保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

「もうひとつの京都」が観光映像大賞を受賞!

2015-06-14 15:32:56 | 保津川下り案内
東京で開催されている国際短編映画祭内で「もうひとつの京都」のショートムービーが
「観光映像大賞(観光庁長官賞)」を受賞しました!

「もうひとつの京都」とは、古都京都とはひ味違う府内の各エリアにスポットを当て、
観光誘客と地域活性化のためにそれぞの魅力を“音楽”と映像で発信するキャンペーン。
里山や海といった京都の美しさをPRする12分間のムービー作品を、映画祭の
「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2015」に応募したところ、
全国562作品から最終選考9作品に残り、最高位に選ばれたのです。

この企画に関わる人全てに励みになる素晴らしい賞ですね!
「森の京都」の構想策定に関わる身としても俄然、やる気が出てきました。

受賞したムービーは世界的ヴァイオリニスト・葉加瀬太郎さんや女優・本上まなみさんらの
協力により制作した3篇のショートムービーで、丹後地域を「海の京都」
亀岡・南、中丹地域を「森の京都」 山城南部地域を「お茶の京都」とエリアを分け
それぞれの地域の自然、歴史、文化などの特徴を活かし、地域振興を仕掛けていく予定です。

従来の行政指導型の施策ではなく、その地域に住む者が自らの地域の特性や資源を
自らの知恵と力で掘り起こし、地域活性へつなげるという事業です。
「森の京都」亀岡は、日本文化の源ともいわれる「千年の都」を支えた山と川を有する地
山と都を川でつないだ地というという視点から,他の地域ではけして真似ができない
「とんがった」構想をまとめていきたいです。今から楽しみです。

https://www.youtube.com/watch?v=dNAqtoMhBds

船を背景に桜の写真

2015-04-04 15:19:53 | 保津川下り案内
日本全国、桜のたよりが聞こえてくる中、保津川下りの出発地・京都亀岡にある乗船場でも
堤防の桜が次々と開き始め、華やかになってまいりました。

満開となった桜は、春の明るい日差しに照らされ華やかさを増し、船の出航を待つ観光客の
皆様も桜と一緒に記念写真を撮るなど花見を楽しまれていたご様子でした。

特に海外からお越しのお客さまには桜は大人気!船がバックにはいる桜風景は保津川ならではもの。
みなさん、熱心にシャッターを押しておられました。

船が下って行く保津川渓谷の山々にも、あちらこちらに
桃色をした山桜が咲き乱れ、春の華やかさいっぱいの
景色に様変わりしました。

保津川下りが流れる保津峡も山桜が満開です。

気持ちのいい涼やかな風を体いっぱいに受けての
桜づくしの船旅は最高に贅沢な一時です。

桜は明日以降も見頃が続くと思います。

天候は少し心配ですが、保津峡の雄大な景色に花をそえる桜は一見の価値ありです!

ぜひ、ご覧になってください。

秋の保津川下りを覆う幻想的な空間。霧の世界。

2014-11-21 10:36:08 | 保津川下り案内
京都の秋といえば皆さん色鮮やかな「紅葉」を思い浮べ
られると思いますが、この時期の保津川には紅葉に負けない
自然が生み出す風景があります。それは・・・霧。

えっ~霧が~?と思われる方も多いと思います。

寒いし、まわりの景色は見えないし・・・

いえいえ、霧が生み出す幻想的な風景こそ、保津川の秋の主役ともいえる存在なのです。

保津川の水と亀岡盆地の地形により、湧き上がる白い朝霧。
まさに雲海に包まれた幻想的な空間が広がります。

こんな日に保津川を舟で下ると、数m先すら見えない幻想空間に
舟ごと、吸い込まれ異次元の世界へいざなわれて行くような感覚に襲われます。

一つ前を行く舟が、まるで幻であるかのような錯覚に見舞われ、
「今、舟で川を下っている」という現実感すら薄れていくのです。
朝霧の身を切るような冷たい風に我に帰る。
30分ほど、そんな感覚に遊んでいると、水面に吹く風が強くなり、
霧は水面を勢いよく滑っていき、次第に霧が上昇し始めます。
この上昇気流が、白く煙った幻想空間を破り、その隙間から一筋の陽光が射し込んでくるのです。

光は次第に八方へと広がり、雲一つない、澄み切った真っ青な空が姿をあらわすのです

この瞬間、青空と灰色の霧が交差し、空がツートンカラーに割れる。
このコントラストは息をのむ美しさ、自然が生み出す最高級の芸術です。

霧が晴れた峡谷を真っ赤なモミジが艶やかにお出迎えしてくれます。

朝に出る保津川の霧。この空間を体験できた方は、舟下りを2倍楽しめるのです!

