ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.11.26 治療前日 採血とレントゲン、患者サポートセンター面談後、前泊

2024-11-26 22:01:17 | 治療日記
 昨夜はブログアップ後、何となく疲れていたのでドラマの録画も視ず、ゆっくりと湯船に浸かった。夫に付き合って遅い時間に和菓子をお腹に入れたので、なんとなくもたれている(さすがの夫も食べ過ぎたようだった。当然だと思う。)。相変わらず咳は間断なく出る。少し鎮まる迄ベッドで体勢を整えて眠る。

 夜中に何度か咳き込むが、しつこく寝て、お手洗いにも起きずに済んだ。スマホアラームが鳴る前に自然に目が覚める。アラームを消して、すんなり起きられた。お手洗いを済ませ、リビングへ行く。夫はもう朝食を始めていた。
 ダイニングテーブルで新聞に目を通す。
 夫を送り出して、BS朝ドラを視ながら朝食を摂る。今日は夜から雨になるという予報。明日の朝も雨。最低限の荷物しか持って出ないけれど、雨傘が増えるのは結構負担だ。荷物を持ってちょっと早歩きをするとあっという間に息が上がってゼイゼイする。

 メールやネットニュースをチェックして、毬藻の水替えをし、土曜日の瞑想ヨーガハイブリッドクラスの組み立てを考える。
 一段落したところで録画したドラマを視る。

 昼はレンチンリゾットとカップスープ、プリンで簡単に済ませる。今日は採血・レントゲンが終了後、ソーシャルワーカーのMさんとの面談が予約されているため、いつもより小一時間早い電車に乗る。

 今日の車内のお供は梨木果歩さんの「ここに物語が」(新潮文庫)。
 帯には「子どもたちに、大人に、いまとこれからを生きる者に一。本と物語をめぐる文章を集めた贅沢な一冊、梨木果歩が読んでほしいと願う物語たちが、ここにある」とある。梨木果歩さんの作品を読むのは久しぶりだ。「二十歳の原点」、「アンのゆりかご」など、帯に踊る昔読んだことのある懐かしい作品名を見つけて、手に取った。
 梨木さんの文章が好き、と改めて思いながら、大切に味わいながら読み進んだ。

 今日も、前回と同じホテルを予約した。8階のダブルルームにチェックインして、いつものように荷物を置き、身軽になってから、病院に向かう。

 病院に到着し、受付のIDカード機を通し、採血・生理検査受付へ移動する。混雑した朝の時間帯とは別世界のように(前日検査にして頂いてからもうすっかり忘れてしまった。)、待合椅子は誰もいない。受付票のバーコードをスキャンしてピンクの採血受付票を取り、そのまま採血室へ入る。
 今月2回目の通院だから、今日はマーカー測定ありの5本フル採血だ。「1、2の3」の掛け声が可愛らしい臨床検査技師のOさんが担当してくれてラッキーだったけれど、今日は刺す時、抜く時、ちょっぴり痛んだ。
 
 お礼を言って採血室を後にし、エスカレーターで2階に上がり、レントゲン検査受付。こちらもバーコードをスキャン。レントゲン撮影の日は予め無地のニットにブラトップを着て、検査着への着替えは不要にしてある。スカーフだけ外して前方から、横からと2枚撮影し、ここでも殆ど待つことなく無事終了。
 腫瘍内科受付で受付票を戻し、隣接した患者サポートセンターで受付番号を取る。5人待ちだが、今日は前回のように飛び込みではなく、Mさんと予約があるので、安心だ。
 すると5分ほどして、番号を呼ばれ、クラークの女性がいらして今日の相談内容を確認される。そこから殆ど待たずにMさんがいらして、今日は自分が時間が取れなくなり、看護師のOさんが対応してくださるとのこと。Oさんは、この病院に通い始めた時に化学療法室にいらした初代針刺し名人だ。いつだったか中待合で偶然お目にかかり、感動の再会をしていたら、主治医から笑われたのを思い出した。バンビちゃんのように変わらず可愛らしいOさんに面談室へ案内された。

 前回、突然面談をして頂いてから3週間。あの後、自分でも若干情報収集をしたので、それを踏まえてお目にかかる。1時間たっぷりお話しできて、とてもありがたかった。
 前の主治医に「〇〇さんに何かあったら、私が責任を持って調整します」と言ってくださっていたと聞き、感激する。「全く新しい方と今後のことを話すより、紆余曲折を知ってくださっているOさんで良かった。」一素直にそうお伝えしたら、Oさんを泣かせてしまった。今やっておくことや出来ることを整理して、プリントアウトしてくださった近隣の施設等の資料を頂戴した。
 おまけに息子の結婚報告もし、調子に乗って写真までお見せしてしまった。保育園児だったお嬢さんは20歳の大学生になり、ママと同じ看護の道を歩み出したという。素晴らしい。子どもはちゃんと母の背中を見ているのだと思う。
 お礼を言って会計へ移動し、自動支払機で今日の検査代4,000円弱をカード払い。

 終了後は、ちょっと疲れてしまい、院内カフェでカフェラテとスイートポテトを頂き、人心地着く。カフェでの休息時間を含め、病院滞在時間は2時間弱。

 外に出ると予報通り雨がポツポツ降り始めた。ホテルに戻ってカツラを外したら食事のためにまた外に出る元気はないな、と途中のコンビニで夕食を調達して、部屋に戻った。
 
 夕食を済ませ、定時に母にMeet通話。ヘルパーさんがいらっしゃってくださる日。毎日、なんだかんだ言いつつ顔を見るか声を聴いているのでそれほど長話する必要もない。咳き込んでしまい、お互い生存確認が終わったら明日の予定を聞いて、早々に通話を切った。

