保津川下りの雄大さをより一層引き立てるものに、
幾つかの巨大な壁岩があります。
その代表格が、写真の‘書物岩’です。
書物岩とはトロッコ保津峡駅の下流、保津川と
清滝川の合流点の正面に位置しており、厚さ3cmほどの
本を、たくさん積み重ねたように見えることからそう呼ばれています。
この辺りの両岸は隆起後に川が浸食してできた、切り立った典型的な
V字型の谷になっており、この書物岩も約100mほど切り立った断崖絶壁!
その岩質はとても堅く緻密で、ハンマーで叩くとカンカンと金属的な音がして
火花さえ散ります。このことから古来は火打石として重宝されていたそうです。
本を積み重ねたように見えるのは、層状チャートと呼ばれるもので、
まだ大陸が海中に沈んでいたとされる時代、深海底に堆積した放散虫という
プランクトンの死骸や海綿動物の骨といった微小な生物の遺骸が降り積って
作られたとみられています。
その化石は今でも、約80m上の岩片から採取できることから、
何億年前の太古の保津川が、それほど高い位置を流れていたという
証拠にもなっているのです。
保津川の急流は、この書物岩に正面から突き当たり、流路を直角に変えます。
乗られてるお客さんは、この雄大な景観美と、船が迫り来る
大壁岩に激突するのでは?というスリルの両方を味わうことができ、
大満足のスポットの一つであることは間違いないでしょう。
今確かに、目の前ある保津川の大壁岩や巨大岩石が、何億年もの海底で
微生物の遺骸などが集まって出来たことを考えると、地球の歴史が
とても身近に迫ってきて、我が仕事にいいようのない贅沢感を感じます。
皆様も是非、保津川の渓谷美を眺め自然の底知れぬ深さに触れてみて下さい。
(*)WRCのブンちゃん、コメントありがとう。
世界一のエンジニヤを目指してがんばって下さい。
みんな応援してますよ!
幾つかの巨大な壁岩があります。
その代表格が、写真の‘書物岩’です。
書物岩とはトロッコ保津峡駅の下流、保津川と
清滝川の合流点の正面に位置しており、厚さ3cmほどの
本を、たくさん積み重ねたように見えることからそう呼ばれています。
この辺りの両岸は隆起後に川が浸食してできた、切り立った典型的な
V字型の谷になっており、この書物岩も約100mほど切り立った断崖絶壁!
その岩質はとても堅く緻密で、ハンマーで叩くとカンカンと金属的な音がして
火花さえ散ります。このことから古来は火打石として重宝されていたそうです。
本を積み重ねたように見えるのは、層状チャートと呼ばれるもので、
まだ大陸が海中に沈んでいたとされる時代、深海底に堆積した放散虫という
プランクトンの死骸や海綿動物の骨といった微小な生物の遺骸が降り積って
作られたとみられています。
その化石は今でも、約80m上の岩片から採取できることから、
何億年前の太古の保津川が、それほど高い位置を流れていたという
証拠にもなっているのです。
保津川の急流は、この書物岩に正面から突き当たり、流路を直角に変えます。
乗られてるお客さんは、この雄大な景観美と、船が迫り来る
大壁岩に激突するのでは?というスリルの両方を味わうことができ、
大満足のスポットの一つであることは間違いないでしょう。
今確かに、目の前ある保津川の大壁岩や巨大岩石が、何億年もの海底で
微生物の遺骸などが集まって出来たことを考えると、地球の歴史が
とても身近に迫ってきて、我が仕事にいいようのない贅沢感を感じます。
皆様も是非、保津川の渓谷美を眺め自然の底知れぬ深さに触れてみて下さい。
(*)WRCのブンちゃん、コメントありがとう。
世界一のエンジニヤを目指してがんばって下さい。
みんな応援してますよ!
船頭さん達、力いっぱい働く人たち、格好よかったです(^^)v
また紅葉の季節、冬のお座敷の船にも乗ってみたいです。
どうもありがとうございました。