ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.8.31 フェスゴ8回目17日後のこと 旅は最終日 葉月晦日はヒヤヒヤしつつも無事帰京、そして・・・

2024-08-31 23:58:00 | 
 昨夜は、前夜と同じようにお風呂から戻ってすぐに寝支度をしたのだけれど、夫と母に挟まれ、先を越されてしまって、あらら、寝付けない。いつもと同じ1時近くまで時計を覚えている。この頃は母の鼾に悩まされていた。そして2時間ほどして、今度は夫が冷房リモコンをピッピッピッピッさせていて目が覚めてしまう。2時間寝たかどうか。
 何とか寝付いたと思ったら5時前に母がお手洗いに起き、足場が悪いからと電気をつけたまま襖を開けて出入りをして目が覚めてしまう。2時間毎に分断される眠り。その後もう2時間寝ていて良かったのだけれど、残念ながら眠れずじまい。流石に2日連続8時間睡眠とはならなかった。

 夫が部屋の露天風呂で汗を流すようなので、私もさっと入浴。外は雨が止み、ちょっと青空が出てきている。また富士山が頭を雲の上からのぞかせた。それでも、相変わらず帰路の高速道路はある部分が通行止め。迂回をして帰るのだろうけれど、どうなることか気が気ではない。
 もし今日中に家に帰れなかったらどうしたものか。明日は午前、午後と予定が入っているのだ。とはいえ、新幹線も在来線も通行止めだったり様子見だったり、でひとまず運航予定というバスが一番便利だし、これに頼るしかない。

 汗を流してさっぱりして着替えを済ませる。今朝は朝ドラ復習を視るのを諦めて、昨日より40分ほど早く朝食会場へと向かった。バイキングの内容は昨日とほぼ同じ。あまり食べたいものがない。母には昨日と被らないものを選んで用意した。食事を終え、部屋に戻る。
 チェックアウトまではたっぷり1時間以上ある。2人は食休みで何となくウトウトしている。

 台風情報を横目に見ながら、パッキングを済ませ、フロントに降りる。チェックアウトを済ませ、ロビーで時間潰し。
 それにしても、帰路のバスまで4時間半ある。だからといってタクシーで駅前まで行ってもあまり時間潰し出来そうにない。
 雨が止んで日が出てきたので、全く見ていなかったホテル内の日本庭園を散策することにした。

 母は足場が悪そうだし、疲れそうなので、と荷物番。歩き始めると、石階段やら坂道やらでなかなか大変だった。なるほど景色はとても良く、プールあり、足湯あり、太鼓橋あり。雨上がりで緑が美しい。広い庭園には点々と離れの部屋が並んでおり、某有名野球選手が昔、家族連れで定宿にしていたという部屋の前で記念撮影。
 雨は止んでいるとはいってもまるでサウナの中にいるような湿気。一周20分ほど歩いてすっかり汗ばんでロビーに戻った。

 夫はPCを出して仕事を始めるというので、母の相手もせずに持ってきた文庫を読み始める。
 湊かなえさんの「残照の頂 続・山女日記」(幻冬舎文庫)。山女日記はNHKでもドラマ化された。今日は最初の「後立山連峰」の部分だけ読んだ。私自身、山登りなど体力的にとてもとても、だけれど、本を読んで雰囲気を味わうだけならできる。

 読書をしていると、なんと予定より1時間早く出前のお寿司が届いてしまった。あまり長くおいておけないし、とお昼丁度にロビーで頂く。夫はちらしを、私と母は握りを。 早々と昼食が終わってしまい、まだ出発まで2時間弱。さて、どうする、ということで、カラオケルームを借りることに。行ってみれば貸し切りだ。

 カラオケは、2月に息子夫婦たちと温泉に行って以来。その時は母は疲れたから、と部屋で留守番をしていた。今日も聞いているだけだが、なんとなく知っている歌は口ずさんでいる。カラオケは聞いていてもつまらないから、歌わなければ!としつこく背中を押して、91歳カラオケ初体験と相成った。選んだのは「長崎の鐘」と「高校三年生」。弱々しく元気なく、助け船を出しまくりだったけれど、母の歌声を初めて聞いた。

 私も2月には咳込んだり、息が続かなかったりと情けない体だったが、今日は廻りに誰もいないのをいいことに、随分調子に乗って夫と交代であれこれ歌った。たっぷり1時間半ほど楽しみ、出発まであと30分。
 アイスクリームを調達して小休止していると、帰りのバスが10分以上早く到着した。乗客が揃ったら出発するという。慌てて乗り込んだ。

