ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2025.1.1 エスワン2クール15日目のこと 夜から休薬 お雑煮だけ作りました

2025-01-01 21:53:29 | 日記

  あけましておめでとうございます。
 おかげさまで、夫と母と3人揃って我が家で2025年を迎えることが出来ました。

 今年、2025年は乙巳の年。「きのと・み」は「努力を重ね、物事を安定させていく」年。このため、2025年は多くの人にとって成長と結実の時期となるとされています。巳は脱皮を繰り返すことから、再生や変化の象徴とされていると同時に蛇は神聖な生き物とされ、生命力や不老不死のシンボルでもあります。 乙は木のエネルギーを表し、しなやかに伸びる柔軟性や協調性を象徴しているそうです。
 命ある限り少しずつでも脱皮を繰り返して進化していければ、と思います。生命力や、柔軟性、協調性をも頂けたら定年後のおまけとして頂けた日々を生きていく上での大きな力になりそうです。
 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 昨夜は母が早々と入浴して休んでしまったので、年越しの除夜の鐘を聞くとか年越しそばを頂くどころではなく、MSコンチンを飲んですぐにベッドに入った。
 今朝は4時前に何となく目が覚める。胃が重く痛む。5時半くらいに目はすっかり覚めてしまうが、さすがに起きるには早いのでベッドの中でグズグズ。とはいえ、ここ数日の中で大分早い起床になった。

 昨夜から仕込んでおいたお雑煮を仕上げ、おせちを並べ、お神酒で新年の挨拶と乾杯(私は舐めることもせず)を済ませる。何とかお雑煮は頂いたけれど、おせちは目で楽しんで、ちょっとずつ摘まんだだけで殆ど頂けず。いつからこんなに胃が小さくなってしまったのだろうと臍を噛む。
 それでも、せめてお雑煮くらいは作ります、が叶ってほっとした。味覚異常で塩気を強く感じ過ぎてしまうので、夫に味見してもらった。上唇と下唇の裏側とべったりと出来てしまった口内炎のおかげで何を食べても沁みるので、ついつい食べるのが億劫である。

 お雑煮の支度以外は夫が全て台所仕事を担ってくれた。母の世話もしかりで、布団の上げ下ろしから何から皆お任せしっぱなしである。本当に申し訳ない限りだ。
 食後はMSコンチンを飲み、夫が年賀状を取りに階下のポストまで行ってくれる。その整理をするだけで結構な時間を取られる。本当に事務処理能力が大いに落ちているのが情けない。頭にかかったカスミが取れない。

 まだだった家中のカレンダーを付け替えていると、母が自宅のカレンダーがないというので3部分ける。今日はお洗濯はお休みの日。明日からゆるゆる始動のつもりだ。
 テレビは相変わらず視たくなるような番組をやっていないので、消して静かに過ごすことに。母は私が普通に話した声に全く反応しない。補聴器をしていてもそんなに聞こえないのか、と唖然とする。私の声が小さいから、と言うが、なるほど今は大きな声を出すとすぐに咳き込むので少しトーンを落としているが、そもそも私の声は通るので、それほど小さいとは思えない。それでも母は何となく聞こえたふりをしているので色々頓珍漢である。

 朝から昼までずっと食べ続けていたので、お腹は全然空かない。それよりも、早く目覚めてしまったせいで睡眠不足なのか眠くてだるくて。母が見たいというので、プロが撮影してくれた息子の結婚式の写真を見たり、息子が小さかった時に祖父母(私の父母)と一緒に行った海外旅行のビデオを視たりしながら、結局夕方からは普段のようにリビングでウトウトしてしまった。

あっという間に外は真っ暗。私が寝ている間に夫が夕食の支度をしてくれる。既に主婦業完全廃業である。母は昨夜の鍋も、今夜のパスタも自分では作れないから何年振りかしら、などと言って、嬉しそうに食べている。普段1人で一体何を食べているのだろうと心配になるが、私の親なので当然か。
 明日の朝はおせちが殆ど減っていないのでそれを片付け、夜はお寿司を取っているので、それで食事の心配はないだろう。
 

 昨日も今日も籠城蟄居。せめて明日は外の空気を吸いに行こうか、と思っているがどの位元気でいられるものやら。
 ところで、年賀状に書いた私のコメントを見て、何故かこれまですっかり元気になったと勘違いしていた人から、今の私にとって神経が逆なでされるようなLINEが来た。自分の友人はがんで亡くなったが、緩和ケアをしつつやりたいことをやって有意義に過ごしていた、遺された日々、最期まで自分の命は自分のためにだけ使ってやりたいことをやってください、というような。
 言われなくてもそのつもりなのだけれど、それを改めて元気な人に言われるのは、仕方がないこととはいえ気持ちがささくれる。

 また、モルヒネを使っていることを知って、モルヒネは依存症になるから心配でしょう、などというアドバイスをくださる人も。医療用麻薬はそんなことは決してないのだけれど、つくづく中途半端な知識で中途半端な声掛けをしてはいけない、沈黙こそ金だ、と自戒の念を込めて思う元旦の夜である。
 



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