこかの国の森林を伐採して加工した
ものだろう。資源を無駄にする心はゴミを放置しても
罪の意識を全く感じない心へとつながる。

ごみの中からミスタードーナツの空箱が剥き出しに
なっていました。ミスドの創設者は奉仕清掃を奨励する
など志の高かった偉人だと聞いているが、この姿を
見て何を思うだろうか?


しかし、このゴミ、よく見ると毎月NPOプロジェクト保津川が
定例清掃会を行なう時に受付場所として使っている所なのです。
これはプロ保津への挑戦状なのか?

いよいよ今週末からゴールデンウィークです。
保津川の河川敷きには、さらに大勢のBBQを
楽しむ人でいっぱいになることでしょう。

今年も我々とBBQゴミとの戦いが始まります。

清流の保津川を守るため、
多くの心あるみなさんのお力添えのほど、
何卒、よろしくお願い致します。

やっと咲いた!エコ・グリーンの桜~

2008-04-09 23:50:29 | 保津川エコ・グリーン委員会
まさに今が満開の保津峡の桜。

その中に、薄紅色の小さな~小さな桜の花びらを発見!

この小さな桜こそ、私達、保津川遊船エコ・グリーン委員会が
昨年末に初めて植樹した23本の桜、名付けて‘保津のエコ桜’
です。そのエコ桜が今日、やっと花を咲かしたのです!

雄大な渓谷を華やかに彩る保津峡の桜。
その中にまだ苗の様な幹、ほっそりした枝に
ぽっん、ぽっんと小さな小さな花が咲いたのです。

本当に小さな、その花を見つけた時、感動で、じわっ~と
私の胸に熱いものが込み上げてくるのを感じました。

やっと咲いてくれた!

私達、委員会のメンバー一同、今日のこの日を
どれだけ待っていたことか!

保津峡の桜は、春のぽかぽか陽気に誘われて
一日ごとに次々と開花していきます。

そんな桜たちをよそに、全く開花する気配を
見せない我々のエコ桜。

同委員会が出来て、初めての植樹事業なだけに
植付けに失敗をすることは許されないので、
日に日に焦燥感が募っていたところでの開花でした。

このエコ桜の開花により、今後の植樹事業も
大きく弾みがつくことでしょう。

私達の植樹事業はまだ始まったばかり。
雄大で歴史ある保津渓谷にとっては、この桜の花の様に
本当に小さな一歩に過ぎませんが、夢に見ている
「保津川を花と緑で飾る大構想」へ着実に進みつつある
と感じています。

懐かしいフレーズですが‘美しい国、美しい風土’つくりへ!

‘人は生きた証として、何を残すのか?’

私達の夢は果てしなく広がっていきます。

エコ・グリーンの植樹事業




未来の保津川を花で飾る!さくらの植樹事業がスタート!

2007-12-10 19:46:16 | 保津川エコ・グリーン委員会
今日12月10日に保津川遊船エコ・グリーン委員会
による初めての「さくらの植樹事業」が、渓谷の中でも
最も花が多く美しい所と呼ばれる‘女淵’(おんなぶち)
で実施されました!

我々船頭の手で「保津峡の渓谷を美しく!」を合言葉に
今年、設立された遊船の「エコ・グリーン委員会」。
その委員会による記念すべき初めての植樹事業です。

今日は早朝7時30分に委員会メンバー8名にヘルプとして
4名が加わり、計12名が乗船場に集合、一日掛けて
23本のさくらを植樹する段取りです。

この時期の保津川名物‘朝霧’が一面を覆う寒い朝。
前日に用意しておいた‘さくらの苗’や鹿防護ネット、
肥料などを船に積み込みます。苗といっても3m近い長さ
がある樹齢3才くらいの若木です。もちろん根と土付き
なので、船の中は人が座る所もないほどの窮屈さ。
でも、念願であったさくらの植樹ができる喜びで
メンバーみんなの顔は活き活きとしていました。

出航してから約30分ほどで現場である‘女淵’に到着。
さくらの苗や植樹に必要な道具を船から岸に上げると
植樹リーダーである林真さんの指揮のもと、早速、作業の開始。
林さんは船頭になる前、プロの庭師だった人物で植樹未経験者
がメンバーに多い委員会にとって、最も頼りになる男です!
草刈機で雑木や草の刈りをする者、スコップで穴を掘る者、
さくらの苗に防寒用のテープを巻く者などに手分けして
持ち場にあたり、作業の効率化を進めます。