 今日は語呂合わせで「いい風呂の日」だそう。既に入浴を済ませたので、今日は早めにベッドに入りたい。

 明日はフェスゴの治療もなく、新しく始めるエスワンの処方のみになるのだろう。6週間ぶりにポートフラッシュは必要だが、化学療法室でなく外来処置室でOKと聞いている。咳が酷くなっていること、息切れや息苦しさも増していることなど、この3週間、残念ながら症状が悪化しているのを実感している。
 今日のサポートセンターのOさんとの面談報告も含めて、今後のことを相談しておきたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024.11.6診察後、フェスゴ12回目終了、今日で打ち止め・・・

2024-11-06 23:35:52 | 治療日記
 
 昨夜はブログアップ後、消灯したらそのまますんなり眠れた。しかも、夜中お手洗いに起きることなく6時まで。たっぷり連続7時間睡眠を取れて、スッキリ目覚めた。
 スマホアラームが鳴り、夫におはようLINEを打つ。ニュースを見ながら身支度を済ませ、階下のレストランへ。今日もちょっとずつ色々和洋折衷のおかずを頂き、ポタージュスープ、スムージーと黒酢ドリンク、と水分もちょっとずつ色々。珈琲と新聞を頂いて部屋に戻った。

 昨日採血が終わっているし、ホテルまでドアツードアで数分だから、朝一の予約でもゆっくり出来る。朝ドラを視て、荷物整理を済ませ、ゆるゆると出発だ。チェックアウトして手荷物を預け、病院へ向かう。
 何やら外はかなりひんやり。ようやく季節が追い付いてきたといったところか。冷たい風に身体が慣れていないのでちょっとびっくりする。ニットアンサンブルに薄いジャケットを羽織ってきて良かった。日傘はもう要らないかもしれない。雨が降るかもと持ってきたが殆ど荷物になっただけだった。

 予約時間の10分ほど前に病院に到着した。受付のIDカード機には若干列が出来ていたが、それほど待たずに腫瘍内科受付へ移動。
 待合椅子はそこそこの込み具合だ。珍しくソファ席が先に埋まっていたので、定位置より少し後ろの椅子を確保した。
 態勢を整えてから血圧測定。116-73、脈拍が90。血圧測定を終えたら、読書再開だ。今日のお供は昨日の続き「相続始末記」。前回同様、今日も予約時間丁度に電子掲示板の中廊下へどうぞ、に自分の番号が出るのかな、と待っていたが、何やら全然番号が出ない。
 40分ほど待って漸く番号が出て、中廊下へ移動する。咳が出始める。今日もY先生の一番乗りだ。先生が扉を開けて出ていらして「〇〇様、お待たせしました。」と呼ばれる。

 「おはようございます。」と荷物をまとめ、「よろしくお願いします。」とご挨拶をして入室する。
 「体調はいかがでしたか。」と訊かれ、「おかげさまで一大イベント(息子の結婚式)が無事に終わり、下痢も酷くなく済みました。」と言うと、「おめでとうございます。良かったですね。」と。
 「それ以外は咳がまたちょっと酷くなってきたのと、疲れているせいなのか、左眼の前がチカチカとすることがあります。」と。「泌尿器科の方は?」と訊かれ「おかげさまで4回の通院で終了しました。今は症状はなく、ただ、念のため毎朝クランベリージュースを飲んでいます。」と応える。

 そして、先週撮影したCTの結果である。今回を含め、時系列で4枚の画像が並んでいる。読影結果にあるコメントの輪切り画像をそれぞれ丁寧に説明してくださる。読影結果は「多発肺転移は増大・維持とも見られるが、全体的に増大。縦郭リンパ節は一部再度増大。胸骨・右鎖骨転移は変わりなし。」である。その他、新しい臓器やリンパ節への異常はなかったようだ。
 だが、画像上、明らかに倍近く大きくなっている部分がある。アチャー。これが咳の原因ではないか、とのこと。

 前回6月に落ち着いていたものが、7月を最後にドセタキセルを止め、フェスゴだけにしたことで3か月保たずにこの結果である。ドセタキセルはダメ押しで7クール目まで頑張ったので、せめてもう少し粘れると思っていた。甘かった。
 気胸の疑いもあるようだが、これは穴が周りとくっついているので、とりあえず経過観察で良いそうだ。いずれにせよ、早くも治療効果が十分ではなくなっていることに違いない。次の手を考えるべきタイミングであると仰る。「もうちょっと粘るのは・・・」と言い出す雰囲気ではなかった。

 今日は予定通りフェスゴを行うが、次回から治療変更を、とのこと。では何を?だ。
 ドセの再開も一つの選択肢と言われるが、再び廃人状態になるのはちょっと勘弁である。あれだけやっても3か月と保たなかったので、もう遠慮したい、と。
 残っている薬はパクリタキセルのみだが、毎週になるので通院が負担だからこれまでずっと先延ばしにしてきた。と同時に痺れの副作用を考えると、これ以上QOLは下げたくないし、直前のドセと同じタキサン系なので、あまり変化のある治療ではない。効果がどうか疑問なので、これもパス。

 もう残りの札はないと思っていたところで、飲み薬のエスワン(TS1)を提案される。(副作用がきつくて長く飲めなかった)ゼローダと似た薬であり、それなりに副作用はありそうだ。次回からこちらをトライしてみて、副作用が酷く効果があまり認められないようなら、そろそろ腫瘍縮小のための治療をやめて、その他の方法で症状緩和治療を継続していくことが大切な選択肢になってきている状況だと仰る。
 出来るだけ元気に安心して過ごせる環境づくりについて相談していきましょう、という面談票を頂いた。

