ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.9.29 旅行3日目 高雄から新幹線で再び台北へ

2011-09-29 23:28:07 | 
 今朝は目覚ましが鳴る1時間前に腹痛で目覚めてしまった。いきなりお腹を壊してしまい、情けなくもお手洗いを数回往復する羽目に。ずっと油っぽい料理が続いていたので胃腸が疲れたのだろう。
 持参したビオスリーを飲み、朝食はこわごわと火の通ったものを少量。息子は朝から麺を2杯ぺろりとたいらげ、さすが若者、である。

 熟年ツアーのせいか皆さん、朝は予定より前に全員集合。
 ホテル出発後、高雄市の西に位置する壽山公園(ショウシャンゴンユエン)へ。公園近くにある忠烈祠は、高雄市内や港を臨む絶景スポットだ。朝早かったので、体操をしている現地の人と一緒に足ならし。健康歩道という砂利道を裸足で歩く“足つぼマッサージ”体験もおまけに。
 皆さんお待ちかねのショッピングタイムでは、難病に効くという秋田・玉川温泉と同じ効用の北投石の販売促進が凄かった。こちらはスルーして、息子のリクエストのシャツやらパズルやらのお土産を調達した。

 そして、この旅行のメインイベント、10時半高雄(左營)発の台湾新幹線に乗車。
 昨日頭を打って病院へ行った年配女性の荷物持ちを買って出てくれた息子に代わって、鉄ちゃんママは写真撮影に大忙し。
 1時間半ほどで台北へ。日本の700系新幹線と同形で、加速もスムーズ、殆ど揺れもせずに快適な鉄道の旅だった。
 さすがに首都・台北は大都市だ。駅も大きくて実に立派。車内で鉄道グッズをお土産に買えるかと思ったが、残念ながらそういうサービスはなかったので、駅構内のコンビニでそれらしきストラップを購入。

 昼食はこちらの名物である坦子麺が付いた台湾料理の昼食。同じ卓に着いたメンバーで食べ盛りは唯一我が家の息子だけなので、大皿に残った料理は彼のところに集まってくる感じ。私はさすがに怖いので、10品ほどのお料理を味見程度でやめておく。

 食後、台北観光とショッピング。まずは忠烈祠(ツォンリエツゥー)の衛兵交代をたっぷり見学。今日の外気温は32度。暑い中、微動だにしない衛兵たちは陸海空軍の超エリート、身長も175センチ以上と決まっているそうだ。行進のテンポを真似して、息子はご満悦だった。
 その後、故宮博物院(クゥコンポォウーリェン)へ移動。以前はエントランスの階段を上がったところで疲労困憊という人が多かったようだが、4年前にバスで建物入り口までつけられるようになったということで、年配者、病弱者には有難い。
 ガイドさんの説明をイヤホンで聞きながら1時間半のコース。親子3代で50年、70年もかけたという彫り物の素晴らしさに圧倒された。途中やはりまた腹痛で、一人お手洗いに駆け込む始末。とほほ・・・である。
 ショップで翡翠の白菜と豚の角煮のレプリカ等を購入。その後バスに揺られて、再びショッピングへ。ここではお茶の体験をさせてもらった。烏龍茶、プアール茶等、美味しく頂いた。

 ホテルにチェックインした後、フリーになって今回の旅行で初めて団体行動から外れる。台北のシンボル“台北101”まで夜景を見にタクシーで移動。世界第二位の高さを誇る91階建ての展望台まで、東芝製のエレベーターでわずか37秒という。宝石箱のような360度の夜景を堪能した。89階から91階までは階段で上って、屋外展望台に出る。さすがにガラス越しとは夜景の明瞭度が違う。その後フードコートで遅い夕食をとった。久しぶりに家族3人で、中華料理以外の各々が好きなワンプレートの食事にほっとしてホテルまで戻ってきた。

 あっという間に最後の夜だ。明日も早朝から九份観光を済ませ、帰国の途に就く。
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