保津川下りの船頭さん

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保津川の「川の大掃除」今日2日目。渓谷に入る。

2010-02-23 23:30:33 | 保津川エコ・グリーン委員会
春を思わせるようなぽかぽか陽気に恵まれ、保津川の「川・大掃除」が昨日に引き続き実施されました。

2日目となった今日には、総勢25名の船頭が終結し、岩場など渓谷に漂着・漂流している
ごみの清掃に汗を流しました。

昨日から出動していた舟2艘は、昨夜一晩、渓谷の中で「お泊り」させており、今日はごみ回収船である「エコ船」も加わり、
3艘体制で清掃作業に臨むことになりました。我々、船頭作業員もこの「エコ船」に、
乗船場から乗り込み、舟が係留されている現場まで向ったのです。

急峻な地形でなる保津川渓谷の清掃は、これからが本番です。
段差激しく急な崖が続く、足場の悪い川岸や行く手を阻むしのべやイバラの茂みなど
ここでのごみ回収作業はけして簡単ではありません。

川岸のごみを入った土嚢袋は、まとめて船の乗せ運んで回収していくのですが、船が着岸できる箇所は限られており、
土嚢袋を手や肩にぶら下げて歩くのは想像以上の重労働。
しかも、足場も悪いのでバランスなどを崩すと滑落する恐れもあり厳しい作業です。

漂着ごみの多くは、河川の増水時に運ばれてくるものですが、大体、辿り着き集まる場所は限定されています。
増水時、流線の外曲がり側の岸に流れ着く場合が多く、しかも大量なのです。
今日も獅子ヶ口や朝日といった右岸側や高瀬の左岸側の外曲がり側に大量のごみが漂着していました。
ここではペットボトル、トレイ、コンビニ弁当のガラ、スーパのレジ袋といった、いつも
不名誉な上位ランキングに名を連ねるプラスチックごみが大量に回収されました。
また、川にの上を走ってきたのか?古タイヤ軍団もたくさん回収されたのです。

午前中だけ、1艘の船が満タンになるほどのごみを回収したのですが、この頃ころ
気温が上昇してきて、汗が額から滴り落ち、背中がびっしょりと濡れる程の陽気へ。
今日は本当に春を感じさせる天気でした。

心地よい陽の光に照らされ、きれいになった川岸を見ながら食べる昼食は、最高に気持ちのいいものですね。食後はもちろん、昼寝タイム~

結局、川掃除2日目は、JR保津峡駅の上流部までのごみを回収してタイムオーバー。
船2艘分のごみを拾い上げることができました。

岩が場多い場所では、回収したゴミが入る土嚢袋を船まで運ぶことに手間取り、完璧に清掃しきれない箇所があったが、少し、心残りですが、
明日以降の川掃除部隊に後を委ね、今日の清掃活動は終了へ。
我々はJR保津峡駅から山陰本線・嵯峨野線で遊船乗船場がある亀岡まで帰社したのです。

ここ一週間、今日のような天気が続くらしいので、あと2日の清掃活動を頑張っていきたいと思います。

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