 来た時と逆の順番でホテルに寄ってピックアップ。ほどなくして最初のお手洗い休憩場所であるドライブインに到着する。お土産は既に購入済みだし、お手洗いのみだから30分も不要だった。降りる時はパラパラと小雨だったが、乗り込む時には土砂降り。いや、大変なお天気である。

 本来は東名高速に乗る予定が、通行止めが解除されず、別道で行くという。外は真っ黒な雲が立ち込めている。寝不足な私はあっという間に船を漕ぐどころか、頭をガンガンぶつけそうになりながら小一時間爆睡した。
 気づけば、降車駅にあと30分というパーキングエリアで最後のお手洗い休憩。ここでも雨が止んでいると傘を持たずに出たら、帰りには降り出してカツラを濡らしてしまった。

 その後、雨は強くなる一方。渋滞もあり、あと少しなのになかなか到着しなかった。そしてバスが降車駅に着いたのは予定より15分ほど早かったか。バスが停車した場所はびしょびしょで足場が悪く、傘を差してもびしょ濡れ。大変だった。母には可哀想だったが、おんぶするわけにもいかず、励ましつつ頑張って歩いてもらった。

 私鉄は平常通り動いており、特急に乗って一駅、最寄り駅に到着する。このままタクシーで母を送り届けられれば良かったのだけれど、まだミッションが残っていた。

 母の結婚式用の衣装等の調達だ。目を付けていたジャケットをフォーマルショップで試着に。やはり袖丈が長い。詰めないととても無理。それ以外はなんとかなりそうだったし、日を改めて百貨店に連れていくのもいつになるかわからないので、これに決めることにした。
 合わせてコサージュとバッグも買う。先日から何度か顔を合わせていた店員さんが親切にしてくださった。同じアウトレットモール内にあるリフォームショップに電話で問い合わせた後、実際に現物を持ち込んでお直しが出来るかどうか、値段と期日まで確認してくださった。

 夫と母にはフォーマルショップ前で待っていてもらい、私はリフォームショップにジャケットを持ち込み、支払を済ませる。だんだん足が痛くなってくる。雨も止まない。お直しには2週間かかるとのこと、とりあえず余裕をもって出せたのでほっとした。イベントはずっと先だと思っていると、あっという間にやってくる。

 すっかりガス欠。駅前のレストランで3人で食事を済ませ、タクシーで母のサ高住まで向かう。20分もかからずに順調に到着。荷物を置いて、お手洗いを済ませ、再びタクシーを呼んで自宅まで戻ってきた。これまた順調で往復1時間で済んだ。

 帰宅後は母に到着の連絡を済ませ、夫と手分けをして洗濯物を畳み、収納し、キャリーケースの中を空っぽにして、とやることは目白押し。葉月晦日もドタバタの1日だった。
 明日から9月長月スタート。防災の日であるが、台風は相変わらず居座っているのだろうか。
 午前中は瞑想ヨーガのクラス、午後はWさんサロンへマッサージの予定である。
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2024.8.30 フェスゴ8回目16日後のこと 旅は2日目 大雨は続き、なす術もなく・・・

2024-08-30 20:52:28 | 

 昨夜はブログアップ後、いつ寝落ちしてもいいように支度をしてお布団に潜り込み、ドラマを視る。普段は日付が変わるか変わらないのかの時間にベッドに入るのだが、なんとそれより2時間以上早く、眠りについた。

 そして今朝、平日仕様のスマホアラームが鳴るまで目が覚めなかった。たっぷり8時間眠った勘定だ。いつもの寝不足の負債を十分チャラにした感じがする。両脇を見れば夫と母もまだ眠っている様子。
 こっそりスマホをチェックしながらお布団の中でグズグズ。7時を過ぎたところで母が喋り出し、その相手をする。夫は起きたかと思うと、シャワーを浴びてくる、と部屋のテラスにある露天風呂へ。お風呂キライの夫も、窓を開けるだけでお手軽に汗が流せるとなると、フットワークが良くなるようだ。

 残念ながら、今朝も外は土砂降りの雨。ニュースによれば、各地で大雨警報が出ている。新幹線も在来線も運転見合わせの状況。明日は無事帰れるのだろうか、とバスで帰れなくなった時の経路を調べてみるも、お手上げ。

 朝ドラを視てから階下のレストランへ向かう。
 朝食は、夕食とは別会場でバイキング。まず1回目は母を連れて、母が欲しいと言うものを取ってから席についてもらう。2回目は自分の分を。ということで、足の痺れですぐに脱げそうになるスリッパを履きながら、またしても右親指をぶつけて、ううう、となる。はあ。バイキングは嫌いだ。

