今日、心洗われる素晴らしい映画と出会いました。
江戸時代初期に身分の隔てなく学問の素晴らしさを
民衆に伝え広めた学者で、聖人と慕われた「中江藤樹」
の生涯を描いた作品でした。
理想に生き、志を貫いた主人公「中江藤樹」役を
水戸黄門の助さんこと原田龍二さんが熱演!
実直で熱き志を持つ原田さんのお人柄と主人公が
重なり充分感情移入できる作品に仕上がっており、
原田さんの澄んだ眼差しがストーリーを盛り上げ
はっちんは不覚にも感動の涙を禁じ得ませんでした。
中江藤樹は京都の隣、滋賀県の出身で、はっちんも
学生の頃に歴史の本で名前は少し知ってはいましたが、
その生涯を詳しくは知りませんでした。
今回、この映画を観て「何故、この様な素晴らしい人物が
歴史の表舞台から埋もれていたのか?」と不思議になりました。
徳川幕府が強いた「士農工商」の身分階級社会は、
その後続く、徳川300年の安泰を支えてきた制度でしたが
そんな時代のど真ん中で、人の尊厳と何者のも
囚われない自由な精神をもった中江。
その精神を形成し支えたのは古い聖人が残した
学問にありました。
そして本当の学問とは知識ではなく、この社会に実践してこそ
価値のあるものだということを知っていた人でもありました。
橋がなく流れそうな親子を見て中江は自らの手で
橋を架けようとしますが、それは最初、無謀で無駄な
ことに見えました。がしかし、自らが進んで実践して
いる姿に村人の心は動かされ、一人二人と増えて行き、
最後は多くの村人の手によって立派な橋が完成します。
このワンシーンを観たとき思いました。
「他の為に行う実践の姿が人々の心に橋を架けた」と!
理想を掲げ、志を曲げず進むことは、最初は誰からも不可能に
見えても、希望を捨てずその道を実践して歩んで行けば、
最後には人の心を動かすのだということを
この作品は証明していたと思います。
この熱情と誇り高き使命感こそ、
はっちんの大好きな‘ロマン’を感じます。
「人は誰でも生まれながらにして美しい心(良知)を持っていて、
その心を汚さずに鏡のように綺麗にしておくことが大切だ」
という。中江が残した言葉‘致良知’(良知に致る)が
心に響きます。
人は生まれながらにして、美しい心と自我に囚われる心
の両方を持ち合わしていますが、
鏡は美しく磨いておけば、美しい有りのままの
姿を映し、曇っておればぼやけてけっして美しいものは
映せないでしょう。
心の鏡も同じで、他を思いやる心などの美しい感性で
いつも磨いておれば、必ず素晴らしい風景を
みる事が出来ると感じます。
「美しい心という人間の最良の部分を引き出す為に
学問があり、知識の習得があります。
学問の前には身分階級の隔てが無い」
と説く中江の教えは、現代の偏差値至上主義、
競争原理の学問に慣れきっている私達に
「何故学ぶのか?」という」根本を問われている
ような気がしてなりません。
時代が変動し経済や政治が移り変わっても
最後の残るのは教育だと言われております。
これからの教育はどうあるべきか?
を考えさせられる素晴らしい作品であった
とはっちんは思った次第です。
中江藤樹作品HPこちらから!
江戸時代初期に身分の隔てなく学問の素晴らしさを
民衆に伝え広めた学者で、聖人と慕われた「中江藤樹」
の生涯を描いた作品でした。
理想に生き、志を貫いた主人公「中江藤樹」役を
水戸黄門の助さんこと原田龍二さんが熱演!
実直で熱き志を持つ原田さんのお人柄と主人公が
重なり充分感情移入できる作品に仕上がっており、
原田さんの澄んだ眼差しがストーリーを盛り上げ
はっちんは不覚にも感動の涙を禁じ得ませんでした。
中江藤樹は京都の隣、滋賀県の出身で、はっちんも
学生の頃に歴史の本で名前は少し知ってはいましたが、
その生涯を詳しくは知りませんでした。
今回、この映画を観て「何故、この様な素晴らしい人物が
歴史の表舞台から埋もれていたのか?」と不思議になりました。
徳川幕府が強いた「士農工商」の身分階級社会は、
その後続く、徳川300年の安泰を支えてきた制度でしたが
そんな時代のど真ん中で、人の尊厳と何者のも
囚われない自由な精神をもった中江。
その精神を形成し支えたのは古い聖人が残した
学問にありました。
そして本当の学問とは知識ではなく、この社会に実践してこそ
価値のあるものだということを知っていた人でもありました。
橋がなく流れそうな親子を見て中江は自らの手で
橋を架けようとしますが、それは最初、無謀で無駄な
ことに見えました。がしかし、自らが進んで実践して
いる姿に村人の心は動かされ、一人二人と増えて行き、
最後は多くの村人の手によって立派な橋が完成します。
このワンシーンを観たとき思いました。
「他の為に行う実践の姿が人々の心に橋を架けた」と!
