ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.6.15 暑さに負けないアクティヴな月曜日、そして宴の後

2020-06-15 20:16:49 | 日記

 家族全員が休暇を取った週明け、月曜日である。予想気温は33度だという。梅雨の晴れ間の真夏日、洗濯日和といったところか。
 ゆっくり朝寝坊をして、平日に朝の連続テレビ小説をベッドで視るという贅沢を愉しんでからゆるゆる起き出した。既に気温が高い。普段なかなか多種類は食べられないという息子のために、ありったけの季節の果物がテーブルに並ぶ。

 いいお天気なので、息子が使った寝具類等も含め、大洗濯。あっという間に乾きそうである。
 午前中から雁首揃えてアウトレットモールに繰り出した。平日の午前中、空いた店内でゆったり買い物が楽しめる。ちょうどセール中で凄い人出だったので、昨日は寄り付かなかった。息子のトップスや帽子、ビーチサンダルと夫のスニーカーが今日の戦利品だ。2時間ほどぶらぶらしただろうか。店内に入る度に手袋を外し、アルコール消毒をし・・・手が荒れそうである。店内は冷房が効いているからまだしも、外気温がこれでマスク姿は本当にしんどい。

 お昼は廻るお寿司屋さんへ。遠慮の欠片もなく、お寿司はもとよりデザートから飲み物まで、あれやこれやすごいスピードで注文ボタンを押す息子。気持ちよいほど沢山召し上がる彼にはいつも圧倒されるが、いっそ小気味よいほど。私はアウトレットモールにいる時から腹痛と下痢でお手洗いに行ったり来たり。お腹が冷えそうでお寿司を頂くどころではなく、茶わん蒸しやらお味噌汁、うどんのおつゆを啜りながら3貫だけ頂いて終了。
月曜日のお昼とはいえ、結構人が入っていてびっくりした。在宅勤務の方たちもお昼を摂りに来ているのかな、という感じ。

 帰宅するとからりと乾いた洗濯物を畳み、さぼっていた掃除を。動き回ると汗がじっとり。息子は日用品からお菓子やらビールやら、来るときは空っぽだったキャリーケースを満杯にし、今日の戦利品等もリュックに背負ってパッキングを済ませた。祖母(母)にご機嫌伺いの電話をしてもらったものの留守電だった。

 夫と一緒に息子を駅まで見送った。今年の年末は休みが短いので、帰省出来るか分からないらしい。夏に私たちが訪れることが出来るかどうか。今日も東京の感染者は48人という。うーん。

 かくしてまた夫と2人の静かな生活が始まる。いってみれば宴の後と言った感じで、息子が帰ってくると知らず知らずに頑張り過ぎてしまう私たち夫婦であるが、今夜からは食卓は量的にも静かになるだろう。
 ドラッグストアで買い物を済ませ、夫は帰宅、私はそのままヨガスタジオへ向かった。

 今日参加した全身スッキリのクラスは男性1人、女性4人の5人だけ。本当にのびのびスペースでとても集中出来た。背骨を意識した捩じりのポーズで自律神経を整え、名前のとおり背筋が伸びて姿勢が良くなり、気分がスッキリした。終了後はシャワーでこれまたさっぱり。普段定時に帰宅するのと同じくらいの時間に帰宅することが出来た。

 汚れものの洗濯をし、夕飯はもう軽くていいね~、と夫が素麺を茹でてくれた。息子も乗り過ごすことなく無事帰阪出来た模様。

 明日は金曜の在宅勤務から土日、今日の休暇を挟み、5日ぶりの出勤である。あれこれ溜まっているだろうことを考えるとちょっぴりブルーではあるが、明日は58歳最後の日。また無事に歳を重ねられそうなことをしみじみ有難く思いながら、大切に愛おしんで過ごしたいと思う。
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2020.6.14 メンテとヨガの後は家族団らんでまったりと

2020-06-14 22:07:32 | 日記

 珍しく息子のいる日曜日。昨夜は4年ぶりのお友達との再会で、積もる話にすっかり花が咲いた様子。帰宅は日付が変わる頃だった。こちらは朝から出ずっぱりですっかり草臥れ、彼の帰宅を待てずにベッドに入った。
 早めに寝付けたせいか、明け方お手洗いに目覚めた後はなかなか眠れず、悶々としながら1時間半ほどが経過した。その間、隣の夫は幸せな高いびき。悔しいので話しかけてみて怒られる。その後二度寝したらすっかり寝坊をしてしまった。

 今日は月に一度のお楽しみ、Wさんマッサージの日。空は今にも泣き出しそうな感じ。夫が用意してくれた朝食を3人で頂く。息子は枇杷が大好物。今年はまだ食べていないと聞き、昨夜デパ地下で随分立派なものを買い求め、食卓に並べた。食後は急いで夕食の下ごしらえ。