 雨降りでなければ、富士山を愛でながらホテルの日本庭園を散策したり、併設されている足湯を愉しんだり、プールの営業もあるというのに、とにかくこの雨降りではどうしようもない。カラオケやら卓球、テニス、麻雀(どれも私は出来ないけれど)もお愉しみは多々用意されているようだけれど、窓の外に振り付ける雨粒を見ながら、なんだかテンションが下がる。

 朝食を済ませ、駅前の地図をもらって部屋に戻る。せっかくなので、お腹ごなしに部屋の露天風呂にトライ。かなり深い陶器の湯船で、2人でも十分入れる大きさ。母の足取りが心配なので一緒に入ることに。さすがに禿げ頭を晒した写真を撮られるのはちょっと・・・なので、シャワーキャップを被ってから後ろ姿でハイ、チーズ。

 夫は、何やら職場から連絡があって、スマホとPCを駆使しながら書類を作っている。電話連絡を済ませ無事終了した模様だが、今は休みでも旅先でも、もっといえば海外のどこにいても連絡がついてしまうので、なかなか大変である。

 お茶を淹れ、さてこれからどうしようか、と悩む。訊けば駅の反対側にショッピングセンターがあるという。タクシーを呼んで、ランチ方々行ってみることに。それにしても雨が酷い。
 ショッピングモールに到着したが、イートインのお店は殆どなくテイクアウト主流。フードコートにもなっていない。結局、客席があるファストフードに落ち着く。
 母は一人でいれば決して食することのない、ハンバーガーのお子ちゃまセットが新鮮で、これで十分と嬉しそう。たまにこういうジャンクなランチも悪くないだろう。とりあえず昼食を済ませ、物見遊山で2階に上がってみる。

 ここで買い物をするとは全く思わなかったが、沢山の衣料品を見て物欲が湧いたのかどうか、母が家に帰ったら、すぐに穿きかえられるズボンが欲しいと言う。なんといっても145㎝、35kg。丈は子ども用140㎝で十分。ところが足は細いが、お腹周りはアンバランスなほど立派なので、何着か見繕って試したものの合うものがなく、あれはダメでこういうのが良くて、とないものねだりを言い始める。
 だんだん面倒になってくる。夫が戻ってきてもう一度あれこれ物色し、ようやく妥協点を見つけ、150㎝のお腹ゆったり丈が短めのものをお買い上げに。はぁ。

 スーパーでお茶菓子や赤青ヨーグルトを調達し、買い物を済ませた後は、夫が「帰る前に珈琲とソフトクリーム!」と言うので再びファストフードに行って(2時間の間に2回も!)人心地着く。
 タクシー乗り場がすぐ前なので、タクシーが待機していれば迎車を呼ばずともそのまま乗り込める。果たして感じのよいドライバーさんとお天気の話をしながらホテルまで戻ってきた。

 フロントでは、今日からの宿泊客がチェックインの列をなしている。金曜日のせいか、昨日より人が増えている様子だ。夕食前に貸切風呂が空いていれば、と確認するとOKだったので、暫し休んでから母と入浴タイム。昨日と同じ家族風呂だったので、慣れた感じで汗を流せた。その間、夫は部屋でお昼寝。雨は降り続いていたけれど、それぞれが好きなことをして過ごせたので何よりだ。

 お風呂あがりに、先ほど買ってきた和菓子とお茶で一服したら、メインダイニングで夕食。夕食が始まるまでの間、少しだけ雨が止み、雲の切れ目から美しい富士山が顔を出した。本当に美しい山だ。しっかと写真を収めてから夕食会場へ向かう。少しでもこうして富士山の姿を拝めたのは神様の思し召しかも、と有難く思う。
 バイキング客が多かったのか、昨夜よりメインダイニングは静か。全く違うお料理が並び、ちょっとずつ色々頂いてお腹一杯。
 
 その後は売店でお土産を調達し、再びお腹ごなしに貸切風呂に行った。昨日とは違う2つ目のお風呂だ。洗い場も湯船も広く快適だった。すっかりふやけているが、肘も膝も踵もツルツル。
 夫はすっかり大浴場や露天風呂に行く気はないようで、部屋の露天風呂に入っておしまい、にしそうな雰囲気だ。

 ということで、文字通り食べて飲んでお風呂に入ってそれ以外は何もしないだらだらの1日。
 明日はチェックアウトした後、帰りのバスまで大分時間がある。この雨の中、どうして時間を潰すものか、今から頭が痛いことである。
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2024.8.29フェスゴ8回目15日後のこと サンサン台風にめげず2泊3日温泉旅スタート

