連休最終日、月曜日。
今日は30度を超えるという。なんとなく蒸し暑い感じ。朝はBSで朝の連続テレビ小説を視、朝食を整えてから夫を起こす。先週は旅行のため出席できなかった合唱練習の日だ。いよいよ月末の本番までラストスパート。今日は午前、午後と合計5時間の終日練習である。奇しくも関西の社会人合唱団にお世話になっている息子も、コンクールを目指して昨日今日と缶詰の合宿だそう。
やっぱり胸痛が気になる。鈍痛や圧痛だけならいつものこと、我慢できる範囲だが、時折突き刺すような痛みが来るとちょっと辛い。出かける前に、ロキソニンに加えて今日もコデインのお世話になる。ロキソニンは効くまでに1時間ほどかかるが持続時間は割と長い感じ、一方、コデインは30分ほどで効いてくるが効果はそれほど持続しない。
出来れば乗りたかった準特急に間に合わず、20分ほど遅れてしまった。座席を確保して車内ではipodでずっと曲を流して復習。さすがに不審者のごとく口パクしながら楽譜も開くのはやめておいた。
お昼をコンビニで調達して練習場へ急いだ。これまでにない大人数だ。ソプラノが10人以上、アルトが5人、男性も20名は優に超えている。さすがにお尻に火が付いたのか。今月から参加の方もおられる様子だ。参加表明している方たちは50人近いとのこと。現役が100人を超えるから最後の合同ステージは150人規模になる。
今月分の会費をお支払いして、後ろからこっそり潜り込む。発声練習を兼ねて愛唱歌集の指導から始めているのは23期のKさん。最初にバッハの「主よ人の望みの喜びよ」を、続いてウェーバーの「祈り」を歌い、舞台では歌わないかもしれないけれど総会用に、と創立30周年(1978年)記念でこの合唱団が委嘱した谷川俊太郎さん作詞・三善晃さん作曲の「クレーの絵本」から「黄色い鳥のいる風景」。
午前中でまだ喉も十分温まっていないのに高音で、あたかも絶叫するかのごとく、早くも息切れ。実に合唱団は体育会系、体力勝負だと思う。続いて木下牧子さんの「鷗」。これも午前中に唄うのは結構辛い。それでもいい歌だし、数年前のOBOG合唱団でも歌った曲。色々思いが籠っている皆が大好きな歌だ。
午前中の後半は40期のSさんに代わってメンデルスゾーンの「Hora est」。前回一度通しただけで心配だったけれど、ipod学習のお陰で曲の流れがなんとなくわかったので、大分ついていけるようになった。最初は男声がメインに特訓、続いて女声が入るところから一緒に練習を続ける。9分ほどの曲なので、最後まで届かず、あっという間に午前中の練習が40分ほど延長している。
昼休みは1時間の予定だったが短縮されて、皆、膝の上で買ってきたお昼を銘々広げる。ひとまず食後は様子見をして痛み止めは大丈夫そうとミヤBM錠のみ。
午後の練習は午前の続きで「Hora est」を通した後、シュッツの2曲を復習。かなり疲れてくる。高音は座ったままではなかなか出ないので、どうしても立って練習する時間が長くなる。なんとか2時間弱をかけて一通り終わり、残り1時間で「くちびるに歌を」からの2曲は再びKさんの指導で。大分曲想もついてくるしハーモニーの中にいられると本当に幸せ。なんだか鼻の奥がつんとしてきて歌いながら目の前が曇ったりしているのは私だけ?
こうして持続的に痛みがあり、体調に不安がありながらも、とにかく練習場に足を運ぶことのできる心と身体に感謝。今あることの有難さで一杯になり、文字通り「くちびるに歌を」持てる幸せを実感する。
終了予定の時間には一通り全曲を練習出来た満足感で満たされる。まだまだ自主練習をしなければならないところは沢山あるけれど、あと半月何とか頑張りたい。
残すところ来週の3連休に2日間午後から夜までの練習、金曜日の夜、土曜日の夕方のゲネプロと計4回の練習のみ。そして30日が本番だ。
ホールを貸してくださっているK先輩が、30数年前の合宿や舞台の写真が貼られたアルバムを大量に持ち込まれ、捨てるには忍びないのでと写っている方は持って帰ってください、とのこと。35年以上も前のもの、当時のヘアスタイルや服装が昭和臭プンプン。懐かしくも照れ臭い。剥がして何枚も頂き、椅子等片づけて解散。帰途を急いだ。
帰路はライナーを予約し、ゆったり座って再びipodで復習をしながらずっと耳学習。窓の外は夕立ちが凄い。うーん、帰りはどうしようと最寄り駅に降り立ったら、大分小降りに。タクシーは長蛇の列だったので、日傘を雨傘替わりに差しながら帰宅した。
夕飯は夫にお任せ。やはり痛む。夕食後はロキソニンを止めてコデインだけ。
夫が年末の旅行の予約もしておいてくれた。一安心、である。明日から新しい1週間、早速水曜日は通院だ。先日のCTの結果も分かる。なんとかまだ粘れますように。