保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

保津川峡谷は「イワツツジ」が満開!

2006-06-15 12:47:20 | 船頭
保津川峡谷の6月時期の名物「イワツツジ」が今、満開だ。

昔から、洪水等で流れてきた「ツツジ」の種が、川沿いの岩の割れ目に
入り根づくといわれる珍しい保津川の「イワツツジ」は天然記念物にも
指定され、この時期に訪れる観光客の目を楽しませてくれている。

嵐山まで船が流れる峡谷16キロ間の岩肌所々に咲く「イワツツジ」は
川沿いという厳しい自然環境に耐えて自生するため、従来の品種より
背丈は低く葉は流線形、花ビラは小ぶりと自ら変化し、激しい川の
流れに耐えて生きている。

本来、植物が自生するには、岩場というところはあまりにも
条件が悪い。根を張るための用土も少なく、夏場は相当な
高温に晒され、なにより洪水という激流が容赦なく襲いかかる。

見た目は小さく朱色という可憐な花ビラをつけるこの保津川の
「イワツツジ」は厳しい自然条件に置かれても、逞しく生きる
毎年、美しい花を咲かせてくれる。

逆境に耐えてこそ咲く花の美しさよ。

これは、今後の厳しい時代を生きるものへの自然界からのメッセージに他ならない。

苦しみなくして‘華’のある人生なし。

毎日、この「イワツツジ」を見上げ、いつもそう感じている。

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6 コメント

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人生いろいろ、花もいろいろ (Honko)
2006-06-15 19:27:36
花壇にちゃんと整列して、毎日たっぷりのお水と

肥料をもらって咲かせる ”花”もあれば、

このように、根を張るための土さえままならない

そんな岩場に自生し、過酷な条件で咲かせる ”花”

もあるんですね。。。

人の人生もいろいろあるように、花たちの人生にも

いろいろあるんだなぁ。。。って思いました。



イワツツジ。。。可憐で美しい花だけど、その根っこ

たちの力強さ逞しさに、暫し思いを寄せています。



精一杯花を咲かせている姿は、私たちに大切な

メッセージを送ってくれているようにも見えます。
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イワツツジ (ichiro58)
2006-06-16 02:11:12
イワツツジの情報、ありがとうございました。

今度は7月に行く予定にしていましたが、イワツツジを見ておきたいので、

日和を見て出かけたいと思います。

連れが見つかるといいのですが・・・。
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ステキ♪ (ひろりん)
2006-06-17 08:59:13
桜や紅葉ばかりに目をとられてました☆

イワツツジいいですね~

たまには地元の民も観光客気分で楽しむのもいいですね~♪

朝いちだったら、ひとりでフラッと乗れるかしら。。。

帰りは勿論トロッコ列車ですよね。

ナマハゲのような物体が乗ってくると、どうリアクションして対処していいかわからない私です。(^-^;)

乗船場に車を置いて、舵を取る長い棒をかついだ船頭さんと一緒に山陰線で戻って、駅からトコトコ歩くのもいいかも。。。
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逆境 (はっちん)
2006-06-21 00:12:55
Honkoさんへ。



人の精神的な強さのたとえに

「温室に育った花は逆境に弱い」といいます。



厳しくハングリーな状況で育ったモノの

逞しさには憧れます。



自分もそうありたいと思う次第です。



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是非。 (はっちん)
2006-06-21 00:15:55
ichiro58さんへ。



イワツツジは今まさに満開でピークです。



来週くらいからすぼみだすと思いますので、

是非、今週中がオススメですよ。
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日本のスター鬼さん。 (はっちん)
2006-06-21 00:25:37
ひろりんさんへ。



トロッコに乗ってくるのはナマハゲではなく、

大江山の酒呑童子ですよ~



台湾やアジアの観光ガイドブックではこの

酒呑童子の写真が一面に載っていて、

この鬼さんを目当てにトロッコに乗られ

記念写真をせがむ海外の方が引けを取らない

ほどの日本の人気者なのですよ!



もちろん、国内でもトロッコといえば

この酒呑童子を思い浮かべる人も多いです。



意外に地元人が知らない、国際的な有名な

モノが保津峡のはあるのですよ~
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