私達船頭の仕事は人が遊んでいる時こそ、稼ぎ時!となり、
行楽シーズンを家族で過ごした記憶は殆どありません。
この仕事を「生涯の仕事」と定めたのですから致し方のないことですが、
家族、特に子供達にとっては淋しい思いを強いる‘因果な商売’です。
先日のシルバーウィークも超多忙でした。
この連休中、中学生の息子は自由に遊びにいきますが、小五の娘は
家でひとりお留守番をしてくれていました。
特に連休の初日(土曜日)は娘の運動会でした。
「運動会の日は仕事休める?・・・」
運動会の前々日あたりから、顔を会わすごと同じ問いを繰り返す娘。
「80m走を走るね、練習も頑張ってる!」
「騎馬戦もあって、面白いよ~」とアピール。
しかし、当日は私と同じく観光業の妻もどうしても休暇の都合が付かず、
両親揃って運動会で活躍する彼女の姿を応援してやれない状況に・・・
前日の朝、いつもより早起きして私に「今日、休める?・・・」
淋しそうな顔をして最後のお願いです。
私は娘のベットに腰掛けながら行けない理由を話しました。
「本当は飛んで行って応援やりたい…でも多忙を極める連休に穴を空けることは
会社や仕事仲間に迷惑がかかるし、大人としてしてはいけないこと。
わかってほしい・・・」
彼女の手を握りながら、何度も何度も繰り返し自分の
本当の気持ちを打ち明けました。
目にいっぱいためた涙が溢れ、一すじの雫が頬をつたいました。
その涙を腕でぬぐいながら、うなずいた彼女の顔を私は生涯忘れることがないでしょう。
周りの人たちが遊ぶ時に仕事をしなければならない‘商売’。
子供たちは生まれた時から、この環境に育っているので、 「当たり前のこと」
だと思ってくれているだろと見ていたのは私のミスかもしれません。
休みに何処にも連れて行けなくても「親の後ろ姿を子供は見ていてくれる」と思いながら仕事をしてきましたが、
実はいつも淋しい思いをさせていたのですね。
娘はひとりで運動会を頑張りきったようです。
「80m走のスタートの時、お父さんの『マリ、頑張れ!』という
声援が耳元に聴こえてきたよ!」と笑って話す娘に、
心で侘び、泣きました。
そして親子の‘絆’の強さも感じました。
たとえ、身は離れていても‘心’はいつも寄り添い、見守っていたい・・・
いつもそのように思っています。
親の心はいつも子供の幸せを願っているものです。
自分の両親もきっとこのような気持ちで私を育ててくれたのでしょう。
連休の翌日、妻と仕事をお休みして京都の北にある「宝ヶ池」に
娘を連れて遊びに行きました。
それにしても、今回はわが子に‘親の絆’の大事さと‘親孝行’の大切さを
あらためて教えてもらった気分です。
そのことを気付かせてくれた今回のシルバーウィーク。
この大型連休で一番意味があったっことは、保津川下りが盛況であったことなど
ではなく、実は‘親子の絆’の大切さを再認識できたことだと、今、感じているのです。
行楽シーズンを家族で過ごした記憶は殆どありません。
この仕事を「生涯の仕事」と定めたのですから致し方のないことですが、
家族、特に子供達にとっては淋しい思いを強いる‘因果な商売’です。
先日のシルバーウィークも超多忙でした。
この連休中、中学生の息子は自由に遊びにいきますが、小五の娘は
家でひとりお留守番をしてくれていました。
特に連休の初日(土曜日)は娘の運動会でした。
「運動会の日は仕事休める?・・・」
運動会の前々日あたりから、顔を会わすごと同じ問いを繰り返す娘。
「80m走を走るね、練習も頑張ってる!」
「騎馬戦もあって、面白いよ~」とアピール。
しかし、当日は私と同じく観光業の妻もどうしても休暇の都合が付かず、
両親揃って運動会で活躍する彼女の姿を応援してやれない状況に・・・
前日の朝、いつもより早起きして私に「今日、休める?・・・」
淋しそうな顔をして最後のお願いです。
私は娘のベットに腰掛けながら行けない理由を話しました。
「本当は飛んで行って応援やりたい…でも多忙を極める連休に穴を空けることは
会社や仕事仲間に迷惑がかかるし、大人としてしてはいけないこと。
わかってほしい・・・」
彼女の手を握りながら、何度も何度も繰り返し自分の
本当の気持ちを打ち明けました。
目にいっぱいためた涙が溢れ、一すじの雫が頬をつたいました。
その涙を腕でぬぐいながら、うなずいた彼女の顔を私は生涯忘れることがないでしょう。
周りの人たちが遊ぶ時に仕事をしなければならない‘商売’。
子供たちは生まれた時から、この環境に育っているので、 「当たり前のこと」
だと思ってくれているだろと見ていたのは私のミスかもしれません。
休みに何処にも連れて行けなくても「親の後ろ姿を子供は見ていてくれる」と思いながら仕事をしてきましたが、
実はいつも淋しい思いをさせていたのですね。
娘はひとりで運動会を頑張りきったようです。
「80m走のスタートの時、お父さんの『マリ、頑張れ!』という
声援が耳元に聴こえてきたよ!」と笑って話す娘に、
心で侘び、泣きました。
そして親子の‘絆’の強さも感じました。
たとえ、身は離れていても‘心’はいつも寄り添い、見守っていたい・・・
いつもそのように思っています。
親の心はいつも子供の幸せを願っているものです。
自分の両親もきっとこのような気持ちで私を育ててくれたのでしょう。
連休の翌日、妻と仕事をお休みして京都の北にある「宝ヶ池」に
娘を連れて遊びに行きました。
それにしても、今回はわが子に‘親の絆’の大事さと‘親孝行’の大切さを
あらためて教えてもらった気分です。
そのことを気付かせてくれた今回のシルバーウィーク。
この大型連休で一番意味があったっことは、保津川下りが盛況であったことなど
ではなく、実は‘親子の絆’の大切さを再認識できたことだと、今、感じているのです。