 遅かれ早かれ、積極的治療をやめるタイミングは必ず来ることは頭では分かっていた。ギリギリまで抗がん剤治療にしがみつくことで命を縮める例は沢山見聞きしてきたし、1か月延命するために半月以上体調不良で寝たきりだったら、果たして残された時間として幸せなのか、ということは常々考えてきた。
 とはいえ、今回はちょっと見込みが甘く不意打ちの増悪だったので(もちろん息子の結婚式出席が大きな目標だったから、それをクリアするために早めにドセを打ち切り、その後2か月間で体調を整えたことについては後悔はない。あのまま無理して続けていたら、復調も遅れ、あれほど元気に立ち回れなかったと思う。)、さて、どの位のタイミングで身辺整理を進めるべきか分からないので、それも含めて訊いてみた。

 「生活を一番大切に考え、その支えになるなら使いたいが、生活を損なうなら、まだ使っていないからというだけで抗がん剤を使うことはない。」とのお考えだ。抗がん剤治療を止めて僅か2週間で亡くなる等というケースがある。それは避けたい。これはセオリー通りで私も全く同感だ。

 「ハーセプチンだけ続ける等はいかがでしょうか?」と訊くと、「ハーセプチンとエスワンの併用についてはあまり例がないように思うが、次回までに調べておきます。無意味ではないと思うが、体調が悪化してくると負担も増し、今迄問題なかった心臓が心不全になったり(そもそもハーセプチンは心毒性)ということもありうる。あえて使わずに今のQOLを保つやり方もある。咳や息苦しさが週単位で変わることもあり、短い月日の中で命に関わってくることもある。」と仰る。

 いわく“最後の経過は早い”ということだ。見送った沢山の患者仲間達のことを思い出す。だからこそ元気なうちに抗がん剤治療よりも環境づくり、と仰る。

 この病院には緩和ケア病棟がない。通院するのが難しくなって訪問医療に切り替えると、抗がん剤治療は出来なくなる等々・・・考えておかなければならないことは山積だ。17年近くのカルテが積みあがった今の病院と全く縁が切れるのは困る。
 近隣の緩和ケア病棟がある病院を紹介して頂くことは可能なようだが、そもそもこちらの病院が遠いので、あまり現実的ではない。となると、今の居住地に近い病院に転院出来るのかどうか。それを含めて、患者サポートセンターに相談しておくのもいいですね、急速に悪化させないように付き合っていきましょう、次回以降はレントゲンで評価していきます、という話になった。

 それにしてもお目にかかってまだ2回目で、こんなバッドニュースを伝えなければならないY先生(一生懸命目を見て話してくださる。)にはなんだか申し訳なさで一杯になる。 診察室での体温は6度6分、SpO2は95%、脈は84。時計を見ると、一時間近く診察室にいたことになる。時間を取らせたことを詫びると、「一度きちんと話しておかなければ、と思っていましたので」とのこと。私の考えも伝えられたので良かったと思う。

 次回以降年明けまでの検査予定等を確認し、薬を処方して頂く。タモキシフェン、ミヤBM、タリージェ15㎎を3週間分とコデイン。今は就寝前に一度服用しているが、早晩もっと増やすことになりそうだ。それに、ほぼなくなった手足用のステロイド入り軟膏を追加して頂いた。

 採血の結果等もプリントアウトして頂き、お礼を言って化学療法室へ移動する。お待ちの方は3人ほど。受付票ファイルを出して門前薬局に処方箋の写真をLINEで送付して待っていると、20分ほどして看護助手さんからグレーの椅子に案内される。

 夫とお友達に報告LINEを打ち、態勢を整える。LINE送付から30分ほどして門前薬局からは薬の用意が出来ましたという連絡が入った。

 フェスゴが届く迄本を読みながら待つ。20分ほどで届き、お名前を失念してしまった看護師さんが担当(不織布の看護衣を着ておられるので、名札が見えないのが痛手だ。)。今日は偶数回目なので左腿だ。
 「今日でフェスゴ打ち止めになりました」と言うと、「えっ?」とカルテに目通しされる。次回以降点滴がなくなれば、6週に1度のポートフラッシュだけ。これは化学療法室ではなく外来の部屋で行うそうなので、長くお世話になった化学療法室も今日で最後かもしれない。

 「こんな時に限って(化学療法認定看護師の)Krさんがお休みなんです・・・」と仰る。そんなお話や鉄の息子(この看護師さんも、男の子2人のママで2人とも鉄なのだそう)の結婚式が無事終わった話等をして気を紛らわしながら5分間かけてラストフェスゴ。
 患者サポートセンターで相談したい、という話をすると、すぐに連絡を取ってくださり、「少し待つかもしれないけれど、今日そのまま行ってみてください。」とのこと。有難いこと。

 化学療法室滞在は1時間弱。腫瘍内科受付で受付票を戻し、そのまま隣接した患者サポートセンターで受付番号を取る。8人待ちということなので、待ち時間を覚悟して本を読み始める。
 すると5分ほどして、クラークの女性がいらして今日の相談内容を確認される。そこから10分も待たずに番号を呼ばれ、ソーシャルワーカーさんに面談室へ案内された。

 ソーシャルワーカーのMさんとは初めまして、のつもりだったが、なんとオンラインで何度も参加していたがんサロンでお会いしていたとのことで、私のことをご存知だった。今はオンラインからリアルに切り替え、ハイブリッドでは開催していない。
 通院日と曜日が違うので(失礼ながら30分の講演と、参加者がいなくて流れる可能性の高い語り合いのために往復3時間を使う元気がない。)却って参加出来なくなってしまった。

 緩和ケア病棟と在宅とどちらを希望するのか等基本的な意思を訊かれる。病棟にはタイムリーに入ることが出来ないので、今は介護保険を使ってターミナル専門の有料老人ホームに入る人が増えているのだそうだ。24時間ナースが常駐し、ドクターは訪問対応だという。
 緩和ケア病棟に入るにはADL(日常生活動作)が下がっただけではダメで、病態がシビアでないと入れない等、なかなか厳しい話を伺う。だからこそ順番待ちで間に合わないケースが多々あるのだろう。

