ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2018.9.17 三連休最終日は終日合唱練習追い込み

2018-09-17 21:56:45 | 合唱

 連休最終日、月曜日。
 今日は30度を超えるという。なんとなく蒸し暑い感じ。朝はBSで朝の連続テレビ小説を視、朝食を整えてから夫を起こす。先週は旅行のため出席できなかった合唱練習の日だ。いよいよ月末の本番までラストスパート。今日は午前、午後と合計5時間の終日練習である。奇しくも関西の社会人合唱団にお世話になっている息子も、コンクールを目指して昨日今日と缶詰の合宿だそう。

 やっぱり胸痛が気になる。鈍痛や圧痛だけならいつものこと、我慢できる範囲だが、時折突き刺すような痛みが来るとちょっと辛い。出かける前に、ロキソニンに加えて今日もコデインのお世話になる。ロキソニンは効くまでに1時間ほどかかるが持続時間は割と長い感じ、一方、コデインは30分ほどで効いてくるが効果はそれほど持続しない。
 出来れば乗りたかった準特急に間に合わず、20分ほど遅れてしまった。座席を確保して車内ではipodでずっと曲を流して復習。さすがに不審者のごとく口パクしながら楽譜も開くのはやめておいた。

 お昼をコンビニで調達して練習場へ急いだ。これまでにない大人数だ。ソプラノが10人以上、アルトが5人、男性も20名は優に超えている。さすがにお尻に火が付いたのか。今月から参加の方もおられる様子だ。参加表明している方たちは50人近いとのこと。現役が100人を超えるから最後の合同ステージは150人規模になる。

 今月分の会費をお支払いして、後ろからこっそり潜り込む。発声練習を兼ねて愛唱歌集の指導から始めているのは23期のKさん。最初にバッハの「主よ人の望みの喜びよ」を、続いてウェーバーの「祈り」を歌い、舞台では歌わないかもしれないけれど総会用に、と創立30周年(1978年)記念でこの合唱団が委嘱した谷川俊太郎さん作詞・三善晃さん作曲の「クレーの絵本」から「黄色い鳥のいる風景」。

 午前中でまだ喉も十分温まっていないのに高音で、あたかも絶叫するかのごとく、早くも息切れ。実に合唱団は体育会系、体力勝負だと思う。続いて木下牧子さんの「鷗」。これも午前中に唄うのは結構辛い。それでもいい歌だし、数年前のOBOG合唱団でも歌った曲。色々思いが籠っている皆が大好きな歌だ。

 午前中の後半は40期のSさんに代わってメンデルスゾーンの「Hora est」。前回一度通しただけで心配だったけれど、ipod学習のお陰で曲の流れがなんとなくわかったので、大分ついていけるようになった。最初は男声がメインに特訓、続いて女声が入るところから一緒に練習を続ける。9分ほどの曲なので、最後まで届かず、あっという間に午前中の練習が40分ほど延長している。
 昼休みは1時間の予定だったが短縮されて、皆、膝の上で買ってきたお昼を銘々広げる。ひとまず食後は様子見をして痛み止めは大丈夫そうとミヤBM錠のみ。

 午後の練習は午前の続きで「Hora est」を通した後、シュッツの2曲を復習。かなり疲れてくる。高音は座ったままではなかなか出ないので、どうしても立って練習する時間が長くなる。なんとか2時間弱をかけて一通り終わり、残り1時間で「くちびるに歌を」からの2曲は再びKさんの指導で。大分曲想もついてくるしハーモニーの中にいられると本当に幸せ。なんだか鼻の奥がつんとしてきて歌いながら目の前が曇ったりしているのは私だけ?

 こうして持続的に痛みがあり、体調に不安がありながらも、とにかく練習場に足を運ぶことのできる心と身体に感謝。今あることの有難さで一杯になり、文字通り「くちびるに歌を」持てる幸せを実感する。
 終了予定の時間には一通り全曲を練習出来た満足感で満たされる。まだまだ自主練習をしなければならないところは沢山あるけれど、あと半月何とか頑張りたい。
 残すところ来週の3連休に2日間午後から夜までの練習、金曜日の夜、土曜日の夕方のゲネプロと計4回の練習のみ。そして30日が本番だ。

 ホールを貸してくださっているK先輩が、30数年前の合宿や舞台の写真が貼られたアルバムを大量に持ち込まれ、捨てるには忍びないのでと写っている方は持って帰ってください、とのこと。35年以上も前のもの、当時のヘアスタイルや服装が昭和臭プンプン。懐かしくも照れ臭い。剥がして何枚も頂き、椅子等片づけて解散。帰途を急いだ。

 帰路はライナーを予約し、ゆったり座って再びipodで復習をしながらずっと耳学習。窓の外は夕立ちが凄い。うーん、帰りはどうしようと最寄り駅に降り立ったら、大分小降りに。タクシーは長蛇の列だったので、日傘を雨傘替わりに差しながら帰宅した。

 夕飯は夫にお任せ。やはり痛む。夕食後はロキソニンを止めてコデインだけ。
 夫が年末の旅行の予約もしておいてくれた。一安心、である。明日から新しい1週間、早速水曜日は通院だ。先日のCTの結果も分かる。なんとかまだ粘れますように。

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2018.9.15-16 三連休前半の二日間、あれやこれや