2024-08-29 20:53:45 | 

 昨夜はブログアップ後、ドラマの録画を1本視て夫と大笑い。夫がお風呂を勧めるので行ってみたら、「お風呂の栓を確認してください」と喋っている。またか、である。お風呂の蓋を先に閉めると栓を閉めた気になってそのまま忘れるから、栓を先に閉めてね、とお願いするのだが、なかなか治らない。やむなくお湯が張れるまで生協の注文書を記入。結局あまり早くベッドには行けなかった。

 今朝、平日仕様のスマホアラームが鳴る1時間ほど前に、お手洗いで目が覚める。さすがにまだ早いが、もう眠れない。5時間は眠れたか。30分ほどグズグズしていると夫も起きた気配。アラームが鳴るのを待ってからリビングへ。夫が起きていたので、洗濯物を回収して洗濯機を廻す。

 朝食を摂り、出来上がった洗濯物を部屋干しと浴室乾燥等にし、身支度をしてキャリーケースの蓋を閉めて、さぁ出かける準備万端だ。
 とりあえず家から駅までの間、雨が降ってこなくて良かった。キャリーケースを夫の自転車籠に載せてもらい、私は身軽に駅まで歩く。予定より1台早い電車に乗れた。

 2つ先の駅で降りると雨が降り出していた。集合場所には予定より大分早く到着したが、既にスタッフが来てお客さんたちをさばいていた。母は一つ前の出発場所から1人でバスに乗ってくることになっている。集合時間の5分後にバスが到着し、指定席に行くと、1人でちょこんと母が座っていた。無事合流してほっとする。
 皆さんが揃ったので、出発予定時間より5分早くバスは発車した。この駅からバスに乗ってどこかに行く、というのはどのくらいぶりだろう。息子がまだ小さかった時、義母と4人でバスツアーに参加したのはもう20年以上前のこと。

 ツアーではなく、複数のホテルへ寄りながらの送迎バスなので、添乗員さんもガイドさんもおらず、ドライバーさんだけ。私達は6列目を3人で使う。途中雨が強くなったり弱くなったり、青空が出たり、台風のせいで、空は忙しい。
 高速に乗り、小一時間走ったパーキングエリアで20分ほどのお手洗い休憩。直前が土砂降りだったのでドキドキしたけれど、ラッキーにも雨が止んでいた。併設されたショップは冷房が効き過ぎていて、長居するのはお腹が心配。早々に退散したが、夫は嬉しそうにおやつを3人分買って出てきて、その場でパクパク。“今日も元気だ、なんでも美味い”を地で行っている人である。

 再びバスに乗り込み、次は昼食休憩場所まで。ウトウト船を漕いでいるうちにもう到着だ。時計を見れば、正午より小一時間早い。この荒天で道が空いているせいか、予定より大分早い到着だ。展望レストランで色々頂けるようだが、どれもボリューミー。
 母は「動いていないからお腹が空いていないし、まだ入らない」と言う。私もメニューを見ても触手を動かされるものがない。夫はレストランで、私達母娘は階下のコンビニで、別々ランチにする。私はサンドイッチとカフェラテを、母はおにぎりをチョイスして休憩場所のソファで頂く。
 途中、窓の外はとんでもない土砂降りになる。晴れていれば各種名所が望めるようだが、残念ながら強い雨で景色は煙っている。台風が来ているのだから仕方ないけれど、それにしてもサンサンはなんとゆっくり動くことか。

 再びバスが出発して、最初のホテルに到着したのは僅か10分後。予定表より小一時間早い。そして次のホテルが私達の宿泊場所。ここにも40分ほど早い到着だった。
 一緒に降りた女性二人組の後、チェックインの手続きだけはスムーズに出来たものの、お部屋の準備はさすがにまだ。OKが出るまでロビーで待つことに。売店を覗いたり、夫が買ってくれたおやつを頂いたり、台風の動向ニュースを視ながら時間潰し。夫は何やらPCを取り出して仕事をしている。なんと・・・。

 予定より1時間ほど早くお部屋に入れてほっとする。2階の露天風呂付和室だが、高台のホテルだから景色が自慢で、晴れていれば富士山が良く見える、筈だったが、残念ながら今日はその姿は見えず。
 ひとまず荷ほどきをして、お茶を淹れお菓子を頂いて人心地つく。時計を見れば夕食まで4時間近くある。

 お部屋の露天風呂はいつでも入れるので、まずは浴衣に着替えて大風呂へ繰り出す。数人の方が入っていたが、湯船は母とほぼ貸し切り。お湯が柔らかく気持ちよい。私は最近ジムで大きなお風呂に入れているし、病院前泊時にも温泉付きホテルに宿泊しているが、母は2月に息子夫婦たちと鬼怒川を訪れて以来の大きなお風呂。いいお湯だ、と嬉しそうだった。
 露天風呂を覗いてみたけれど、雨に濡れてしまうのと、足場が悪いので、雨が止んだら行ってみようということに。フロントに連絡したら、貸切風呂が空いているとのこと。ラッキー、と予約した。