みんな慣れない作業でしたが、メンバーの物覚えは早く
手際よく、さくらが順々に植えられていきます。
この時期は日が暮れるのが早いので植付けは時間との勝負!
船で来たので、今日の3時過ぎには23本のさくらを植え終え
現場を離れないと嵐山までに日が暮れてしまう心配をしていた
のですが、このペ―スならそれも杞憂に終りそうな手応えです。

昼までに13本の植樹を終え、昼以降はみんな作業に慣れてきて
さらにスピードがアップし、残り10本を約1時間半で植え終え
全ての工程を終了したのでした。

全ての作業を終え、みんなで記念写真を撮りました!
このみんなの‘笑顔’が、歴史ある保津峡の自然に
「自分達で計画し、自分達が植えたんだ!」という
‘足跡’が残せた喜びと達成感を表していますね!!

1200年という水運の歴史を誇り、遊船となっても
100年以上の歴史がある保津川。
その間、多くの先輩諸氏によって守られてきた渓谷の自然。
我々はその遺産により今、美しい花盛りの保津川を満喫する
ことが出来るのです。しかし、今日ここに
私達、保津川遊船企業組合エコ・グリーン委員会によって
「保津川花と緑の植樹事業」が再び復活したのです!

今回の植樹はまだ‘ほんの小さな一歩’かもしれません。
が、みんなの気持ちが一つになり、大きな夢へ踏み出した
という実感ある記念すべき‘第一歩’であったと確信します。

30~40年の時を経て、このさくらが花開き、艶やかに
保津峡を彩った時、訪れる人の目を楽しませ心まで癒していく。
そしてなにより、遊船の伝統を受け継ぐ後輩達への
我々先輩からのプレゼントになれば、こんなに嬉しく
ロマンチックなことはありませんね。

今後、エコ・グリーン委員会では毎年、さくらをはじめ、
もみじやアジサイ、ムクゲなどの花の植樹事業を計画し
推進していく予定で‘保津峡すべてを花々で飾る’という
大構想実現へ向けて歩んで行きます!

‘人間は生きた証として何を残すのか?’

その答えが少しわかる気がした植樹事業でした。

大阪商業大学・原田ゼミが、保津川下りで現地調査。

2007-10-27 01:26:08 | 保津川エコ・グリーン委員会
大阪商業大学経済学部・原田ゼミの学生さん16名が
保津川峡谷における河川ゴミの状況を調べる為、
昨日26日に保津川下り乗船場にお越しになられました。

今回の調査は私も参加しているプロジェクト保津川の副代表を
されている原田禎夫先生(大商大)が自らのゼミで
企画されたもので、保津川のゴミを無くすための市民
費用負担と市民意識の関心度についての研究の一環として、
保津峡の現状把握を目的に実施されました。

先ず、乗船場の待合室にある保津川展示パネルの前で
不肖・私はっちんが簡単に保津川水運の歴史を説明した後
「河川ゴミへの保津川遊船の取り組み」と題して
レクチャーをさせていただき、河川ゴミ問題の発生原因と
ゴミの特徴、今後の活動計画等についてお話しました。

その後、学生さんと原田先生は私の船に乗船下さり
保津川下りをされながら、保津川を見て頂くことに。

ところが・・・さあ、乗船!と思った矢先の事。

雷の轟音が空に響き、地面を叩きつけるほどの
激しい雨が降ってきたのです!
見る見る川の色はそれまでの緑色から黄土色へ
変化し、明らかに水位も著しく上昇してきました。

雨が小雨になるのを待ち、結局、予定より約20分
遅れの出航となりました。

乗船されてからも、雨はやまず生憎の天候になりましたが、
河川の水位が上昇した為、岸に打ち上げられていた
ペットボトルなどのゴミたちが、増水の水に乗って、
どんどん上流から流れてくる様をリアルタイムでご覧
頂けたことは‘現状調査’として幸い(?)
だったのではないでしょうか?