 元気なうちにターミナル専門のホーム等施設を見ておくのも一つの手であると仰る。なるほどHPで見ているのと雰囲気は違うだろうし、百聞は一見にしかずだ。見学に行くにも体力が要るから、ヨレヨレになってからでは身動きが取れない。少しでも出来る準備はしておいた方がよいだろう。不要になればそれに越したことはないが・・・。
 訪問診療等の話はもっと後になってからでよいと思うが、どこかのタイミングで夫にも同席してもらった方がいいかも、とのこと。

 転院すれば次の病院にカルテなどの情報は引き継がれるが、私の居住地近くの病院、訪問診療の先生とのやり取り等の調整も可能とのこと。
 次回3週間後の検査の日に、検査終了次第また面会を予約した。その時には色々調べておいてくださるとのこと、必要に応じて顔馴染みの化学療法認定看護師のOkさんやKrさんにも同席して頂けるようだ。有難いことである。
 ということで、ここでも40分ほどのお時間を頂いてしまった。お礼を言って会計へ。8万弱をカード払い。

 外に出ると、相変わらず曇天でうすら寒い。門前薬局に寄ると、結構混んでいたが、ほどなくして担当のIさんから呼んで頂く。「今日はいらっしゃるのが遅かったですね」と言われ(このところ早い日が続いていたが、今日は既にお昼を大きく廻っていた。)「実はCT結果がかくかくしかじかで今日で今の治療終了、次回からエスワンに変更になります」と報告すると、びっくりされる。
 心配して頂いていた結婚式の報告もさらりとして1,2枚スマホの写真を見て頂く。4,000円弱のコード決済を済ませた。今日の病院と薬局滞在時間は珍しく長くなった。4時間半ほど。

 ホテルに戻って預けた荷物を受け取り、ロビーで荷物をまとめる。
 さすがに今日は乗換駅まで行くまでお昼を我慢する元気がないので、駅ビルでランチを摂ることに。最近すっかりご無沙汰だったので、ぶらぶら見ながら。どこのお店も値上げしていてびっくりする。初めてのドリアのお店に入った。もうランチタイムとしてはかなり遅めの時間だったのでお店は空いていた。
 アツアツのものが出てきたけれど、なんだか思っていたものと違ってちょっと残念な感じだったので、お茶は飲まずにお店を出た。各駅停車に座って、文庫の続きを読んだ。
 
 乗換駅に降りて、とても久しぶりに紅茶専門店に入って、ケーキとポットのハーブティをゆっくり頂いて、本を読み終えた。
 最寄り駅まで戻ると、外は暗くなっていた。タクシーに乗らず頑張って歩いて帰宅した。フェスゴの注射跡で左腿は痛むが、これが最後だと思うと、ちょっと複雑な気分。わずか12回で終わってしまうとは・・・。

 今日は生協のお届けの日だった。かなり疲れていたが、座ると嫌になってしまうので、そのまま玄関に荷物を降ろして、取り込んで収納を終えた。
 
 荷物を片付け、着替えを済ませ、もろもろの片付けを一気に。薬の仕分けやら家計簿付けやらメールチェックやらすると、あっという間に時間が過ぎる。もう夫が帰ってくる時間だ。
 夫には今日頂いた面談票を見せ、今後のことを話してから、生協から届いたお蕎麦やおうどんをレンチンしてもらって一緒に夕食を済ませた。

 母にMeet通話をするも繋がらないので今日も携帯電話のみ。午前中マッサージに行き、午後クリーニング店に行こうかと思ったが、クリーニング店はこの前転倒した傍なので、嫌になって止めたそう。もう一軒のクリーニング屋さんがクローズしてしまったので、新しい所を探さなければならないらしい。私はさらりとCTの結果が悪く、次回から薬変更ということを報告した。どこまで理解しているか分からないが、「あ、そう、無理しないで休んでね」という感じで通話を切られた。
 
 明日から夫は長期休暇。初日はインフルエンザの予防接種だ。あれこれ病院やらクリニックに行くことになっている。
 久しぶりに長い通院日になってちょっと疲れている。私も明日はゆっくりまったり過ごしたいと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024.11.5 治療前日 採血と爪ケアの後、前泊

2024-11-05 22:44:20 | 治療日記
 昨夜はブログアップ後、ローズマリーのポプリ入浴剤を入れてゆっくりと湯船に浸かった。昨日息子夫婦が持ってきてくれた、披露宴で流れたプロフィールムービーを見てからベッドに入ったら、日付が変わっていた。

 そしてお決まりの3時過ぎ、5時過ぎのお手洗いによる2回の中途覚醒。2回目からは殆ど眠れず、その30分位後に夫がお手洗いに起きて、ほどなくして寝室を出た気配も確認しつつ、スマホアラームが鳴るまでベッドの中でグズグズ。
 リビングに移動して朝ヨガを済ませた後は、夫を送り出し、洗濯機を廻しながら朝ドラを2回視て一人でゆっくり朝食を摂る。
 お天気は下り坂という予報に反し、朝は青空が広がり、昨日の暖かさが残っている。せっかくなので乾燥機に頼らず、外干しをした。

 食洗器を廻し、新聞を読み、メールやネットニュースをチェックする。一段落したところで録画したドラマを視る。
 昼はワンパターンのレンチンパスタとカップスープ、フルーツゼリーで簡単に済ませる。日が陰ってきたので、洗濯物を取り込んで浴室乾燥と乾燥機でカラリとさせてから畳み、収納を終えてから家を出た。乗換駅でお歳暮の手配を済ませ(珍しくスクラッチくじが2枚当たった)乗り換え駅始発のJRに乗る。

 今日のお供は堀川アサコさんの「相続始末記」(角川文庫)。
 帯には「この人たちが私の兄弟!?父の死後、兄弟の存在が発覚。遺産を巡るドタバタ家族小説!文庫書下ろし」とある。堀川さんの作品は何冊か拝読したことがあり、これは面白いに違いないと手に取った。期待を裏切らず、最初からスイスイと読み進み、気づけば病院最寄り駅に到着した。 
 今日も、前回と同じホテルを予約した。2階のダブルルームにチェックインして、荷物を置いて身軽になってから、病院に向かう。

 病院に到着し、受付のIDカード機を通し、採血・生理検査受付へ移動する。混雑した朝の時間帯とは全く違い、待合椅子は誰もいない。受付票は自分の誕生日。これはツイているかも、とバーコードをスキャンしてピンクの採血受付票を取り、そのまま採血室へ。
 今月は、今日と月末と2回の通院がある。そのため、1回目の今日はマーカー測定なしで2本の採血。「1、2の3」の掛け声が可愛らしい臨床検査技師のOさんが別の患者さんの採血中で、もう1人のチャキチャキした看護師さんが担当。刺す時は早業だったが、ブスッと痛かった。そういう時は抜く時も痛むが、とりあえず終了。
 
 お礼を言って採血室を後にし、そのまま総合会計待合へ。10分ほど待って自分の番号が出て、自動支払い機にIDカードを通す。今日の検査代2,000円弱をカード払い。

 ちょっと疲れて(最近直ぐに疲れる・・・情けない。)院内カフェでカフェラテとレモンパウンドケーキを頂き、人心地着く。カフェでの休息時間を含め、病院滞在時間は30分強。

 ホテルに戻って不要な荷物を置き、態勢を立て直して、予約した爪のケアセンターに向かう。
 6週間ぶり3回目の来所である。右親指は長く伸びて普通の状態になるまでにまだ時間がかるだろうが、食い込んでいた部分の皮膚の変色がなくなり、靴を履く時も歩く時も全く爪が当たらず、痛みから解放されたら歩行が嘘のように楽になった。
 左親指は今のところ痛みも肥厚もないが、変色がある。今後、肥厚や鉤爪にならないよう念のため削っておいた方がよいということで、今日は左右の爪の施術に2時間近くかかった。リクライニングシートに身を委ね、眼を瞑り、お任せする。左親指の変色した部分の爪は5ミリ程の薄さの所を半分ほど削ったそうだが、時折チリチリと痛んでピクッとしてしまった。両親指ともこれから正しく伸びてくるようにそれぞれの爪の形に合わせて作って頂いたチップをテーピングでクロス状にセットし、無事予定した施術が終わった。爪の伸びていない部分の皮膚が盛り上がってこないように圧迫するのだが、皮膚が角質化しないように柔らかくする専用オイルも購入した。

 前回、ヒジキを食べると爪の成長に良いというアドバイスがあったので、意識的にヒジキの煮物を頂いていたが、さすがに1日3食というわけにはいかず。爪の生え際のマッサージはお風呂上りのタイミング等、気づいた時に行っていたが、新しい爪の伸びはいかに・・・といったところ。順調に伸びているようだとの判定。
 週に一度くらい歯ブラシで優しく爪の先端の不要な皮膚を落としてあげると良いとのことだったが、不要な皮膚を落とすには少し力を入れる必要がありそうだったので、様子見に留めた。
 今日はこれ迄で1番長い施術時間になり、先生からきつい体勢でよく頑張りましたね、と褒めて頂いた。途中咳き込みそうになったり、腹痛の兆しがあったり、ドキドキした。
 次回は2ヶ月後。来年早々の治療前泊に合わせた予約を入れて頂いた。早くも「良いお年を」のご挨拶をしてしまう。
 
 その足で、前泊時はいつもお世話になっている定食屋さん(今月から値上げしていた。)へ向かい、野菜たっぷりの定食(ヒジキとワカメをしっかり摂取)を頑張って完食してから、ホテルに戻った。
 遅くなったので、道すがら母に携帯電話。ヘルパーさんがいらっしゃってくださる日。母も私もまだ疲れが取れない感じだ。検査等でちょっと疲れていること、昨日撮った写真をLINEに転送してあることなど話して、通話を切った。

 既に入浴を済またので、今日は早めにベッドに入りたい。夜中2回もお手洗いに起きずによく眠れますように。

 明日はフェスゴ12回目の治療だ。新しい主治医Y先生とは3週間ぶり2回目。胸部の痛みや息苦しさ等からは解放されているので随分気楽だが、気になる咳の増加等について相談しておきたい。何より、先週撮った造影CTの結果をしっかり聴いてこなくては。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024.10.30 約5か月ぶり造影CT撮影~頚部から骨盤 夜は瞑想ヨーガクラス開催

2024-10-30 22:52:50 | 治療日記

 昨夜は、今朝に備えて早めに入浴して休む気満々だったが、何となく今日が休務日の夜更かしモード全開の夫に引きずられ、日付が変わってしまう。いざベッドに入ると、なかなか寝付けず。瞑想CDが1ラウンド終了してもダメだった。

 眠った後も、2時間ごとにお手洗いに起きる。そしてあっという間にスマホアラームが鳴る。何とか起きるが、全然寝足りない感じ。二度寝したら何時に目覚められるかわからないので、頑張ってリビングへ移動。
 起きたところで朝食を摂れないので、温かいジャスミンティを淹れて薬を飲み、身支度開始。BS朝ドラの後、地デジ朝ドラを視て、さて出かけようとしているタイミングで夫が眠そうに起きてきた。
 
 前回の造影CT検査は6月初めだった。ドセタキセルとフェスゴを3か月続けた結果、左肺の腫瘍はどこも一回り小さくなったものの、右肺は変わらず。腫瘍なのか肺炎だったのか分からなかった影の部分が消えて、縦郭リンパ節の腫瘍も小さく、分からない感じになっていた。
 骨は不変で、総合判定として「効いている」という読影。体調と採血結果等を見ながら、ドセタキセルはもう嫌、というところまでやりたい、という主治医の判断だった(そして7クール迄頑張ってもう無理、と7月末で終了した。)。