 部屋に戻るも、まだ夕食までは2時間近く。私は素頭で(こう涼しいと、ようやく球児さながらになってきた坊主頭ではちょっとスースーする。)ブログを書いているが、2人はバスに揺られ、入浴して疲れたとみえて、お昼寝中である。
 メインダイニングでとても食べきれないほどの和食膳。お刺身、天ぷら、陶板焼きやら釜飯やらの夕食。デザートと珈琲までゆっくりと愉しんだ後は部屋に戻って食休み。フロントで貸切風呂の鍵を借り、母と2人で2回目の入浴を堪能した。
 夫は私達が貸切風呂に入っている間、部屋の露天風呂に入らなかったようだ。

 それにしてもこんなお天気では、明日、旅の中日の過ごし方はどうしたものか。お部屋の掃除は結構です、ということにしたのでアメニティの交換だけでずっと部屋にいられるが、タクシーで観光に行くにもこんな荒天ではどうしようもない。せめてシャトルバスで駅まで行ってお昼を摂ってくるくらいだろうか。
 まぁ、のんびりしにやって来たということだから、私は朝風呂、昼風呂、夕風呂とお風呂三昧でもよいのだけれど・・・。
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2024.6.29フェスゴ5回目+ドセタキセル5回目(6割減量3回目)+ジーラスタボディポッド5回目17日後のこと 旅は最終日、神社、大橋、城跡を巡り、無事帰京

2024-06-29 23:38:42 | 

 昨夜はブログアップ後、夕食会場へ。ライブキッチンありのブッフェだったが、今回の旅で初めて私達の貸し切りではなく、他のお客様とご一緒。金曜日のせいか、ちびちゃん連れやら家族連れ、カップルで賑わっていた。

 まだお腹が不安だし、それほど触手を動かされるものもなく、握り寿司を数貫と鯛の茶わん蒸し半分、鳴門金時のグラタン少々でもう満足してしまった。夫が半田そうめんやらうどんやらを作って持ってきてくれて、ちょっと味見。
 マグロの一頭裁きのイベント等もあったがこれも一切れ味見しておしまい。お茶と果物、小さなロールケーキを頂いてギブアップ。残念ながら本当に量が食べられない。

 1時間半の持ち時間もかなり残してレストランを後にし、ホテル内を探検。射的やスマートボールなどの縁日風スペースもあり、藍染め体験等も楽しめる。卓球、いや、ピンポンを少々やってあっという間に息切れしてしまい、早々に止めて部屋に戻る。
 6畳の部屋にはお布団が敷いてある。低反発枕のリクエストも叶えられている。もう一つの12畳の部屋がそのままリビングとして使えるのが有難かった。

 夫は野球中継に夢中。少しお腹がこなれて試合の切りのいいところで展望風呂へ。30分で出る約束をして別れる。
 内風呂のみ2種類で、1つのお風呂には文旦が沢山浮いている。ドライサウナもあり、一応コンプリート。 ちびちゃんたちが沢山いたので、黒いキャップはしたままでシャンプーは諦める。

 部屋に戻り、阿波踊りの公演を見ずに終わる。お化粧も落としているし、ケア帽子なので、お部屋に引きこもり。後から話を聞くと結構楽しめたそう。ちょっと残念。

 夫の贔屓のチームが勝ったところで今度は1階の露天風呂へ向かう。屋外プールは雨降りでパラソルも濡れ、残念な雰囲気。露天風呂は屋根があり、濡れずに済んで助かった。
 岩風呂でなかなか雰囲気が良かったけれど、こちらも混雑していた。それでもゆっくり浸かって端っこの目立たない洗い場でパパっとシャンプーもしてすっかり温まった。夫より早く出たのが凄い。
 ということで、最後の夜もしっかり温泉を楽しみ、手足のケアを終えて早々に就寝。

 今朝はぐっすり眠れてスマホアラームより30分早くすんなり目覚める。
 雨が止んでいる。少し曇っているけれど、天気予報によれば今日は晴れて暑くなるようだ。身支度とあらあらのパッキングを済ませ、朝食会場は昨夜の食事処と同じレストランの和食バイキングではなく、サンドイッチバイキングという1階のレストランへ。
 オープンとともに入場すると、貴重な窓際席を案内された。海が美しい。水面が眩しい。既に朝日が差し込み、暑いくらいだ。