なかなか狙っても、こうもタイミングよく、
ゴミの流れてくるメカニズムを実際に
目撃することはできないと思います。

この現状を目撃することで保津川の河川ゴミの
インパクトが増し強い関心を持って下さると
我々としては大変心強く感じられますので
よろしくお願いしますね。

保津川環境を美しくし、価値を高めることが
どれ程の経済波及効果を及ぼすものか?
また逆に、景観を乱すゴミが増えることで
どれ程のローコストが市民レベルでのしかかって
くるのか?を数値で明らかにすることで、
意識が高まり、地域、流域が一体となった
大きなうねりを起こす原動力になることを
大きく期待するものであります。

この研究に取り組んで下さる大阪商業大学・原田ゼミ
のみなさん、今後もできる限り私達も協力したいと
思っておりますので「産・学」協同で保津川峡谷の
美しい自然を守っていければいいですね。


*今回お越しく下さったのは2回生と3回生の学生さん。

3回生は、環境評価という分野の研究で、保津川のゴミを
無くすための費用負担を、市民はどの程度受け入れる
意思があるのか?について「CVM(仮想評価法)」と
いう経済学の手法を使って明らかにしよう、という研究を
行なってられます。これは‘保津川’という川の
環境の持つ価値を明らかにしようという研究です。

2回生は地球温暖化問題など広く環境問題について
学んでおられ、今度欧州などで導入されている
「PETボトルのリユースの法制度化」について
同大学の他ゼミとのディベートで議論する予定されて
おり、その主張材料を仕入れる為の訪問だそうです。

みなさんは近畿の河川ゴミが、最後に行き着く先
といわれる淡路島の隣、成ヶ島で漂着ゴミを拾う
ボランティアにも参加されています。

集められた保津川のゴミのゆくえは・・・

2007-10-05 19:07:49 | 保津川エコ・グリーン委員会
先日の川掃除で、船を使用したゴミ収集箱は満杯状態!
このゴミを収集し処理して下さるのが亀岡市環境政策課さんです。

今日は朝から軽トラ3台に分乗して、シルバーさんを含む
総勢6名が川ゴミの収集をして下さいました。

保津川遊船で実施し拾われた川のゴミは、船に乗せられ
一旦嵐山で引き上げ、トラックで亀岡市の遊船係留場の
河原に据えてある引退した船に保管されます。
その集められたゴミを亀岡市の環境政策課が毎回
引き取って最終埋め立て処分場に処理されます。

今回の掃除では古タイヤや自転車、家電などの不法投棄系
のゴミが大量に収集されたので、軽トラ1台はそれ専用です。
そのほかのゴミは土嚢袋に詰められ、軽トラに山状で
積み上げられていました。本当に川ゴミの量は半端ではない!
用意した軽トラに入りきらないのではないか?と心配になる
ほどのゴミの量に、作業をされていた同課の担当者も
「今回は大型ゴミも多く、凄い量ですね!」と驚き気味。
まさにラフティングボートの威力を見せ付けられました。

亀岡市環境政策課のみなさま、本当にご苦労さまでした。
そして、これからもご協力よろしくお願い致します。

ラフティングボート、保津峡へいざ、出陣!

2007-10-04 22:33:45 | 保津川エコ・グリーン委員会
昨日、ラフティングボートを初めて使用しての
保津川峡谷の川掃除を実施しました。

今回、ラフティングボート特有の機動力が加わったことで、
船で近づけなかった狭い場所などの河川ゴミ収集が可能と
なり、保津川遊船の川掃除の清掃力アップと効率性に優れた、
質の高い清掃活動がで展開できるようになりました。

峡谷の清掃は遊船の船一艘をマザーボートとし、清掃ボランティア
のメンバー14名とラフティングボートを乗せ、ゴミの漂流して
いる峡谷現場を目指し下って行きます。

河原に打ち揚げられているゴミ類は、マザーボ―トで着岸し、
ボランティアが下船して人海戦術で拾っていき、対岸や狭部
箇所などはラフティングボートで拾って来て、マザーボート
へ随時積み替えるという作業で進めていきます。

朝から出動したボランティア船でしたが、機動力と効率性の高い
ゴミ清掃に、船は見る見るゴミに埋め尽くされ、船の収納能力を
超えるのに、昼までの時間を必要としないくらいでした。

ゴミはペットボトルと空き缶、ビニール袋に食品トレーと
いうお馴染みのモノに加え、車やバイクのタイヤ、電化製品等
の不法投棄物の類も多かったのが特徴でした。

この写真は保津峡に走る府道から、投棄されたゴミです。
川にも同種の不法投棄ゴミが流れてきています。
保津峡は山も川も心無い人の手により、汚されています。
もはや、モラルに訴えるだけでは投棄ゴミの量は減りません。
先ずは自然環境の大切さに気付いた人から、不法ゴミへ関心を
持っていただきたい。そんな人々が多く増えること、そして
その人々の‘目’こそが不法投棄者への一番のプレッシャー
になると考えます。多くの皆さんの協力をお願いします。

