月曜日。
夫は休務日だというのに起きてくれている。金曜日からほぼ籠城蟄居。出勤だからといって身体はシャキッとするどころか、四方八方に逃げていく感じで、バラバラでまとまらない。殆ど動かず横になりっぱなしだったせいで、顔も身体もどこもかしこも浮腫みと凝りで痛いことといったら・・・。
朝は、頑張って小倉デニッシュを。久しぶりにスムージーも飲んでみる(グラス半分でギブアップ)。果物も一欠片ずつと、胃痛防止のアロエの青いヨーグルト。食後の薬を一式飲むので精一杯。
グレープフルーツジュースもグラス半分ほどが飲めない。紅茶も美味しくない。マグカップ半分ほどで家を出た。昨日の朝からお通じも止まってしまった。
気持ち悪さとフラフラ感で身体が覆われている。歩き始めたけれど、なかなか足がスイスイ前に出ていかずにもつれる感じ。
緊急事態宣言発出後の初めての月曜日。構内はマスク着用の学生の群れで溢れている。事務室は心なしか休暇と在宅勤務の人数が多いのか、少しだけ人口密度が低い。
いいお天気だけれど、相変わらず肌寒い。
治療後の週明け月曜日に出勤する時は、まだ遠出する元気がないので少しでも近いカフェに行くのだけれど、臨時休業だ。学内の生協はとんでもなく混雑している。
頑張って中華食堂まで行って湯麵を注文した。一人前食べ切ることは出来ないけれど、塩味のスープを飲んで人心地ついた。はす向かいのカフェでカフェラテを持ち帰ろうと思ったらここも臨時休業だった。昼食難民である。
午後から休暇を取りたいと思いつつ、夕方予定があったので、そうもいかず。30分で終わる予定が1時間かかった。立って歩いて、だったので、途中何度も気が遠くなった。とりあえず倒れずに済んで良かった。
足がスムーズに前に出ない、階段で足が上がらないという這う這うの体で帰宅。手洗いとうがい、かつらを外して着替えだけ済ませたら、もう動けなくなった。
夫がわざわざ遠出して買ってきてくれた某ファーストフードのオリジナルチキンが夕食。気持ち悪さは相変わらずだったけれど、目先が変わったのと、ずっと食べたかった物だったので一生懸命頂く。食べ終わったらまたグッタリ。
食後は、今月2回目に届いたお花を放置するわけにもいかず、力を振り絞って活ける。
白いカラーが3本、淡いピンクのアルストロメリア、ブルーパフュームが2本ずつ、レースフラワーとソリダコ。花言葉はそれぞれ「清浄」、「未来への憧れ」、「くじけない心」、「可憐な心」、「振り向いて」とのこと。
夫が先月末に頂いてきた花束もようやくお別れのタイミングになった。
そして、またリビングのカーペットと一体化してウトウトウトウトである。
火曜日。
昨夜は久しぶりに早めに入浴して、日付が変わらないうちに眠りについた。夜中一度お手洗いに起きて、また二度寝。今朝は腹痛で目覚め、お腹が開通したのでほっとした。
夫は出勤日。毎日出勤しないと勤労意欲が下がるとのこと。なるほどそうかもしれない。何十年もの間、日々出勤する生活をしてきて、いきなり今日は出勤しなくていいですよ、と言われる生活。リズムを作るのは難しい。
こちらは在宅勤務。食卓に着くが、食欲はない。とりあえずナウゼリンを飲む。
夫を送り出してから、夫手製のママレードを塗って1週間以上ぶりにトーストを頂いた。スムージーとグレープフルーツジュースは飲み切れず、でも果物が2切れずつ頂けた。
今日もいいお天気だ。少しずつ気持ち悪さは軽減してきているが、とにかくこのやり場のない身の置き所のない倦怠感はどうしたものか。身体がしっかりしない。頭が重くて肘をついて支えていないと崩れそうになる。身体に石の重りが付いているようで、ちょっと横になると、どんどん沈み込んでしまう。
昨日はなんとか出勤して8時間やり過ごしたというのに。
明日で治療から1週間になる。毎度毎度、治療後のこの体調不良。こうなることはわかっていながら、その後少しでも長く平穏に暮らしていくために治療を続けている。今の自分が生きていくために受け入れるべきタパス(辛抱)である。自分で納得している筈なのに心が折れそうになる。
昨日活けたブルーパフュームの花言葉(くじけない心)を思い浮かべるが、これ以上不調が続くようになったら少しでも復調の期間が長くいられるように、4週に1度の投与を考えるべきタイミングなのかもしれない、と思う火曜日の夜である。