ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2024-124 君臨すれども統治せず

2024年12月22日 | 日記
今年も大みそかまでカウントダウンに。
時が過ぎるのは本当に早いものです。

ほうれん草の出荷が終わり朝の時間が2時間楽になりました。
それで半藤一利原作の「昭和天皇物語」を15巻全て読み切りました。
昭和天皇の幼少期から始まって大正天皇が崩御され昭和時代が始まった
青年期を詳しく、時には1巻1年ペースで詳しく社会状況が描かれています。

昭和初期からいかに軍部が勢力を増し、政治に介入していく様子が手に取るように見えてきます。
敗戦までの20年間に18回内閣が総辞職しているのです。
昭和天皇が軍部が走り出すことに危惧するわけですが情報操作され誰を信頼すればいいのか
葛藤し苦悩することが多々。・・
しかしなぜ18回も内閣が総辞職したのか。
当時、軍部大臣現役武官制という制度があったようです。気に入らない総理には協力しない。
例えば三国同盟に反対していた米内内閣等いい例です。
軍から大臣を出さないので6か月で辞職せざるをえなかったのです。
天皇が1回だけ内閣に責任を迫ったのが張作霖爆殺事件の田中内閣でした。
これから満州事変に軍は突進していくのですが・・・
田中内閣に責任を迫り彼は辞職。その後、建前は病死という最期でしたが・・・。
天皇はその後改めて「君臨すれども口出しはしないという」姿勢を一貫して通し続けたのでした。
対比して軍部は5,15事件、満州事変、2,26事件と力を強力なものにしていくのでした。・・




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024-123 多様な「子どもの居場所」

2024年12月22日 | 日記
最も昼の時間が少ない冬至。その日の午後、公会堂で
県内で「子どもの居場所」を模索し実践している方々の集会があった。
国内で33万人の不登校の子どもたち。年々増加してコロナカで一層増えてきている。

始めは、子どもたち一人一人の主体性を大事にしようとする学園が今年度発足。
50歳で現役退職したKさん。県南に虹の学園を開校した。
それから9か月の報告だった。現在30人在籍。
フリースクールは各地に生まれているが月謝が高いという声が多い。その中で
小学生5000円、中学生7000円(昼食込み)
指導者は無償のボランテイアで成り立っている。企業から10万16社
個人の寄付金100万が主な運営費なようだ。
決められたスケジュールではなく、話し合いでカリキュラムを決めていく。
一人一人にそって進めていくので息を吹き返した子どもの様子が見えてきた報告だった。

他に2件、こちらもこどもに寄り添った居場所づくりに誠心誠意つくしていた。
敬意を表する実践であった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする