このたびの度重なる台風の通過により、保津川の水位は異常な上昇を
繰り返し、川の底も大きく変化してしまいました。
このことを私達船頭が、会話の中でお客さんに話すと、
大抵のお客さんは「川底って変わるんですか?」と驚かれます。
渓流釣りなどされる人意外は、川に入る機会など無いですものね。
川底などに気が回らないのが当たり前ですね。
しかし、私達船頭は、川底を常に意識しておく必要があります。
川の氾濫は、河原や中洲の砂利を流し、そっくり下流へ持っていきます。
また、縦横直径1m以上もある岩などもゴロゴロ流れていくのです。
それらは最も流れが急な瀬である、船を流す水路に集まって来る事が多いのです。
そして、川の流れ自体を大きく変えてしまうのです。
この時点で船の操縦技術を変えなくてはなりません。
以前なら深かった場所にも砂利が運ばれ足首までの浅さに、
緩やかだった瀬も、本流のごとく急流となり勘が狂ってきます。
岩などは最も厄介者で、川の水位が安定してきた頃、川面に顔を出し始めてきます。
当然、避けて行くか、船底にすって行く事になってしまうのです。
更に浅くなると、これは許っては置けませんから、私達が退かしに行きます。
岩にワイヤーを掛けチルという手作業の機械で引っ張り上げます。
また、浅くなった砂利も鍬のようなもので掘り深くします。
これが安全運行する為に私達に出来る最大限の作業なのです。
出来きれなかった所は?・・・それは船頭の技術で補いかわして行くだけです。
川は太古の昔から、絶えずこれらの変化を繰り返し
現在の姿を現しているのです。
私達船頭はたえず、この自然の変化に自らを合わして流していくだけです。
本当に自然の力の大きさを知る瞬間なのです。
繰り返し、川の底も大きく変化してしまいました。
このことを私達船頭が、会話の中でお客さんに話すと、
大抵のお客さんは「川底って変わるんですか?」と驚かれます。
渓流釣りなどされる人意外は、川に入る機会など無いですものね。
川底などに気が回らないのが当たり前ですね。
しかし、私達船頭は、川底を常に意識しておく必要があります。
川の氾濫は、河原や中洲の砂利を流し、そっくり下流へ持っていきます。
また、縦横直径1m以上もある岩などもゴロゴロ流れていくのです。
それらは最も流れが急な瀬である、船を流す水路に集まって来る事が多いのです。
そして、川の流れ自体を大きく変えてしまうのです。
この時点で船の操縦技術を変えなくてはなりません。
以前なら深かった場所にも砂利が運ばれ足首までの浅さに、
緩やかだった瀬も、本流のごとく急流となり勘が狂ってきます。
岩などは最も厄介者で、川の水位が安定してきた頃、川面に顔を出し始めてきます。
当然、避けて行くか、船底にすって行く事になってしまうのです。
更に浅くなると、これは許っては置けませんから、私達が退かしに行きます。
岩にワイヤーを掛けチルという手作業の機械で引っ張り上げます。
また、浅くなった砂利も鍬のようなもので掘り深くします。
これが安全運行する為に私達に出来る最大限の作業なのです。
出来きれなかった所は?・・・それは船頭の技術で補いかわして行くだけです。
川は太古の昔から、絶えずこれらの変化を繰り返し
現在の姿を現しているのです。
私達船頭はたえず、この自然の変化に自らを合わして流していくだけです。
本当に自然の力の大きさを知る瞬間なのです。
そうそう、保津川って何から何まで全てアナログ世界って感じですよね。まず券を買うのも自分で申し込み用紙に名前と簡単に住所を書かなくてはいけないですもんね。船は全て人力ですし、ガソリン代なんてお金はかからないからいいですよね。おまけに排気ガスも出ないから空気も汚さないでも岩をどかしたりも全て船頭さんの仕事なのか~そら大変や!
今テレビで時代劇を見ていて思いだしたんですが、私が以前そちらにお邪魔した時に『子づれ狼』の大五郎ちゃんがいあました凄いかわいらしいんです!あのこの頭は地毛っぽいんですけど、あのままいつも生活してるんかな?