 どれも彩りよく美しく並べられて目移り。1日以上控えめに食事を摂ってきたのでお腹が空いているし、眼も卑しくなっている。スダチドリンクや鳴門金時のスムージーなど地産地消の数々。デニッシュ類もとても美味しかった。ミルクティーを頂き、部屋に戻る。

 朝ドラの復習も最後まで見られず、チェックアウトに降りる。今日の席は初日と同じ4列目。
 最初の立ち寄り先は夫の予想通り、淡路島の代表的なパワースポット、伊弉諾神宮だった。いいお天気で、朝から既に暑い。鳴門大橋を渡ると、そこはもう淡路島。夫婦円満、日本最古の夫婦神様をお祀りする神社に到着である。まだ朝早い。9時からの祈祷のタイミングだったか、宮司さんや巫女さんたちが勢ぞろいで唱えている。

 今を遡る20数年前、チビだった息子と3人で弾丸ツアーに参加し、神戸ルミナリエを観光後の淡路島宿泊時に、ここも訪れたと夫が言うが、私は全く覚えていなかった。トホホ。
 境内の樹齢900年という夫婦大楠は素晴らしかった。神様に夫婦円満をお願いするようでは、どうよ、という夫であるが・・・。まぁ、それはそれとして。
 30分弱の散策を終えて、今度は明石海峡大橋を快走。海も空も青く、梅雨であることを忘れるほどのお天気に恵まれている。

 2つ目の立ち寄り先は夫の予想が外れ、明石城公園だった。球場やスタジアムが隣接しており、芝生が美しいが、お城であるからやはり石段を上らなければ、である。それでも一昨日の津山城に比べて大分歩きやすい。
 なんといってもお腹が落ち着いているし、である。日本に残る12基の櫓のうちの2つ、坤櫓と辰巳櫓がある。それぞれ三重だ。少し歩くと汗がにじみ出る。日焼けを取るか、涼しさを取るかで、ストールを巻いたが、日傘を差していても照り返しが暑い。

 ここでどうやって自由昼食を?と訝しく思っていると、少しバスで移動。向かった先は明石駅前のとある商店街。1時間の自由時間を頂いたが、まだ11時をちょっとすぎたばかりである。お腹はまだ全然空いていない。
 ぶらぶらと歩き、戻りつつ、明石焼きのお店に入り、1人前(15個)と飲み物を頂くことに。夫はタコはどうも・・・と言っていたけれど、たこ焼きとは全く別物。傾斜のついたまな板状の台に乗ってきたふわふわのタコ入り玉子焼きを、お出汁に浸けて頂くのは初体験。とても美味しかった。結局、私4個対夫11個、しっかり平らげた。夫はコーラを2本飲んで、満足そうだった。

 お腹が満ちたところで、バスに乗り込む。北方面から西方面に向かいつつ、1時間10分ほどで、サービスエリアでお手洗い休憩。夫は既に空腹だとパンを買っておやつに。私はまだそれほどでも・・・、と結局家までパンを持ち歩いてしまった。

 今回の旅、最後の立ち寄り先は予想通りの赤穂城跡。本丸跡が庭園として整備されている日本100名城60番目だ。ここで小一時間の散策時間。ラッキーにも、今日明日と本丸が特別公開されている。靴を脱いでスリッパになるが、スリッパは痺れた足からはすぐに脱げてしまって困りものだ。添乗員さんも、何度も来ているが、公開にあたったのは初めてだそう。

 隣接する大石神社は大石家の屋敷跡に建てられた神社で、赤穂浪士47人の銅像がずらりと参道の左右に並んで壮観だ。大黒様と恵比須様が並ぶ門の一番近くには大石親子。私は主税の、夫は内蔵助のポーズを真似て写真撮影。明日は輪越え祭とのことで、しっかり八の字を描いて輪を越えてお参りを済ませた。

 最後の行程を終えると、バスの席にはアンケート用紙。一通り回答して桃太郎空港に到着間際に回収された。
 チェックインを終え、手荷物を預けてお世話になった練馬のご夫婦にもご挨拶をし、解散。
 コンビニで夕食をゲットして前回もお世話になったラウンジへ直行する。ざっとブログの原稿を書きながらお茶をして、セキュリティチェックを受け搭乗口へ。

 定刻に乗り込んだが、羽田の混雑のため、離陸が若干遅れた。機械的に席が割り振られ、夫が前の列の窓側、私は次の列の反対側の窓側となった。おかげで普段見られない外の風景が見られ、富士山も拝めた。