2018-09-17 21:47:09 | 日記

 土曜日。三連休初日。
 ベッドの中で朝の連続テレビ小説を視てからノロノロ起き出す。あと2週間、いったいどういうラストになるものやら。
 雨降りの冴えないお天気だし、電車に乗って出かけるような予定はないので、まずは掃除・洗濯という家事のルーティンを済ませてから、カウチポテト(別にポテトチップスをお供にしているわけでないが)と化して撮り溜めたビデオを一気に視る。
 ランチは夫が夏の名残の素麺を使ってにゅう麺を作ってくれた。気圧の所為かやはり胸痛がしぶとく顔をもたげている。夕方、リフレッシュかつリラックスするためリンパリフレッシュヨガのクラスに参加。最寄り駅前のスタジオでは10月に一気に3人のインストラクターが異動だそうだ。異動してきて1年も経たない人が2人。慣れた頃にクルクル変わるのはどうしたものか。

 夕食後は、ずっと観に行こうと言いながら時間が作れず、封切りから1か月半も経ち「お早めに」表示が出てしまった「ミッションインポッシブル・フォールアウト」を、夫と2人レイトショーで観てきた。ロキソニンを飲んでみたけれどやはり痛みが取れないので、出がけに重ねてコデインを飲み、少し落ち着いて鑑賞できた。痛みは我慢しないで、と言われたのだからコデインを飲むことに躊躇することはないのである。
 遅い時間だったけれど連休初日の所為か結構混んでいた。パリの街の交通を全面封鎖して撮影したというカーチェイスは、これでもかというほど派手だったし、ヘリまで運転し断崖絶壁でも不死身のイーサンだったけれど、あまりにてんこ盛り過ぎて、中盤ではちょっとストーリーが追いきれず疲れた。それにしても56歳、トム・クルーズ恐るべしだ。

 浜尾朱美さんの訃報。57歳、1961年の早生まれでおられるから学年は1つ上だ。乳がんで10年以上闘病を続けてきただったそう。本当にこのところ同じ病、同世代の方の訃報が続く。

 連休二日目、日曜日。
 少しだけ寝坊をして、月1度のお楽しみWさんのサロンへマッサージに出かけた。前回のCNJによるメイクアンドフォトの報告をしたり、旅行の話をしたり…、すっかり身体を委ねて気持ち良くウトウトしているときに、大音量で携帯の着メロが鳴り響いて起こされる。いつもバイブだけで消音にしているのに、よりによってこんな時になんということか。切れればいいと少し様子を見たが、しつこくしつこく鳴り続けている。リクライニングシートからよっこらしょっと身体を起こして携帯を取りに行くのは一苦労。代わりにWさんが脱衣籠から取ってきてくださった。なんと母の携帯からだ。応答してもガサガサと言う雑音が聞こえるだけで声が聞こえない。何かあったのかと何度かかけなおしてようやく通じる。「かけていない、間違って手提げの中でボタンが押されたのかもしれない」とのこと。全く人騒がせなことである。すっかり現実に戻され、再びウトウトすることは出来なかった。はああ。

 マッサージの後、夫と母と合流して夫の誕生日ランチをホテルの中華レストランで。父が生きていた頃は毎月のようにここで食事をしていたけれど、すっかりご無沙汰している。先月はあまりに暑かったので、母を日中外出させることも出来なかった。本人も元気もなく、こちらはこちらであれやこれやと土日がギッシリ詰まっていたので、毎日生存確認の電話はしていたものの、実際に顔を見たのは1か月半ぶりのこと。ゆっくりコース料理を頂いた後、母が実家最寄り駅前行のバスに乗るのを見届けてから、私はパワーヨガ初級のクラスに参加した。

 パワー系のクラスはどうしても苦手意識があり、いつもまったり系、リラックス系のゆるいクラスしか予約しないのだけれど、どうしても時間が合わず、久しぶりに入れてみた。初めてお目にかかるインストラクターさんだったけれど、とてもいいリードで知らず知らずのうちに頑張れてしまった。インテンシヴコースの太陽礼拝の練習が役立っているのを実感する。マッサージの後でもあり汗をたっぷりかけてサッパリ。

 その足で夫と再合流して、軟弱にもイタリアンで夕食を摂り帰宅した。ああ、一日に2回の外食。
 その夕食中、携帯のニュースで樹木希林さんの訃報に接した。2004年、乳がんに罹患、翌年2005年、私よりひと月前の1月に手術をされ、2年後再発されていた。5年ほど前の「全身がん」の発言が記憶に新しい。先月大腿骨骨折で手術されて、一時は病状が厳しかったと漏れ聞いていたけれど・・・。
 連日の訃報に凹む。決して自分の人生と一緒くたに考えない、というのが賢い患者ライフを送る上でのセオリーではあるけれど、やはり内心穏やかでないのが正直なところだ。
 先月からの訃報続きで気分が塞ぎがち。気持ちを上げるために私としては高額な時計を買った。ジンクスだ。こんなものを買ったのだから、しっかり使うまではまだまだ死ねません!というところ。チタンでとても軽い。サクラピンクとシルバーの2色使いで文字盤も大きめで、「これからの老眼に備えて、いいんじゃない?」という。夫とペアの時計を新調しようかと思っていたけれど、夫は先月機内でしっかり別の高額時計をゲットしたので、今回は別々だ。

 ということで、またしても散財したけれど、それでも少し気持ちが明るくなった。単純なものである。
 一方、このところ旅行続きの私たちの話を聞くばかりの母は、年末に息子のコンサートに行く予定を話したら同行したいとのこと、昨年、今年と続いた年末年始の旅行も行きたいようだったので、また4人旅を計画中である。来週にはCTの結果も出る。出来ればこのままゼローダで粘れるのが有難いが、色々な自覚症状を想えば薬のチェンジということになるかもしれない。けれど、今は考えても仕方ないことは考えず、楽しい予定を立てることに注力しよう。
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