保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

船頭、スッポンを捕獲!

2007-06-12 22:44:49 | 船頭
とりあえず、このスッポンを見て下さい!

濃い焦げ茶色の丸い甲羅、どう猛そうな面構え、
しっかりした肉付き、これこそ保津川の天然物のスッポンです。
このスッポンは今日、船の操船中に遭遇した船頭が捕獲したものです。

このスッポンを捕獲した船頭の話によると、朝日の瀬と呼ばれる
川岸すれすれを通る航路に差し掛かった時、岸の砂地でのんびりと
日向ぼっこをしている巨大なスッポンを発見!
すぐさま、船を減速させ手前の岸に静かに船を停止。
一気に二人の船頭が船の舳先からジャンプ!
スッポン目掛けて猛ダッシュです。

ぼっ~と日向ぼっこをしていたスッポンも異変に気づき
素早く逃げ出したものの、時すでに遅し!
二人の船頭に挟み撃ちされ、万事休す!

捕獲されたスッポンは、お客さんと一緒に船で
嵐山まで下っていったそうです。

思わぬ大捕り物を目撃できたお客さんはお喜び~
「実物を初めて見た~こんなに近くで見たのは初めて~」
などと思い思いの感想を語りながら保津川下りをされたそうです。

噛みつけば指を折るほどのアゴを持ち「雷が鳴るまで離さない!」と
いわれるどう猛で俊敏な川の王者・スッポンを船から飛び降り瞬時で
捕獲してしまう保津川の船頭の野性味も凄いでしょう~皆さん!

嵐山からJRとタクシーで運ばれ、保津の乗船場に持ち帰られた
スッポンは、船を待つお客さんにも披露されされ、一躍スターに。

ところでこのスッポン、これからどうなるのですって?

鍋にして食べる??
いやいや、展示用として大事に飼われるに違いない・・・

スッポンは二億年もの間、その姿形を変えずに厳しい環境の
変化にも耐え生息してきた生き物で、寿命は100年とも
いわれ、ズバ抜けた生命力を持っていることから、美と健康に
非常に優れた食材と重宝されてきました。
食用としての歴史も3~4000年という長い歴史があります。
スッポンは、同じ仲間の亀と異なり水中はもとより陸上においても、
その活動は敏捷で闘争心も旺盛で、自らに近づく者にはすぐに
噛み付く習性があるので、捕獲には最善の注意が必要です。

低温期には半年以上も水中で機能を停止して生存し続ける
まさに川生きる驚異の生命体といえるでしょう。

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2 コメント

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ありがとうございました。 (はっちん)
2007-06-16 09:46:11
ゅきさんへ。

覚えております~いいカメラをお持ちの
美しい女性二人組みでご乗船頂いた方ですね。
このたびはご乗船ありがとうございました。
ブログ見せて頂きました。
保津川の風景写真も素晴らしいです!
本当にお上手ですね。感動です!

スッポンの捕獲は見物ですよ~
でも、スッポンは警戒心が強いので、なかなか
こうは上手くいかない場合が多いですが・・・

是非、機会があればまた保津川へ遊びに来て下さいね。
お待ちしております。
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お世話になりました☆ (ゅき)
2007-06-16 03:47:30
6月13日の14時からの船で最前列に乗せてもらった者です☆
1日早ければすっぽん見れたのに。゜(。ノωヽ。)゜。
保津川下り、ホント楽しかったです(≧艸≦*)
また季節を変えて行きたいので、その時はよろしくお願いします。:+.゜ヽ(*′ω`)ノ゛。:+.゜
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