 定刻より20分ほど遅れたが無事羽田に着陸。荷物がさっと出てきたので予定したリムジンバスに乗れ、途中渋滞もなく最寄り駅に順調に到着。そこからタクシーで帰宅し、2人で手分けをして最低限の片づけを済ませた。
 途中酷い下痢には見舞われたけれど、とにかく無事に帰京出来てほっとしている。
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2024.6.28フェスゴ5回目+ドセタキセル5回目(6割減量3回目)+ジーラスタボディポッド5回目16日後のこと 旅は3日目、瀬戸大橋から四国上陸、はじまりの寺を経て鳴門海峡へ、最後の夜も温泉三昧

2024-06-28 17:25:41 | 

 昨夜はブログアップ後、とりあえず部屋着に着替えて本館の温泉を目指す。徒歩3分ということだったが、雨だし、暗いし、でしっかり道に迷う。そうこうしているうちにまたお腹が緊急事態。夫が道行く人に場所を確認してくれて、文字通り這う這うの体でホテルに到着。温泉に入る前にお手洗い直行。はぁぁ・・・。

 シラサギが傷を癒していたことから見つかったというこの温泉、ホテル内に鷺のモチーフが散見される。
 美人の湯(男性風呂は長寿の湯)の脱衣所には一人いらしただけで、貸し切り。やった!と黒いキャップを外して急いでシャンプーを済ませる。内風呂、露天風呂、ドライサウナをそれぞれ急いでコンプリート。
 夫と時間を待ち合わせているので忙しない。それでもやっぱり大きな温泉に浸かり、バスの長時間乗車で凝り固まった身体を解せるのは気持ち良い。頑張って待ち合わせ時間より3分早く出たのに、烏の行水の夫は既に上がって寛いでいた。

 帰り道はしっかり道を確認したところ、スイスイと到着した。こんなに近かったとは。そのままホテル別棟のスパへ。こちらはスチームサウナ、ジャグシー、寝湯がある。洗い場で若い女性が2人いたけれど、サウナもお風呂も貸し切り。こちらもぱっぱと出たつもりだったが、夫の方が早かった。

 というわけで、忙しかったが2つのホテルのお風呂を梯子して部屋に戻る。手足のケアをして寝る前にロペミン。9時間の間に3回もロペミンのお世話になったのは初めてだ。既に下痢の回数は優に10回を超えていた。就寝前にもまた下痢。お腹の中が一体どうなっているのかと思うくらいの酷い下痢だ。
 夕飯だって殆ど摂れなかったというのに。げっそりしてベッドに入ったのはとりあえず日付が変わる前。夫の方が先に寝付いたが、私もほどなくして眠りに着いた。

 そして今朝。夫のスマホアラームが先に鳴り、時間差で私のアラームと部屋のモーニングコールが鳴る。外は雨が本降りだ。うーん。と、起きた途端にまた腹痛。お手洗いに駆け込む。これでもうお腹は本当に空っぽな筈だ。とりあえずロペミンのおかげで夜中に起きず、よく眠れたことを想えば有難いことだった。

 さすがに朝風呂を愉しむ時間はない。身支度をして、パッキングをほぼ終えて、レストランに降りる。昨夜と同じ場所に座ってくださいという案内。ブッフェ台には色々あれど、お腹に優しそうなポトフのスープとホテルメイドのミニクロワッサンに白桃ジャム、リンゴジュースをちょっぴりとパイナップルを一切れ。
 食後はホテルメイドのハーブティを頂いておしまい。食後の薬、ミヤ、タケプロン、タリージェ5mgを飲む。
 
 部屋に戻り、朝ドラを視、ロペミンを飲んでから部屋を出る。フロントで昨夜の飲み物の支払いを済ませチェックアウト。既に皆さんロビーで待っている。荷物だけはバス駐車場に運んでもらえるので、身軽に駐車場まで歩く。とはいえ、雨降りだ。足元は悪い。
 予定時間より若干早い出発。今日は2列目、実質1番前だ。お手洗いのことを考えれば有難い配置だ。

 今日の最初の立ち寄り地までは2時間半かかるとのこと。走行距離は明らかではないが、かなり遠いのは間違いない。3日目と4日目の日程の入れ替えがあった関係で、当初予想していたのと違う経路で高速に乗る。
 だんだん雨が小降りになってくる。このまま行って欲しい、と思うが、目指す四国はお天気が悪そう。瀬戸大橋を渡り、ちょうど真ん中あたりの与島でお手洗い休憩。

 ここで可愛いツバメの巣を見られた。皆がスマホを構えている。大きな口をあけたヒナが、所狭しの巣から時折顔を出すのがなんとも可愛らしい。別の巣では頻繁にお母さんの姿が見えた。
 そんなこんなで15分の休みのうちにお手洗いを済ませ、ツバメを愛で再びバスに乗り込む。前回の旅では瀬戸大橋の姿は見たけれど、こうして坂出まで渡ることはなかった。四国に入ると雨が酷くなる。

