早速、明日6日からは京都「堀川」と「鴨川」の二本の川辺で
「京の七夕」が開催されます。
この新たな京の夏の風物詩として昨年から開催されました。
期間は8月6日(土)から15日(月)まで。
「8月のお盆前に七夕?」
と思われる方も多いことと思いますが、実は旧暦ではこの時期が「七夕」なのです。
「祇園祭から五山の送り火」までの間、少し観光も静かになる時期なので、
これを活かさない手はない!と行政、企業 宗教、学術界と地域住民がタイアップ
した「オール京都」体制で、生まれた新たな「真夏の光りイベント」です。
まさに京都のパワーと底力を感じさせる新たな「京の祭り」です。
会場は二条城前を流れる「堀川会場」では、あたりが薄暗くなってきた19時ジャストに
堀川の水辺がライトアップされ、川の両岸に飾られた「願い七夕」の笹飾りが
「竹と光のアート」展示物と一緒に、照らされて黄金色に輝きます。
日が落ち、あたりがすっかり暗くなると「堀川の清流」に、LEDを内蔵した
「いのり星」という球体が無数、放流されて、川に光りの流れが演出されます。
西陣織の産業地帯である上京区を流れる堀川は過って「友禅流し」も盛んであった川。
同イベントでは「七色の光り」による「光の友禅流し」が出現し、時間差で
様々の色の帯が川に映し出され、訪れた人の目を楽しませてくれます。
そして、メインとなるのは、竹による巨大なアーチに出現する「光の天の川」です。
、川を竹アーチで囲みLEDにより天の川の流れをつくりだすというもの。
川の水面を青く光る「いのり玉」が流れ、頭の上には「光りの天の川」という
なんとも幻想的でロマンチックな演習空間でしょう。
平安京の造営時に資材運搬目的で造られた日本最古の人工河川が堀川です。
中世には保津川から流れてきた材木を、洛中の材木市まで運ぶ運河としても
機能していた川なので、我々にも少しですが、ゆかりのある川が堀川です。
戦後は都市化する京都の中で、水源を絶たれ、流れのなくなった「枯れ川」となり、
道路整備の為、暗渠化が進むなど、京都では「忘れられた川」となっていたのを、
住民の願いで「清流」を再び甦らせ、人が触れ合える川として生まれ変わった「堀川」
願いはかならず叶えられる・・・「京の七夕」へぜひ、お出かけ下さい。
さて、私も明日は、保津川でも子のような「川辺のお祭り」が
生み出されることを彦星と織姫に「お祈り」してきます。