 朝から通院だというのに外は霧雨。寒い。薄手のアンサンブルニットに裏付きのコートを羽織って丁度良い感じ。
 予定した電車に乗る。予約時間の15分前に病院に入るように指示されており、その5分ほど前に到着した。自動受付機をすんなり通って、エスカレーターで2階の放射線受付に上がる。まだ空いており、待合椅子にはどなたもおられない。
 紙の受付番号を受け取り、待合椅子に座った途端に受付して頂いた。受付票、IDカードを出すと、CT準備室の前で待つように言われ、そのまま移動する。

 準備室前には数人いらしたが、皆付き添いの方のようで、実際の患者さんはお一人だけ。予約時間通りに名前を呼ばれ、ロッカーに荷物を入れて造影剤注入のためのルート確保の針刺しだ。
 準備室では初めましての看護師さん。今日も検査対応で、ブラトップと無地のアンサンブル、スカートはファスナー付きだけれど、検査の時にずらすだけでOKだから着替えは不要だ。いつものように右腕を差し出して、名前と生年月日を言い、紙テープで、とお願いする。

 造影剤用の針は採血の針より太いから大抵痛むが、今日は刺す時全く痛まず、思わず「全くなんともありませんでした。お上手でした!」とお礼を言う。中廊下に出て5分すると名前を呼ばれた。一番奥の検査室だった。靴を履いたまま、服を着たままCT装置に寝っ転がる。
 この17年近くの間、数えきれないほど受けてきた検査だ。ベッドに寝て顎をやや上げ加減にして、両手万歳の姿勢になったらもうお任せ。静かに目を瞑って呼吸を整える。1回目は造影剤なしで、次に造影剤を入れて2回撮影するが、始まってしまえば10分もかからない。

 ところが、今日はとんでもない間抜けなミスをしてしまった。コートを脱いでロッカーに預け、本当はアンサンブルのカーディガンを脱いでニット一枚になる予定だったのに、プラスチックボタンがついたカーディガンを着たまま寝転がってしまったのだ。
 1回目の撮影後、「ボタンが映ってしまったので・・・」と言われ慌てて起き上がって脱ぐ。何度もやって十分分かっているというのに、まだ結婚式の疲れが残っているのかどうか。トホホの迷惑患者になってしまい、自己嫌悪である。

 ドクターがいらして「造影剤が入ると身体が熱くなります。気分が悪くなったりしたらすぐに教えてください。」といつもの注意をされる。注入が始まると薬液の匂いが鼻を突く。
 幸いなことに、これまで1度もアレルギー反応が出たことはない。造影剤が体中を駆け巡り、体の芯がカーッっと熱くなり、なんとなくじわーんと痺れたような感じがするのはいつも通りの反応だ。「ご気分悪くないですか」と訊かれ、咳き込むと大変なので、静かに頷く。

 「息を吸って。止めて下さい・・・。」を繰り返して終了。「看護師が針を抜きますから、そのままでお待ちください」と言われ、看護師さんが現れる。腕をバンテージテープでぐるぐる巻きに固定して針を抜いてくださったが、それほど痛まず。テープにはちょっと血液が付着していた。

 ロッカーから荷物を出すと、前回同様その場で止血確認のため待機することなく解放される。バンテージテープは10分くらいしたら自分で外してくださいね、とのこと。2階の放射線受付に寄ってファイルを戻し、今日はこれでおしまいなので、会計へ、と言われる。
 
 1階の会計に向かうと、待合椅子はそこそこ混雑している。番号をもらって15分ほど待ち、私の番号が出た。自動支払機で8,000円強をカード支払。本日の病院滞在時間は45分強。
 外に出ると、雨が止んでいて日差しが戻ってきていた。朝はコートを着ていて十分だったが、どんどん気温が上がっている感じ。

 朝は抜きだったので、さすがに空腹だ。駅に行く道すがら、一番近い珈琲店でギリギリモーニングサービスに滑り込み、パンケーキ&サラダセットにポットのブレンドティーを注文。読みかけの文庫を読みながら4人テーブル席でのんびり頂く。お友達とLINEのやり取りをしながら1時間ほどゆっくりして乗換駅止まりのJRに乗った。昼休みの時間帯で、電車は空いていた。
 乗換駅のショッピングセンターで夫のお土産に和菓子を購入する。夫が最寄り駅まで迎えに来てくれた。コートを着ていると暑いくらいになっている。

 遅いお昼を済ませてからまだ2時間ほどだったけれど、夫にとっては遅いランチタイムということで、イタリアンでランチを付き合った。その後、家電量販店等で夫の買い物を済ませて、帰宅した。お腹はとても快調。
 どうにも寝不足で、お腹は一杯だし眠くてたまらない。それでも生協のお届け品の収納等なんだかんだとやることがあり、諸々片付けてようやくソファで横になれたのは夕方近く。録画した断捨離番組等を見ながら何となくウトウト。夜のオンラインヨガクラスの準備を済ませ、届いたばかりのミールキットで慌てて夕食を作り、夫と頂く。

 夕食後、母にMeet通話をするもなかなか出ないので携帯電話に切り替えた。漸く繋がると、何やらやけに疲れた声だ。今日は要介護1から要支援2にランクダウンしたことで、ケアマネさんや包括支援センター、デイサービスの方たち等関係者7人もが、母宅に一堂に会して、ぐったりだそう。ハウス長のMさんも立ち会ってくださったのは良かったそうだ。

 その後は、ご近所の方で実家の庭の手入れをお願いしているSさんが、害虫駆除会社との間に入って調整してくださっていた、実家の和室にある蜂の巣撤去見積もり等の書類を届いたそう。
 なんだかんだで疲れたので、お風呂に入ってもう寝る、だそうだ。明日はまたデイサービスに行くので忙しいようだ。息子夫婦が来月早々にも結婚式のお礼の挨拶に行きたいとのことで、その日程を伝える。