 そして、1時間ほどして到着した四国八十八か所第一番札所、巡礼ふりだしの古寺、はじまりの寺の別名を持つ霊山寺に到着。駐車場には同じ紅白のバスが止まっており、ツアー名は同じ。通常日程で今日が最終日の方たち、36名様ご一行だそう。
 添乗員さんもまさかここで遭遇するとは・・・と驚いていらした。バスの中は私達のように1人2席の広々ではなく大変そう。それにしてもよりによってとんでもない土砂降り。

 立派な仁王門を潜り、境内に入ると、放生池は土砂降りの雨で、水面を打つのが噴水なのか雨なのかわからない状態。金ぴか童子たちも雨に打たれているが、池の中の大きな錦鯉たちは悠々と泳いでいる。まずは多宝塔向かいのお堂でお参りを済ませる。
 夫は足元悪いし、と踵を返して帰ろうとするが、この後、本堂に行かないでなんとする、ということで十三仏にご挨拶しながら、本堂へ向かう。天井に吊り下げられた沢山の灯篭の美しく幻想的なこと。
 ようやく無事お参りを済ませて、水たまりだらけの境内の中をへっぴり腰で歩き、駐車場に戻った。とにかく到着した時の雨が一番酷かったようで・・・。

 次なる目的地はランチ会場のホテル。地産地消イタリアンフルコースとのことで楽しみにしていたが、お腹が心配なのは想定外。既に私達より先に到着していた先ほどのバスの方たちが、大きなお部屋で食事を始めていた。私達は一番奥の個室へ。8人がけの大きなテーブルが2つ。
 地中海の旅篭屋をイメージしたとのこと。結婚式場でもあり、メゾネットホテルも併設されており、なかなかお洒落な処である。聞けば、明日はこちらで結婚式がある関係でランチが提供できなくて、私達の日程は今日と明日がひっくり返ったらしい。

 夫は今日も白ワインを所望して元気である。雨に濡れているので冷房で冷やされると、きつい。お腹が心配なので、ジャケットもストールも取れない。皆さんも寒そうなので冷房を弱くして頂く。スターターは鳴門金時のポタージュだったが、なんと冷製・・・。半分でギブアップ。続く鮮魚のカルパッチョもヒエヒエ。
 ようやく出てきた温かいお料理はスダチ鶏のリゾット、鳴門鯛のポアレがメイン。どれも半分ちょっとで残してしまって申し訳なかった。デザート盛り合わせだけは紅茶とともに美味しく頂いた。

 食事が終わって外に出ると、有難いことに日が差して雨が止んでいる。鳴門の海が良く見える。
 20分ほど走って鳴門スカイラインから四方見展望台へ到着。雨が止み、まだ雲は散見されるが、時折青空が見える。ここでは鏡島というハートの形の島が望めるが、残念ながら展望台の高さからはハートには見えない。

 瀬戸内海から淡路島までくっきりと見渡せる絶景ポイントを15分ほどで後にし、最後の立ち寄り先は、先ほど展望台から見えた大毛島。鳴門公園で鳴門海峡を一望できる。バスの駐車場からはお土産屋さんのマイクロバスに乗って、千畳敷まで。鳴門大橋の下で渦が巻くのだけれど、今日はなんとなく渦の赤ちゃん・・・を見て、お土産を買ってバスに乗り込んだ。

 ということで、本日の観光は無事終了。宿泊先は鳴門温泉のリゾートホテル。オーシャンフロントの2部屋続きバルコニー付き和室だった。本当はベッドが良かった~なのだけれど。

 夕飯まで2時間半ある中での早めのチェックイン。部屋に入って荷ほどきをした後は珈琲とおやつで一服し、夫は早くも作務衣に着替えてお昼寝中である。
 とりあえずお腹が落ち着いてくれたのでほっとした。今日も門前薬局のIさんとLINEのやりとり。

 それにしても、治療前ギリギリまでお腹の調子がこれほど安定しないとは。回を重ねるに連れて下痢の頻度が高く、きつくなっている感じがする。この状態では家にいたら引き籠りだっただろうから、強引に旅に出てきたのはある意味正解だったかもしれない。
 とはいえ、バスに乗っていつお手洗いに行けるかというのはかなりのストレス。宿に入ってしまえば、OKなのだけれど。

 今回の旅も早くも最後の夜になった。今日も屋上展望風呂と1階の露天風呂が楽しめそう。夕食後には阿波踊りの公演もあるとのこと。
 なんとか体調不良も乗り越えて、無事帰京したいと思う。
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