理想を掲げ、志を曲げず進むことは、最初は誰からも不可能に
見えても、希望を捨てずその道を実践して歩んで行けば、
最後には人の心を動かすのだということを
この作品は証明していたと思います。
この熱情と誇り高き使命感こそ、
はっちんの大好きな‘ロマン’を感じます。
「人は誰でも生まれながらにして美しい心(良知)を持っていて、
その心を汚さずに鏡のように綺麗にしておくことが大切だ」
という。中江が残した言葉‘致良知’(良知に致る)が
心に響きます。
人は生まれながらにして、美しい心と自我に囚われる心
の両方を持ち合わしていますが、
鏡は美しく磨いておけば、美しい有りのままの
姿を映し、曇っておればぼやけてけっして美しいものは
映せないでしょう。
心の鏡も同じで、他を思いやる心などの美しい感性で
いつも磨いておれば、必ず素晴らしい風景を
みる事が出来ると感じます。
「美しい心という人間の最良の部分を引き出す為に
学問があり、知識の習得があります。
学問の前には身分階級の隔てが無い」
と説く中江の教えは、現代の偏差値至上主義、
競争原理の学問に慣れきっている私達に
「何故学ぶのか?」という」根本を問われている
ような気がしてなりません。
時代が変動し経済や政治が移り変わっても
最後の残るのは教育だと言われております。
これからの教育はどうあるべきか?
を考えさせられる素晴らしい作品であった
とはっちんは思った次第です。
中江藤樹作品HPこちらから!
私の左ほっぺたには生まれつきの痣があります。かなり大きく(左ほう全域)青いんです・・・、そのために今レーザー治療でその痣の除去をしています。
お陰様で治療の後は左ほっぺたに特大ガーゼを貼らなくちゃいけない始末。人の目が気になるのでお出かけなんて出来ないんです。
そこで本題!この機会に趣味を満喫したいのですが、とりあえず『シルミド』『トロイ』はみました。あとほかに心に残る映画をみたいと思っていたところなんです!原田さんの映画を見ようと気めました!が、もしやこれはまだ劇場公開中なのでは?
お外に出られない私としては、もっぱらビデオ鑑賞なんですよ・・・なにかお薦めありませんか?
新しいホームページに跳びたいのですが、パソコンからはどのようにしたらいいのですか?
はっちんは映画三昧の生活・・・と思っておりましたが、最近忙しくて映画館に足を運べないのです。観たい映画が目白押しなのにすごくショックです。その代わりにとうとう禁断のレンタルビデオ屋通いになってしまいました。
オススメですか?・・・最近では「東京原発」が良かったですね。
原田さんの映画はただいまDVDが発売中です。本当に心が澄み切る映画なので是非観てください。
はっちんのページには左下のブックマークから行けるはずです。
理想に燃える、志を貫くという様な歴史上の偉人役に原田さんほど似合う役者さんは今の同世代の俳優さんにはいないですね。歴史・時代劇に熱情をお持ちの原田さんの真骨頂を見た思いです。
格さん役の合田雅史さんも出られておりましたね。二人の掛け合いも良かったです。
まっすぐな人、心の綺麗な人、意思の強い人を演じたら
原田さんは最高にいい味を出されますね。
必ず高倉健さんの様に、しぶい役者になられることでしょう。
今年3月より小さいながらも陽明学のブログを
始めました。
こちらのページは前から知っておりまして
皆様、楽しそうに映画のことを語っておられる
なぁ、と、うらやましく拝見していました。
中江先生のDVDを見たらこちらに報告に
いこうと、ひそかに思っておりました。
それで、今回TBさせていただきました。
どうぞ、よろしくお願い致します<(_ _)>
ひなた
陽明学は、人として豊かな心で生きる上の基本に
なる思想ですね。権威やシステムに盲目的に従うのでは
なく、自らの考えで責任をもって行動する、現在にも
必要な考え方ですね。
ひなたさんもはじめまして
このDVDを先日、現在復学中の短大の教育原理の授業で観ました。
実は中江藤樹先生の出身地である滋賀県に住まいながら、ほとんど今まで知る事なくきてしまいました。
多くの人に感動を伝えたいのに、思うようにいかなかったところ、ここまで上手にまとめてかかれるはっちんさんに感動を覚えました!
本当に素晴らしい映画ですよね。
図書館で続きを観ていて、了佐が先生の愛情に守られている最後の方のシーンであまりの感動に声無き号泣しちゃいました!
滋賀県というところは、わたしの敬愛する糸賀先生のみならず、数多くの偉人がいたことを今更ながら知り、大変嬉しく思っています。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/070320.html←糸賀先生詳細!
亀岡に親友がいますので、機会がありましたがらはっちんさんを探しにいきたいと思います
理想を掲げ、けして希望を捨てずにその道を歩んでいく
精神の強さと人が「学ぶこと意味」を中江藤樹先生に
教えてもらった気がします。
私も空手道場で子供たちを教えるという立場に
いるので、中江先生の精神には学ぶ事が多いです。
「茗荷村」を設立された田村一ニ先生は
私の師匠が懇意にされていた様でよく知っています。
滋賀県にはどうしてこんなにも偉大な人々が
育ってくるのでしょうか?人間性豊な方々を
生み出す滋賀県の土壌ってなんなのでしょう?
「ともに生きる」いい言葉ですね。