 21時からは「オンラインぐっすり眠れる夜の瞑想ヨーガ」の開催。ASHAREさんは6月から活動休止中だが、私が個人的にクラスを続けさせて頂いている。サポートには事務局のTさんが入ってくださり、今日は代表のHさんも参加者として参加された。15分前に入室し、ハイブリッド開催の打ち合わせ等を若干してから参加者の方が5分前に入室。

 皆さん常連の方なので、ちょっとお喋りをした後、定刻通りクラススタート。45分ほどのヨーガニドラーをメインの夜のクラスは、終了後は、そのままおやすみなさいをする流れ解散だ。眠りに特化しているので緩めな動きばかりである。
 オームとシャーンティを3回ずつ唱え、静かに瞑想しながらヨーガニドラーのサンカルパ(願い事)を決めて頂く。その後は、肩甲骨や股関節を意識して身体を解してから寝っ転がり瞑想のヨーガニドラーに入る。途中何度か咳込みそうになったが、何とか持ち堪えた。

 なんとなく覚醒して頂いた後は、トヴァメーヴァのシュローカを唱い、ぼんやりと聴いて頂く。オーム1回、シャーンティ3回を唱えて45分ほどでクラス終了となる。
 今夜も「おやすみなさい、良い夜を」と締める。今日もリラックスして頂けたようだ。クラス後は事務局のTさん、代表のHさんと今後の打ち合わせ等をしつつ、30分ほど経過していた。ここでミーティング終了。

 明日は夫が変則で出勤。漸くお天気が良さそうなので、お洒落着洗い等に勤しんでおきたいと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024.10.16 腫瘍内科主治医交代最初の診察後、フェスゴ11回目無事終了

2024-10-16 22:54:31 | 治療日記
 
 昨夜はブログアップ後、即消灯してバタンキュー。3時半頃お手洗いで目が覚め、再入眠には少し時間がかかったが、その後2時間半ほど眠れた模様。合計7時間睡眠。
 スマホアラームが鳴り、夫におはようLINEを打って、身支度を済ませ、階下のレストランへ。ちょっとずつ色々和洋折衷のおかずを頂き、水分もスープ、スムージーや黒酢ドリンクとちょっとずつ色々。珈琲と新聞を頂いて部屋に戻った。

 昨日採血と心エコーが終わっているから、朝一の予約でもゆったり過ごせる。朝ドラを視て、荷物整理を済ませ、ゆるゆる出かける準備だ。チェックアウトして手荷物を預け、病院へ向かう。
 日差しは出ていないものの気温は高め。今日も夏日になるようだ。

 予約時間の15分ほど前に病院に到着。受付のIDカード機には若干列が出来ていたが、すんなり腫瘍内科受付へ移動した。
 待合椅子はそこそこの込み具合だ。椅子が埋まっていたので、受付正面のソファを確保した。
 暫し態勢を整えてから血圧測定。104-65、脈拍が85。血圧測定を終えたら、読書再開だ。今日のお供は昨日の続き「救いたくない命 俺たちは神じゃない2」だ。予約時間丁度に電子掲示板の中廊下へどうぞ、に自分の番号が出る。
 あれ? 先日聞いていた先生と名前が違う、と思いながら慌てて移動。また少し咳が出るようになっている。
 今日は正真正銘の1番乗りのようだ。すぐに先生が扉を開けて出ていらして「〇〇様(さん、ではなかった。)」と呼ばれる。

 「おはようございます。」と荷物をまとめ、「よろしくお願いします。」とご挨拶をして入室する。
 席に着く前にフルネームで名乗ってご挨拶。先生もフルネームで挨拶される。Y先生は男性。40代になった頃だろうか。丁寧で優しく穏やかな方。「16年以上A先生にお世話になっていたので、今日はドキドキしていました。これほど長生きさせて頂けるとは思ってもいなくて・・・」と言うと、「薬も効いたのでしょうが、副作用等の自己管理が出来ていたのですね。大変だったと思います。いきなりA先生のようにはいかないと思いますが、一生懸命やりますのでよろしくお願いいたします。」と仰る。
 廊下や診察室でも時々咳が出ていたので、その状況を訊かれたが、2月の苦しさや頻度とは全く違うことをお話する。現状維持でフェスゴとタモキシフェンの治療をしていきましょうとのこと。

 採血の結果等を細かく画面上で説明してくださった後、検査結果も時系列でプリントアウトしてくださる。貧血や栄養状態は改善傾向で、BNP(心臓から分泌されるホルモンで、心臓への負担が大きいほど多く分泌される。BNPが高い場合は、心臓に何らかの負担が掛かっている~心不全等の疑い)の値は前回よりまた上がっていたが、3桁というわけでもないので、それほど心配しなくてよさそう。
 心エコーの結果、EF(左室駆出率)は62%で、心臓の動きは心配ないとのこと。マーカーも前回より上がっていたが、基準値以下だし、安定というご判断だ。ここで、体温とパルスオキシメーター測定。36度5分で96-84。

 こちらから補足で、前回治療後、頻尿と残尿感、排尿時の痛みが収まらないため、泌尿器科にかかったところ、急性膀胱炎の診断により、抗生剤2種類を4日間内服したこと、月末に行った子宮頸がん検査は精密検査不要(異常なし)だったことをご報告。内服した抗生剤はお薬手帳をお見せして薬名を記録して頂く。事前の問診票で珍しく口内炎が出来たことを記していたが、うがいの励行を、とのアドバイスがあった。

