保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

梅雨なのに雨が降らない・・・いよいよ日吉ダムがピンチに!

2005-06-28 07:07:17 | 船頭
梅雨に入ったにも関わらず全く雨が降らない京都・保津川。

週間天気予報でも、今週はまとまった雨は降らないとのこと。

まさに近年稀にみる猛烈な空梅雨です!

梅雨入り当初は、じめじめとした鬱陶しい天候が少ない~
と喜んでましたが、これだけ降らない日が続くと
そんなお気楽には構えてられない、深刻な事態
を迎えつつあるのです。

その深刻な事態とは? 

保津川の水がめ・上流の日吉ダムの
貯水率が著しい低下しているのです。

この空梅雨で日吉ダムの貯水率が、昨日現在で
例年の60%を切りました。

この事態を受け国土交通省・近畿地方整備局・淀川河川事務所」
は、昨日27日、京都の某ホテルで
「日吉ダム渇水連絡調整会議」が開催されました!

この会議は淀川水系桂川の日吉ダム流域の地方自治体や
農業、漁業など関係利水団体に呼びかけ、
今後の渇水対策について調整しようというのもで、
4年前の渇水時にも開催されています。

日吉ダムの水を使用する保津川遊船も
もちろんこの会議には出席します。
が、利水対象としては当然飲料水などの生活用水、
農業用水が優先されますので、観光業などは末席ですが。

今のダムの放水量は毎秒/6tですが、このまま少雨状態が
続くと6月30日からは毎秒/5t、さらに降らないと
4tから最悪2.5tになる可能性もあるそうです。

過去最悪の大渇水であった94年度に近づく勢いで
ダムの水は減少傾向にあるとの事で心配しています。

去年は計10個の台風に直撃され、大洪水の日が続き
大変な一年となりましたが、今年はその逆で
大渇水の年になりそうな予感です。

なんという両極端な現象でしょう。

どうやら自然は、今年も私達に厳しい一面を
見せようとされている様です。

どれだけ近代科学が進歩しても、人間は大地を潤わす
雨を降らすことは出来ず、自然をコントロールする
事は永遠に不可能、ただただ無力感を抱かずには
おれないはっちんです。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ニュース (まこ)
2005-06-28 08:12:29
はっちんさんおはようございます。

私も昨日そのニュース、テレビで見ました。

そしてすぐに保津川下り大丈夫かな・・・と

おもいました。と、言うのも夏に「保津川下り」に行く計画を立てているからです!

はっちんさん、川下り中止なんてこと、ありませんよね!



うちの庭の草木たちもしょんぼりしています・・

梅雨なんだから、雨降ってほしいですね。

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雨乞いしましょうか (はかせ)
2005-06-28 16:19:14
今日、ラフティングの取材に行ってきました。

「ヤバイ」「水ないっすわー」とスタッフ!



自然相手のことですから誰が悪いわけでもないですけど、心配ですね。
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今年は渇水!? (めい)
2005-06-28 18:08:02
 こんにちわ!毎日暑い日が続きますね~・・・。本当に最近のお天気は極端すぎますね。去年は洪水、今年は渇水ですかね

 新潟はえらいことになっていますし、かたや雨乞いしたところもありますし、何故日本列島に満遍なく雨は降ってくれないのか?



 日吉ダムは50%をきったみたいですね、放水量を制限するみたいですね。



 あああ~・・・ザッと降らないですかね
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気にかけて (はっちん)
2005-06-29 06:35:35
まこさん、おはようございます。

記録的な小雨傾向ですが、真っ先に保津川の

ことを気にかけて頂きまして

ありがとうございます。



昨日、待望の夕立がしました。

まだまだ焼け石に水ですが、とりあえずは

降ることが分かり‘ほっと’しています。

天気予報では7月に入れば例年通り降る

そうなので、期待して待つ事にします。

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水は・・・ (はっちん)
2005-06-29 06:44:26
はかせさん、おはようございます。

ラフティングこそ、川の水量によって

全く面白さが違いますからね。



ラフティングの人、よく川を泳いでる

けど、今、水質も悪いですよ。

ダムの貯水率が下がると、川の水質も

悪くなりますから、鮎も心配です。



新鮮な水が流れて来ないダムの水は、

はっきりいって‘死んでます‘

10年前の川はもっと澄んで、底が透き通って

ました。





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渇水 (はっちん)
2005-06-29 06:51:57
めいさん、おはようございます。



本当に何でこんなに両極端なの!と

叫びたくなりますね。



去年、日本列島も亜熱帯気候に変わりつつ

あるとのレポートが出ていましたが、

特定の地域に一気に集中して降る傾向は

まさにその影響でしょうか?



自然を意のまま破壊してきた人間への、

自然界の逆襲が始まっている、そんな

感じですかね?



でもその影響も最もリアルに受けるのは

自然とともに生活する私達ような者です。



奇跡ともいえる自然のバランスを

壊さない意識が大事ですね。
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