保津峡の自然は京都の秋を一段と深いものに誘ってくれます。

自然の演出は本当に素晴らしい!そう実感できるのです。


夕日のライトアップ!自然が織り成す秋の風景。

2013-11-13 17:06:24 | 保津川下り案内
船の神様を祀る金毘羅宮がある保津・牛松山に夕日によるライトアップが!

この時期、京都では紅葉のライトアップも始まり、幻想的な演出が華やかですが、
保津川では陽の光による天然のライトアップが見られます。

しかも虹による七色の彩りも添えて。船の神様が虹の光となって天に昇って行く姿。

息を呑む美しさよ。

電飾によるライトアップも綺麗ですが、自然が織り成す風景に勝るものはありませんね~

秋の保津峡にはこんな不思議で神秘な風景がいっぱいです。

保津川の自然は本当に素晴らしい。

雄大で神秘な自然に身をゆだね心まで澄みきる船旅を!

雨舞う保津川。自然の趣~

2013-11-04 07:44:03 | 保津川下り案内
さて、秋のシーズン到来だ、気合を入れて意気込んだ3連休。
気がつけば・・・雨・・・雨・・・。

今年は本当に雨とご縁がある。

屋根はあるものの、屋外観光である保津川下りにとって雨は天敵?

本降りのような激しい雨でなくても、細かい霧雨が降ってもダメージはあります。
空模様ばかりはどうしようもありませんが、雨の日には雨の日ならではの風景があります。

ありのまま自然を体験できるのが保津川下りならば「秋は雨の日でも趣があるな~」と
感じて頂けるような、風情ある案内サービスを提供していきたいものです。

自然はあらゆる天候、季節など環境にあっても、それぞれの趣きがあり、
感性を研ぎ澄ませば、そこにしかない魅力に気がつくものです。

靄にけぶる山々はまるで大きな深呼吸をしているような息遣いを感じます。
川は山から流れ出る無数の小さな谷水を集め、大河へと広がります。
その寸分の狂いもなく繰り返される自然のシステムに心を向けください。


雨=悪条件・・・という固定観念から、少し離して、自然のはたらきの息吹を
感じてみませんか?
お客様にそのことを気づいていただける案内するのは、毎日、この川を下っている
私たちの努め。!

自らも感性を研ぎ澄まし、雨舞う保津川の自然と対話してみるのはいかがでしょう。

保津峡の秋到来も、雨・・・

2013-11-03 15:43:16 | 保津川下り案内
今年の秋、京都は観光のトップシーズンの幕開けとなる3連休。

その中でも最も多くの人出で賑わうといわれる中日に当たる今日は、生憎の雨模様。

お天気予報では「夕方まで天気の崩れはない」といわれていたのですが、
保津川下りの乗船場では、正午過ぎから細かい雨が舞うお天気となってしまいました。

それまで順調であったお客様の流れも雨とともに減速状態。
終わってみれば、流船数も伸び悩み・・・まさに水を差す雨となりました。

今年は夏以降、台風の連続到来に泣かされるなど、お天気に泣かされていますが、
紅葉の時期までにはお天気を味方につけ、彩り華やかで美しい保津峡をご覧いただきたいものです。


さあ、明日の最終日はどうでしょう?

一年で最も情緒ある自然美を堪能できる秋の保津川。

天のご加護があることを祈りながら・・・・



秋の保津峡に出現する雲海~渓谷を流す‘浮舟’

2013-11-02 10:04:20 | 保津川下り案内
そうだ 保津川下り、行こう!

今日から11月シーズンのトップを切る3連休です!

京都でも秋の訪れをつげる便りが聞こえてきています。

保津川でも木々の葉が色づきはじめ、秋景色の到来が待ち遠しい季節になってきました。

しかし!保津川の秋を美しく演出するのは紅葉だけではありません!