 今後も前日検査と当日治療のスケジュールを踏襲してくださるとのこと。次回3週間後は採血、次々回は採血・レントゲン、年内最後の治療前日に採血・レントゲン、年明け最初の治療前日に採血・心エコーの予約をぱぱっと入れてくださった。
 さらに次回治療前に造影CTを、とのことで2週間後の午前中に予約を入れてくださった。あっという間に予約票がプリントアウトされる。2回に1回(6週間に1度)のポートフラッシュも予約されていた。凄い。

 薬はこれまで通り、タモキシフェン、ミヤBM、タリージェ15㎎を3週間分。それにコデインを追加して頂く。以前は痛み止めとして頓服乃至は3度3度飲んでいたが、最近は就寝前に咳止めと(その副作用での便秘による)下痢防止の一挙両得で服用していることをお話した。
 ということで、初回初めましてのY先生の診察は気づけば25分近くの長い時間を頂戴していた。

 「今後ともどうぞよろしくお願いいたします」とご挨拶をして、化学療法室へ移動する。お待ちの方はお一人だけ。受付票ファイルを出して門前薬局に処方箋の写真をLINEで送付して待っていると、化学療法室のAさんからグレーの椅子に案内される。LINEと連携した受付票を出す機械が故障中とのこと。
 
 夫とお友達に報告LINEを打ち、態勢を整えていると、久しぶりに認定看護師のOkさんがいらっしゃる。「ポート針刺ししてしまいましょうか」と。これは心強い。
 いつもと少し違う場所を刺してみますねと言われ(ずっと同じ所を刺しているのでポートの上の皮膚が青黒く変色しているのだ)、針が落ち着く迄若干チリチリとした痛みがあったが、無事終了。
 「ちょっと痩せた?小さくなった感じがする」と訊かれ、「ドセ前より3キロほど落ちて、下痢もあるせいかなかなか戻らなくて・・・」とお応えする。
 門前薬局からは薬の用意が出来ましたという連絡が入った。

 その後、フェスゴが届く迄本を読みながら待つ。10分ほどで届き、Aさんが担当。今日は奇数回目なので右腿だ。最初に刺す時、薬が入っていく時は相変わらずチリチリと痛む。5分間ゆっくり時間をかけてお喋りをしながら気を紛らわせる。抜く時はそれほど痛まずだった。

 今日は注射の間、奥のカーテンから薬剤師さんの声が聞こえたので、Aさんに薬剤師さんのインタビューとドセタキセル治療迄は月1度頂いていた薬局に渡す書類があるのか確認して頂く。フェスゴだけの場合、薬局への治療情報提供書はないとのこと。門前薬局の薬剤師さんと院内の薬剤師さんとの連携は取れているので問題ないと確認して頂いたので、席を立つ。
 化学療法室滞在は45分ほど。腫瘍内科受付で受付票を戻し、頃合いを見て会計待合いに移動する。8万弱をカード払い。

 外に出る。日差しは弱いが、何となく空気がむわっとしていて、蒸し暑い感じ。暫しマスクを外して深呼吸する。すっかりマスクなし生活に慣れてしまい、病院や薬局でマスクをするのが苦しい。
 門前薬局に寄ると、何人かの方がお待ちになっていたが、ほどなくして担当のIさんから呼んで頂く。体調伺いのLINEのやり取りで状況を把握して頂いているから、話が早いし、このところ体調も良いので、あれこれ補足することも殆どない。
 治療情報提供書はなし、を確認したことを伝える。これからはY先生が主治医なのですね、やり取りをしたことがありますけれど、とても感じのいい先生ですよね、とのこと。確かに。そして(息子の)結婚式の話題。いよいよですね、という話になる。
 3,000円弱のコード決済を済ませた。今日の病院と薬局滞在時間は2時間強。

 ホテルに戻って預けた荷物を受け取り、ロビーで荷物をまとめ、お手洗いを済ませる。
 まだ午前中でこのままランチタイムには早すぎる。とりあえず乗換駅まで行ってランチを摂ることに。以前なら時間まで駅ビルをぶらぶらして、ということもあっただろうが、荷物を持ってうろうろする元気がない。各駅停車に座って、文庫の続きを読んだ。昼前の車内は空いていて快適だ。
 
 乗換駅に降り立ち、迷った末、エスニックレストランに入り、ナンとジャスミンライスが付いたグリーンカレーに氷なしの常温チャイを頂いた。
 文庫本を切りの良い所迄読んで、最寄り駅まで。タクシーに乗らずに歩いて帰宅した。フェスゴの注射跡で右腿が腫れている感じ。

 今日は生協のお届けの日。一旦座ると嫌になってしまうので、そのまま玄関に荷物を降ろして、取り込んで収納を終えた。
 
 荷物を片付け、着替えを済ませ、もろもろ片付けを一気に。薬の仕分けやら家計簿付けやらメールチェックやらすると、あっという間に時間が過ぎる。快調だったお腹は早くも緩い。

 疲れてソファと一体化。録画したドラマを視始めたら知らない間にウトウトしてしまった。全然動きたくない。夫が帰宅し、生協から届いたお蕎麦やお寿司等で簡単に夕食を済ませた。

 母にMeet通話。今日は伯母(母の2歳年長の姉)から電話があって30分近く喋ったそう。
 その後はケアマネSさんから、介護認定の結果通知について心配している旨の電話があったという。ポストを見に行くと、午前中には届いていなかった介護認定の通知が到着していて、要介護1が要支援2にランクダウンしていたのだそう。厳しい人に当たったらしい。
 月末にはまた介護サービス会社の方やらデイサービスの会社の方やら複数名が自宅に見えるとのことだが、ちょうどCT撮影の日にバッティングしているので、また立ち会えないことに。
 膝の擦りむき傷は1週間経って大分落ち着いてきた様子。何度も消毒して頂いて、今回はフロントの方たちに随分お世話になった。一人で暮らしていたら大変だったと認めていた。
 
 明日から夫は5連休。お天気はあまり良くないようだが、洗濯をしたら後はゆっくり休息の日としたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする