昨夜もブログアップしたら、ほどなくして日付が変わる。入浴を済ませ、ベッドに入るもしつこい咳は止まらない。咳が辛いのもさることながら喘鳴が嫌。息苦しくて、鬱陶しくてどんどん呼吸が浅くなっていくのが判る。深呼吸をしようとしても、息が足りない。
歌人・河野裕子さんが乳がんのため64歳で旅立たれてから14年が過ぎたというが、彼女の「手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が」のうたを思い出した。
何となくうつらうつらして、6時前に目が覚める。スマホアラームが鳴ったのを消して、咳が落ち着いているのにほっとしてまたウトウト。はっと気づいたら朝ドラ開始直前だった。点けてはみたものの、寝ぼけていて途中で寝落ち。
日が高くなって起きる。はぁ。なのになんだか寝足りた気がしない。咳のせいで、腹筋は痛いし、あちこち力が入っているのか身体がギシギシする。動き出すと途端にコホコホと咳が出る。漸く痰が切れたと思ったら、赤茶色の凄い色だった。
夫は3時間も前に起きているのに朝食を待っていてくれる。申し訳ないなぁと思う。朝食を摂りながら、せっかくのいいお天気だから、と洗濯機を廻す。こんな時間に干して果たして乾くかどうかといった感じ。
洗濯物を干した後は、お友達とLINEのやり取りをして、モタモタしているうちにY先生のストレッチングヨガに出かける時間に。最近、2駅より先迄電車に乗って出かけるのはほぼ病院だけ。結果、ヨガスタジオに出向かなければ駅まで歩くことさえない。コデインが効いてくる時間を逆算すると、クラス前後の時間に落ち着きそうなので、夕飯のお米を研いで家を出る。
外は暖かい。参加者は20名少々。指定席を確保出来た。何となく怠い(これはエスワンの副作用らしい)し、やる気が出ないけれど、リタイアするのはいつでもできる、とテンション低めの参加。
今日も座りポーズで呼吸からスタートして肩を廻し、捩じりのポーズ、四つん這いで背中を丁寧に動かし、ランジからダウンドッグ。立ちポーズで三角のポーズに移行した時はかなりへばっていたけれど、その後は立位の開脚前屈。それほど長い時間ではなかったので、なんとか持った。最後は魚のポーズからシャヴァーサナ。
参加すれば間違いなく身体が解れて気持ちが晴れるのだけれど、これから寒くなってくれば出かけること自体のハードルがますます高くなりそうだ。11月から復帰したとはいえ、一体あとどのくらい通い続けられることやら。
シャワーでさっぱりしてゆっくり身支度を整えて、夫とカフェで合流。クリスマスシーズンフラペチーノの新作を夫がチョイスし(フラペチーノラブの夫はほぼ全品制覇している。)、私は珍しくティーラテをクリスマスバージョンカスタマイズにして頂いた。
席につくと、昨日初めてお目にかかったケアマネOさんからの留守電に気づく。訪問リハビリに対応してくれる事業所さんが見つかったのでご連絡しました、とのこと。
そのまま帰宅し、Oさんに折り返しのご連絡。都合のいい曜日や時間があれば、まだ空きがあるのでご希望に添えますとのこと。基本は仕事もしていない自由人(ただのプータロー)なので、いつでも大丈夫です、ただ午後の方が体調が悪くなってくるようなので、出来れば午前中の方が有難いです、とお応えする。
次回の通院時に主治医に報告し、指示書が出たタイミングでまた連絡することに。それにしても動きが早い方たちばかりで脱帽だ。昔話題になった「すぐやる課」といったところか。
門前薬局のIさんからも定例の治療翌週ご機嫌伺いのLINEが入っていた。昨日、この1週間の体調に加え、一連の動きも報告したところ、「先生にも報告しておきました。準備が順調なのは安心ですが、私の心が追いついていかない感じです・・・。」とあった。確かに他でもない自分の事だというのに、私自身が(この進行の速さに)何やらまだ他人事のような気がしている、というのを先日も書いたとおりだ。
夫が乾いた洗濯物は取り込んで畳んでおいた、というので有難く仕舞い、まだのものを始末した。
ジムに行くので、今夜は私が夕食当番のつもりだったが、夕食を作ってくれるというので、これまた有難く甘える。ほぼ支度を終えてから、夫は今月2回目のジムへ出かけた。
夕方になると、どうにも咳が酷くなってくる。やはり何かするなら午前中の方がいいのだけれど、寝坊をしているから午前中がすぐ終わってしまう。
私は何もせず、テーブルセッティングだけしてリビングでぬくぬく。なのに、また咳が派手に出始める。夫が帰宅するちょっと前に北海道の叔母(95歳!)からお歳暮到着のお礼電話が入ったが、咳込んでいて出られなかった。留守電を入れてくれたので、聞いてはいたのだけれど、こんなにゴホゴホゲホゲホしていたらとても会話にならないし、心配させてしまう。
夫にそれを告げると、折り返して電話をしていた。私が出られない無礼も話してもらったところ、ピンポンが鳴る。なんと間の悪いことよ。「ゴホゴホ、ハイ、ゴホゴホ」と応答し、高校球児の素頭だったのを思い出し、ケア帽子を探すが、そういう時に限って周りに見当たらない。慌てて大きなガラガラ声で「ちょっとお待ちください、ゲホゴホ」と言いつつ、別のケア帽子をちょいと被って玄関へ。お歳暮のお届けだった。はぁ。これを境にまたゲホゲホゴホゴホが続く。
そんな中、母に定期便の時間になる。時間が10分でも遅れるとすんなり出てくれないが、ピンポイントで咳が出ていない時を狙うのはなかなか厳しい。結局毎晩ゴホゴホしながらになる。
今日は予定通りクリニックに行き、薬をお正月明けまで頂いて、コロナ予防注射もして頂いたそう。なんともないし、お風呂も入れるから心配ないですよ、と先生から言われたので大丈夫、とのこと。年末年始は母を連れて部屋に露天風呂が付いた温泉宿を予約していたが、来週早々にはキャンセル料がかかり始めるタイミングだ。
このままゲホゲホゴホゴホが鎮まらないとすると、電車に乗って出かけて人混みに紛れるのも何をするのも億劫だ。様子を見て、ダメそうならキャンセルするかも、と言うと、もういいからさっさとキャンセルして、とのこと。
お正月には家にいないつもりだったのでおせちも予約していないし、おさんどんもしないつもりだったが、母を呼ぶとなればこれからおせちの予約をしなければ・・・、である。それまでにエスワンの効き目が表れてくれないかなぁと思うのだけれど。
夕食は夫がレシピ通りに作ってくれたビーフストロガノフがとても美味しかった。ちゃんとサラダ付きを完食した。まぁお昼抜きだったからというか、お昼近くに朝食だったからお昼を摂る時間などなかったからか。
夫はジム疲れとお腹一杯のせいか、リビングでうたた寝中。
12月の声を聞いたと思ったら、明日で早くも1週間。喪中欠礼状の到着が一段落したら、そろそろ年賀状の準備をしなければ。印刷が出来上がってきたのはもう随分昔のようだ。年賀状仕舞いのご連絡も目にするようになった。
仕舞うかどうか、自分の意思とは別に年賀状が今年で終わるかもしれない。今日カフェでスマホに入ってきたニュースを目にしたときは、息を呑むほど驚いた。中山美穂さんがコンサートの打ち合わせに現れず、自宅の浴槽で亡くなっていたとのこと。54歳のあまりに突然の訃報にまたしても生きていることは宙ぶらりん、を突き付けられた思いである。