ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.12.4エスワン1クール8日目のこと 動き始めたらとんとん拍子に事は進む

2024-12-04 23:56:16 | 日記

 昨夜もブログアップ後にさっさと入浴し、ベッドに向かった。でも咳のおかげでなかなか眠れない。こんなに朝から晩まで咳が出ているのは人生で初めてではないか。熱があるわけでもないし、喉が痛いわけでもないのに、とにかく咳が出続ける。少しでもエスワンが効いてくれて咳が鎮まってくれることを祈りたい。コデインの咳止め作用だけではもう間に合わない感じ。

 4時にお手洗いで目が覚める。それでも5時前には寝直せたか。そしてアラームが鳴って、消してもう一度寝て次に目覚めたら朝ドラの時間だった。ベッドの中でウトウトしながら視る。
 今日もいいお天気だ。ノロノロ起きて朝食を摂る。夫がにんにくスープを作ってくれていたが、なんだか味がわからない。ぼやけた感じで美味しくない。紅茶も味がしない。
 調べたらエスワンも味覚障害が出るらしい。1週間飲み終わったところで、気持ち悪さをちょっと感じるかな、くらいだったけれど、このまま味覚障害が出続けたらまた食欲不振になってしまう。お腹の調子は下痢も便秘もなく、快調なのだけれど。

 洗濯機を廻し、出来上がった洗濯物を干す。
 今日は市の地域包括支援センターに要介護認定申請書を提出しに出かけた。ちょっと話すと、すぐに咳込むので電話で説明するのはなかなか厳しい。とにかく現地に行ってみる、と言うと夫も同行してくれるという。
 往路は下り坂なので、散歩がてら歩いていこうと夫。それに従ったが、もう最初から荷物は夫に預け、歩くだけで精一杯。口もきけず、遠い・・・やっぱりバスに乗ればよかった、と後悔しきり。

 20分ほど歩いて漸く到着。窓口はがらがらでどなたもおらず。呼び鈴を押すと、すぐに女性が出てきてくださった。要介護認定申請に来ましたと書類を出すと、「お母様ですか」と訊かれ「私です」と言うと、ちょっと驚かれ、書類を見て「お若いですね・・・」と言われる。最近、若いなどと言われるのはこんな場面だけだ。
 先日、病院でソーシャルワーカーさんにも「○○さんはまだ若いから」と言われたのを思い出す。まぁ、女性の平均寿命が90歳近いことを思えば、健康な還暦過ぎの女性はまだ四半世紀は生きる(!)ということだから、そう考えれば若いと言えるのだろう。

 提出した書類に不備はなかったようで、「主治医から(時間がかかるから)急いだ方が良いと言われて・・・」、と話す。途中で何度も咳込んで涙目になってしまう。がん患者の最期の経過が早いというのは了解済みの事のようで、「今は自立しているし、すぐに・・・、ということではないのですが」と言ったものの、標準治療としては今の飲み薬が最後で、その後は積極的治療はしないことを考えていると伝えると、「急いで対応します」という有難くも力強いお言葉。

 名刺をくださったTさんはとても感じのよい看護師さんだった。評判の良い訪問診療やケアマネージャーさんとの面談も全て対応して頂けるとのこと。ネットで自分であれこれ探すよりも、実際に利用者の方たちと接している専門家に任せた方が良いに決まっているので、全てお願いすることにした。
 私のことを「気丈ですね、素晴らしいです。」と仰るが、果たしてそうなのかどうか。私のようなケースの場合、窓口に相談に行くと、泣き崩れたり動転したりするのだろうか。隣にいた夫も何やら頷いている。

 曲がりなりにも43歳の初発から約20年、46歳で再発から17年、こうして63歳迄命を繋げて来たことを思えば、50代で逝かざるを得なかった患者仲間たちはどれだけの思いを残していただろうと思う。
 窓口にいたのは30分にも満たず。電話予約もせず、いきなり突撃したけれど、待つこともなくスムーズに事は進み、ガイドブックやパンフレット等を頂いて、お礼を言って窓口を後にした。
 帰りは事務所目の前のバス停で5分ほど待って、自宅から一番近い停留所を通るバスに乗って帰宅した。
 家を出てから1時間半弱で帰宅出来た。

 帰宅すると、夫はお腹が空いた、とカップ麺を食している。私は空腹より疲れでリビングで横になろうとするも、咳が邪魔してなかなか落ち着かない。ほどなくしてピンポンが鳴って生協のお届け。
 収納を済ませ、咳が落ち着くのを待って、初発で手術を受けた緩和ケア病棟がある病院に電話連絡をする。けれど、話し出すとやはり咳が出る。何度も咳込むが致し方ない。

 緩和ケア科外来は完全予約制で、週2日のみとのこと。いますぐ入院希望ということではなくとも、ソーシャルワーカーや医師、看護師との面接を受けていないと必要時の入院希望も受けられないとのこと。
 ひとまず次回年内最後の通院後にこちらの初診を予約する。ここで、今通院している病院の主治医からの紹介状、検査結果のCD等を持参することになった。
 
 冷凍麺を少しお腹に入れて、あとは夫に横流し。洗濯物が乾いたので取り込み、畳むのは夫に任せて、水曜日の午後はF先生のビューティヨガのクラスだ。慣れないことをあれこれやって疲れたのは事実で、迷ったけれど、このクラスはまったりリラックスタイム。気分転換のため、思い切って出かけた。

 ロッカーで着替えていると、携帯が鳴っている。なんと夫からで、午前中にお会いした地域包括支援センターのTさんから早速連絡が入ったという。私がちょうど家を出てすぐのこと。別れてからわずか2時間半。
 明日ならケアマネージャーさんが来訪してくださるが、都合はいかがか、ということだった。さすがに今日の今日で連絡が来るとは思っていなかったので、あまりの早い対応にびっくりするやら、有難いやら。夫にOKの連絡を返してもらうことにして、コデインを飲んでからスタジオに入った。

 参加者は30名近くの大人気。珍しく両隣がいらして、座る位置をずらさないとぶつかりそうだったけれど、なんとか譲り合った。ゆっくり座位で呼吸を整えてから、首を伸ばし、肩を廻し、捩じりのポーズ。四つん這いでキャットアンドカウの後はトラのポーズ、バランスポーズ。あわや足が攣りそうになった。再び座位に戻って鷺のポーズの後は、仰向けに寝転がって腰を緩めた後、シャヴァーサナ。スタジオ内がそれほど高温でなく、随分楽だった。
 
 シャワーも混雑していたけれど、なんとか第一陣に潜り込めた。パウダールームではF先生と暫しお喋り。3,4か月お休みでしたか?と言われ、いえ、8か月・・・とお応えすると、そんなに?と言われる。またゆるゆる宜しくお願いします、とご挨拶してスタジオを後にした。
 まっすぐ帰宅する。夫が洗濯物を畳んでおいてくれた。さすがに疲れてだらだら。夕食は夫が作ってくれるというので、有難くお願いする。スープもサラダも要らないので、とナポリタンを作ってもらったら美味しかった。こういう濃い味が食べたかったんだ、と改めて思う。やはりちょっと味覚異常かもしれない。

 明日は夫は通院の後、コロナ注射。そして、間に合えば一緒にケアマネさんの来訪に同席してくれることになった。ということで、一旦始まれば事の進みはこんなに早いのか、と驚くばかり。有難いことである。 

 相変わらずちょっと横になろうとすると、ゲホゲホゴホゴホの涙目だ。母にMeet通話をすると、顔が腫れぼったいと言われる。そりゃ、涙目で咳込んでいるから、とちょっと喋るとまた咳き込むので、「私だけ喋るからいいから」と言われる。今日は何もない日だが、明日はまたデイサービスに行ってきます、とのこと。
今日から始めた一連の手続き等について、母にタイミングを見て状況説明をしなくては、である。
 
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