保津川に筏が流れる風景の復活を進めている「京筏組」は27日(土曜日)、
亀岡市の京都学園大学・光風館会議室で「筏がつなぐ山、川、そしてまち」
と題した「保津川筏復活プロジェクト・シンポジウム」を開催しました。
同シンポジウムは、京筏組が昨年、「保津峡の筏流し」を半世紀ぶりに復活させたことを
受けて、上・下流域の森、川、ひと、そしてまちのつながりについて、聴講者参加型の
検証の上、話し合いうことで、今後の気運を高まりと多角的な視野からの展望を
導き出すヒントとするのがねらい。
午後2時から始まったシンポジウムには、定員50名を上回る聴講者が来場し、
まず、主催者を代表し黒川孝宏亀岡市文化資料館・館長の開会挨拶の後、
同プロジェクトの現場リーダである河原林洋氏による「保津川筏復活まで取り組みと展望」
についての基調講演が行われました。
その後、「産業」「環境」「観光」「文化」の4つのテーマでクループを分け、
参加者それぞれが興味のあるテーマのテーブルに移り、議論に加わる形で進められました
各テーマごとのテーブルには、グループリーダーが進行役を務め、今回、ゲストとして招いた
コメンテーターを交えた、議論へと移りました。コメンテーターには和歌山・北山川の筏下りの筏師さんと
北山村・村長さんもお見えになり、経験・実績の上にたった話しをされていました。
また、参加者みなさんも、桂川(保津川)流域にお住まい、または出身の方々も多く、
川、山を通じた‘まち’と‘ひと’のつながりについて、ご自身の筏とのかかわり、体験、
思い出を交えながら、具体的な内容・アイデアが多く語られ、各テーブルともに
実りある議論が展開されていました。
議論のまとめとして、各テーマのグループリーダーが、話し合われた内容についての
まとめを発表し、参加者すべてが議論情報について共有できる形をとられました。
最後にグループ・リーダーとゲストコメンテーターによる総括が行われ、今回のシンポジウムは終了。
どのテーマでも「川や水運を語るには、山や森の‘つながり’の重要性に
目を向ける必要がある」という方向性が示されました。
参加者の一人である保津川下りの船頭・豊田覚司氏は
「このようなシンポが、あまりにも専門的な内容になり、マニアックに興味のある人だけの集まりであってはならない。
歴史性も踏まえ、筏にまつわる「ワクワク」するようなストーリーを創造することが
望まれる」と多くの人が興味をひくような仕掛けの必要性を述べられました。
いろんな立場の方々の熱い思いが「筏」という‘夢’に乗って流れていく、
実感を持った今回のシンポ。
益々、地域の注目を集める「保津川の筏」。
これからの展開に目が離せない!
そんな予感と感想を持つに十分なシンポであったと思います。
*京筏組・・・府振興局、亀岡市文化資料館、NPOプロジェクト保津川、
保津川の世界遺産登録をめざす会など12の団体で構成される
保津川筏の技の伝承ならびに歴史、文化の検証により、
流域地域はもちろん広く市民に、現代的意義に
ついて伝えることを目指し、活動している。
亀岡市の京都学園大学・光風館会議室で「筏がつなぐ山、川、そしてまち」
と題した「保津川筏復活プロジェクト・シンポジウム」を開催しました。
同シンポジウムは、京筏組が昨年、「保津峡の筏流し」を半世紀ぶりに復活させたことを
受けて、上・下流域の森、川、ひと、そしてまちのつながりについて、聴講者参加型の
検証の上、話し合いうことで、今後の気運を高まりと多角的な視野からの展望を
導き出すヒントとするのがねらい。
午後2時から始まったシンポジウムには、定員50名を上回る聴講者が来場し、
まず、主催者を代表し黒川孝宏亀岡市文化資料館・館長の開会挨拶の後、
同プロジェクトの現場リーダである河原林洋氏による「保津川筏復活まで取り組みと展望」
についての基調講演が行われました。
その後、「産業」「環境」「観光」「文化」の4つのテーマでクループを分け、
参加者それぞれが興味のあるテーマのテーブルに移り、議論に加わる形で進められました
各テーマごとのテーブルには、グループリーダーが進行役を務め、今回、ゲストとして招いた
コメンテーターを交えた、議論へと移りました。コメンテーターには和歌山・北山川の筏下りの筏師さんと
北山村・村長さんもお見えになり、経験・実績の上にたった話しをされていました。
また、参加者みなさんも、桂川(保津川)流域にお住まい、または出身の方々も多く、
川、山を通じた‘まち’と‘ひと’のつながりについて、ご自身の筏とのかかわり、体験、
思い出を交えながら、具体的な内容・アイデアが多く語られ、各テーブルともに
実りある議論が展開されていました。
議論のまとめとして、各テーマのグループリーダーが、話し合われた内容についての
まとめを発表し、参加者すべてが議論情報について共有できる形をとられました。
最後にグループ・リーダーとゲストコメンテーターによる総括が行われ、今回のシンポジウムは終了。
どのテーマでも「川や水運を語るには、山や森の‘つながり’の重要性に
目を向ける必要がある」という方向性が示されました。
参加者の一人である保津川下りの船頭・豊田覚司氏は
「このようなシンポが、あまりにも専門的な内容になり、マニアックに興味のある人だけの集まりであってはならない。
歴史性も踏まえ、筏にまつわる「ワクワク」するようなストーリーを創造することが
望まれる」と多くの人が興味をひくような仕掛けの必要性を述べられました。
いろんな立場の方々の熱い思いが「筏」という‘夢’に乗って流れていく、
実感を持った今回のシンポ。
益々、地域の注目を集める「保津川の筏」。
これからの展開に目が離せない!
そんな予感と感想を持つに十分なシンポであったと思います。
*京筏組・・・府振興局、亀岡市文化資料館、NPOプロジェクト保津川、
保津川の世界遺産登録をめざす会など12の団体で構成される
保津川筏の技の伝承ならびに歴史、文化の検証により、
流域地域はもちろん広く市民に、現代的意義に
ついて伝えることを目指し、活動している。
今度は弟さんでした(^^)v
さすがはノリオさん。
もう、発見されたのですね。
そう、新聞にコメントが載ったのは弟です。
私は・・・掲載写真のどこかにいます。
お暇なら探してみてくださいね(笑)