紅葉に勝るとも劣らないのが保津峡を覆う「朝霧」です。

今朝の保津川も深い朝霧に包まれています

霧に包まれた保津峡谷を舟で下っていくと、数メートル先の視界すらぼやけ、
雲海の上を浮かび流れて様な感覚にとらわれます。
数隻の舟が連なって下って行く時などは、自分の乗っている舟以外は、
全て幻を見ているかのような錯覚に陥りそうです。
しばらくすると川面に風が吹き出し、霧が上昇気流に乗って舞い上がっていきます。
そうすると水面を這う冷たい風の向こう、霧の隙間から、一筋の眩しい陽光が
射し込み、灰色に覆われた空が開け、澄み切った青空が顔を覗かせるのです。

そう、今日は晴天なのです!

圧巻なのは、そのときの渓谷の風景・・・
灰色と青のツートンカラーに空が割れ、大きな空のキャンバスに、
美しい絵画を描いた様な芸術的な空模様です。
霧の中を出発する朝舟に乗ると、少し肌寒く感じますが、その寒さを我慢してでも、
一見の価値がある保津川独特の秋風景です。

ぜひ、保津川下りの‘浮舟’にご乗船下さい。
今、確かに息づく自然を体感できますよ!

GWは新緑が美しい保津川下りで!

2013-04-27 14:26:47 | 保津川下り案内
いよいよ今日からGWですね!

皆さん、休日の予定は立てられましたか?

今現在での天気予報では、休日に当たる日の天候はすべて‘晴れ’! 

絶好のおでかけ行楽日和になるみたいです。

保津川では今、新緑が真っ盛り!
木々から青葉が芽吹き、目にも眩しい‘若きいのち’の輝きを放っています。

谷を渡る爽やかな風とうららかな春の光り。

保津川下りは、自然のいとなみ、四季のうつろいを肌で感じることができる舟下りです。

今年のGWは、名神高速道路が京都府大山崎Jctから京都縦貫自動車道と直結し、
保津川下りの乗船場がある亀岡まで一本につながり、大阪方面からぐっと近くなりました。

さて、高速ルートの直結は、保津川下りにとって追い風になるでしょうか?はたまた・・・

この機会に多くの方々に新緑美しい保津川をぜひ、ご覧になって頂ければ幸いです。

予約状況はまだ、余裕のありますますので、当日お越し下さっても
十分、ご乗船していただけるものと思います。

今年のGWの思い出は、ぜひ‘保津川下りで!’

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

Michelin Green Guide Japan が、保津川下りに『★』!!

2013-02-28 23:31:50 | 保津川下り案内
Michelin Green Guide Japan (ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン)の改訂第3版が
2月18日からフランスで発売され、私たち「保津川下り」が引き続き『★』一つ星をいただき、
掲載していただきました!

ミシュラン・グリーンガイドは」は1926年にブルターニュ編が発行されて以来、
80年以上の歴史を持ちます。好奇心に満ちた旅行者たちが、訪れる土地をよりよく理解し、
充実した旅を楽しめる様に、編集されたガイドブックで、フランス語と英語版が世界中で発売されています。

殆どの掲載地が、日本の美しい風景や社寺仏閣なのに対し「保津川下り」は遊船単体として選定して
いただいたことは光栄であり、誇りと感じるところであります。
これからも日本古来の和船観光として、国家繁栄に寄与貢献し、
さらに『★』の数を二つ、三つと増やして貰えるように日々精進したいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

下記の文はミシュランで紹介された記事を、京都府職員の小早川健一さんに翻訳していただきました。

《保津川下り》
 1時間20分コース。JR嵯峨野線で嵯峨嵐山より少し
奥に行った亀岡で下車してください。
駅の外に出て、左側の「保津川下り」という指示に沿って
行くと10分ほどで桟橋に着きます。ここから渡月橋の近く
まで船で下ります。
 運行は9時~15時30分まで。料金は3900円です。
乗客は、小舟の底に座り保津川の急流を下ります。
熟練した船頭の庇護の下にスリリングだが危険のない川下りを楽しめます。

世界でも一流の旅のプロフェッショナルに、このような素晴らしい評価を
いただいたことは、生涯の誇りであります。