ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.9.6 朝からドッキリ、職場婦人科検診へ

2013-09-06 19:55:05 | 日記
 今朝のこと。目覚ましが鳴るまであと30分、というところで残念なことにお手洗いに起きてしまった。相変わらず起き抜けの胸痛の鬱陶しくも酷いこと。思わず眉間に皺がより、不機嫌になる。諦め悪くまたベッドに戻ろうとしたが、リビングに電気が点いている。あれ?と覗くと、なんと寝坊助の息子が、ぼーっと食卓に座っているではないか。

 今日から前期末試験なので、昨夜「早目に寝て、朝早く自分で起きて学校で勉強する」と言ってはいたが、それはいつものこと。起こしても起きず、ギリギリに出かけるパターンがデフォルトだったし、何時に起きるとも何時に出かけるとも聞かされていなかった。まあ、そうは言っても自分で目覚ましをかけて起きる、ということのハードルが彼にとってはいまだにとても高いのは織り込み済みなので、私が起きる時間に声をかければ十分だろうと高を括っていた。

 もちろん自分で朝食の支度をするわけでなく、私が寝ぼけ眼でもろもろ冷蔵庫から出して準備するまで黙ってじっと座っている。うーん、6時に出たいなら、せめて5時半に起きるから、とでも言っておいてくれればよいのに、と朝からまたもブツブツ言ってしまう。「そんな先回りした以心伝心などないのだから、コミュニケーションをちゃんと取ろうよ。」と。すると息子も「早起きして文句を言われるのは心外だ。」と口を尖がらがす。
 夫が起きてきた時間に「ご迷惑をおかけしました!」と、いつもより1時間ちょっと早く出かけて行った。
 聞けば試験中に限らず、何人かのクラスメートたちは早朝から登校して自習をしているのだそうだ。

 さて、今日は午後から都心で行われる婦人科検診の日。昨日に引き続き、今日もはっきりしないお天気。痛みが気になるのはやむなしの気候だ。
 私が朝家を出た時にはごく細かな霧雨模様。息子が早く出てくれたおかげで時間が余り、洗濯機を追加で1度回し、ベランダ一杯に洗濯物を干してしまったのがちょっと気がかり。午前中仕事を片づけ、都心の検診機関に向かった。今年も昨年に引き続き同じ機関なので、安心だ。検診とはいえないくらいとても丁寧に診て頂ける。5年前、初発ホルモン治療の副作用ともいえる卵巣嚢腫を見つけてもらったのもこの検診機関だった。

 昨年は10月下旬、EC治療の真っ只中の検診日だったため、感染症や体調そのものに不安があったが、なんとか上手く間を縫って受診した。今年も、当初は10月に日程提示があったが、一昨日撮影した造影CTの結果によっては、フェソロデックスとハーセプチンを中止し、ゼローダ、タイケルブへの薬の変更も控えている。来月の治療や体調がどうなっているのか判らないという不安定な身でもあり、カレンダーと睨めっこをしながら前倒しして変更させて頂いた。

 間抜けなことに、読書していたらついつい面白くて一駅先まで乗り過ごしてしまった。余裕をもって到着する筈だったのに、折り返した分、受付時間終了5分前になってしまった。待合の椅子が溢れるほどの大混雑。これはかなり時間がかかるな、と覚悟する。
 30分程待っていつものように丁寧な問診の後、さらに30分後に子宮頸がんの細胞診、超音波、内診。さらに30分ほど待ってから、マンモグラフィはパスして乳腺の超音波。15分ほどして視・触診。婦人科は特にノーコメントだったが、乳腺では視触診は両方とも問題なし。超音波の結果、左は術後所見で問題なし、右に3,4mmののう胞(中身は水)があるとのこと。もちろん悪性ではないので、今すぐどうこうするわけではないが、数が沢山増えてくると、悪性のものが出来た時に見つかりにくくなる、という代物だそう。そのため、1年後に経過観察、に丸が付いた。いずれにせよ、たとえ1cmの大きさになろうとも、自分では見つけることが出来ないものだというのだから、仕方あるまい。

 正式な結果の通知は1ヶ月後になる。結局、検診機関の滞在時間は2時間強。それでも直帰させてもらえたので、都心からとはいえ、いつも帰宅するより若干遅い時間に帰宅することが出来た。
 ようやく長い1週間が終了。待ちに待った土日である。
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