今回の保津川遊船エコ・グリーン委員会の川清掃作業に
は遊船の船頭約60名が参加してくれました。
その多くが清掃活動の後、本業である川下り船の仕事に
戻り、嵐山へ下って行きます。
川の清掃作業は、陸のそれに比べ、ボランティアと
呼ぶにはあまりにもハードで体力を消耗します。
にもかかわらず、高齢の船頭さん達もいやな顔
一つせず、熱心に取り組んでくださいました。
ゴムボートという機能的な作業方法も必要ですが、
やはり、清掃活動はこの様な思いの人、一人一人に
よって支えられています。本当に心強い限りです。

一風変わったエコ・グリーン委員会のミーティング。

2007-10-02 00:41:12 | 保津川エコ・グリーン委員会
今日は(もう昨日か・・・)保津川遊船の環境組織、
エコ・グリーン委員会が3日に予定している川掃除
の計画を立てる為のミーティングを行ないました。

と、いってもいつもの遊船事務所2Fで行なっている
堅苦しい会議ではなく、今回は実験的に会議場所を
市内の某中華料理店に移し、食事をしながら会議を
するというユニークなスタイルで行ないました。

メンバーの平均年齢が30歳前半~半ばという遊船では
若い部類にはいるメンバーが多いエコ・グリーン委員会。
食事をしながらざっくばらんに話しをしてもらい、
画期的で面白いアイデアが出ることを期待した会議です。

エコ委員会では、3日に初めてラフティングボートを
使用した川掃除を行なうので、より機能的、効率的に
清掃作業が進められるように、また、今後、コマメに
作業を実施できるような体制つくりを話しました。

エコ・委員会という立派な名前は戴いているものの実質は
船頭各自の川に対する思いに頼るボランティア組織です。
極力、時間的、体力的なロスや負担は軽減できる様に
計画しなければならないので、若い船頭衆の柔らかい
頭で楽しさやヤリガイ、達成感などが感じられる活動
にしなければなりません。

ミーティングでは、気楽さからか忌憚のない意見や課題など
が多く提案され、酒も登場すると一段とヒートアップ!
気が付けば日付が変わる寸前まで、熱い議論が
繰り広げられました。

長時間にわたる議論は、若手船頭メンバーの川に対する
熱い思いを表現しており、頼もしくも嬉しく感じた次第。

我々は400年続いた、伝統産業と川の環境を守っていく
バトンランナーとして先達がそうしてきた様に、次の世代へ
しっかりバトンを渡すまで、力強く走って行かねばなりません。

未来永劫、この川下りが栄えていく為に・・・






川ゴミ清掃に強力な味方、ラフティングボート登場!!

2007-09-22 19:35:56 | 保津川エコ・グリーン委員会
保津川の河川ゴミ清掃に強力な新兵器が登場!!

その新兵器って?そうラフティングボートです!

パワーボートの大手アキレス社製で、
全長3m10cm 幅約1.5m、ゴム生地には
最強度といわれるハイパロンを使用している
本格的なゴムボート。
昨日、購入先の広島の業者から送られてきました。

このラフティングボート、我々保津川遊船の
エコ・グーリン委員会で定期的に実施している
保津川のゴミ掃除の実績を評価して
遊船本部が購入して下さったもの。
大きな遊船の船では近づけず、また川岸から
では届かない、川の漂流ゴミにアクセスするために
以前から委員会で主張していたラフティングボートの
必要性を組合本部が認めてくれたのです。

このたび、小回りのきくラフティングボートを購入した
ことにより、保津川、保津峡のゴミ掃除は機動力が増し
効率性も上がり、よりきめ細かい清掃活動が期待できる
と思います。

今日の仕事終了後、ボートを膨らませ、試運転を
兼ねた点検を、乗船場で行いました。

エコ・グリーン委員会では、至急に川掃除の計画
をまとめ、来週中頃にはボートを使ったゴミ清掃
を実施する予定です。

試運転を前に、オールの漕ぎ方を確認するはっちんです。