 家を出た時はまだ雨は落ちていなかったが、Wさんサロンの最寄り駅に到着するとパラパラと降り始めた。今月はお誕生日月のプレゼントで、アロマフットマッサージをサービスして頂いた。途中腹痛になりませんように、と願いつつ身を任せる。
 普段から左手を庇っているので、利き手の右手や肩がかなり凝っている。ひとしきり息子の帰省話や昨日母宅に行ったこと、薬が変わる話等を報告しているうちにウトウト。浮腫んでいた足の甲も血管が浮き出てすっきりした。施術後はお腹に優しいハーブティを頂く。ここ数か月、寝る前の足のマッサージ用に抗ウィルスアロマオイルを分けて頂いていたが、今日は浮腫み対策のオイルにしてくださった。次回の予約をしてサロンを後にする。

 外は結構な降りになっている。日傘ではちょっと辛いかなという感じ。ランチは夫と息子とショッピングセンターのイタリアンレストランで待ち合わせをしていたが、雨傘を持ってきてくれたとのことで助かった。昨日の鰻屋さんや和食レストランほどではないが、テーブルとテーブルの間は大分空間を大きく取っている。パスタやピザ等あれこれシェアしながらデザートとお茶まで頂いて満腹。

 その後、息子は仕事用の本を探したいので書店に寄りたいというので、私は1冊だけ文庫を選んで一緒に買ってもらうように頼んで2人と別れた。

 帰路はせっかく雨傘を携えていたけれど、雨は小やみになっていた。最寄り駅まで戻ってヨガスタジオへ。営業再開後、初めてのヨガベーシックのクラスに参加した。定員17名のところ16人の参加でかなり満杯の状況。男性の参加比率が高いと、余計狭い感じがする。Wさんサロンですっかり代謝と体液の流れが良くなっているのか、大量に汗をかけた。

 クラスの後はのんびりシャワーを浴びて、帰宅した。雨は止んでしまい、残念ながらせっかく持ってきてもらった雨傘は活躍するタイミングを失い、荷物になってしまった。アウトレットモールは大変な人出だった。
 聞けば東京は新規感染者が47人とのこと。大丈夫だろうか。また2週間後を考えると恐ろしい。

 夕食当番を夫が引き受けてくれたので、汚れ物の洗濯だけ始末してまったりリラックス。息子が明日夕方帰阪するというので、夫も私も明日は休暇を頂いている。
 お盆やお正月でもないのに息子が3泊もするなど初めてのことではないか。夕食後は夫がニコニコしながら20年前の北海道旅行のビデオを持ってきて、2人であれこれ突っ込み、大笑いしながら時間を忘れて視ている。幸せな日曜日の夜である。
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2020.6.13 懸案事項あれこれクリア、終日フル回転!

2020-06-13 22:14:09 | 日記

 昨日は在宅勤務だった。蒸し暑さが酷い。職場は早くも空調が入り始めたそうだが、いつものように郵便受けに行く以外は一歩も外に出ずじまい。
 夜、関西在住の息子が半年ぶりに帰省した。彼が退勤後に出発するとなると、こちらに到着するのはかなり遅くなってからで、一緒に食事は出来ない。ところが、今回はフレックスで早めに退勤するから食事を一緒に摂りたいという。
 そんなわけで定時に仕事を終えた後は、久しぶりに3人分の食事の支度。量が分からなくなっており、いつもの倍近くを用意した(結果的にはすっかりたいらげてくれた。)。

 なんとか本降りになる前に最寄り駅に到着し、タクシーに乗って無事帰宅した息子を囲んで、久しぶりに3人の賑やかな夕餉。メッセージを送っただけで何もしなかった母の日と、まもなく迎える誕生日に、と私が好きなブランドの可愛らしいチャームをもらった。全く思いもしなかったサプライズである。さて、どのバッグにつけようかと考えている。「父の日も近いから大変じゃない?」と水を向けたら知らんぷり。夫が可哀想なことである。

 今日は3か月ぶりの歯科検診の日。朝一番の予約なので、普通に起きて朝ドラのおさらいを視る。朝食の支度を整え、寝坊助息子を起こす。食後は念入りに歯磨きをして(とはいえ、折れた歯の周辺は接着剤のおかげでフロスも出来ず・・・)歯科クリニックに向かった。ぽつりぽつりと霧雨が降っている。

 思わぬ夜中のアクシデントで前歯を折って1か月余り。やはり口の中の違和感は否めないし、接着剤で応急処置をして頂いているとはいえ、更に折れたり欠けたりしたら怖いので、口に入れるものは全て小さく切って食している。折れた歯の裏側の歯茎が腫れてプヨプヨしているのも自覚しており、気になっている。

 今日は席に着いて手指を消毒した後、検温。全体のチェックは軽めに済み、折れた前歯のフォロー。
 飛び込みで診て頂いたクリニックでは、1か月ほどして変色したら歯の根元が痛んでいるかも・・・、と言われていたが、今のところそんな兆候もなさそう。
 裏側の欠けた部分も含めて前後から補強のコーティング。隙間も埋めて、厚みや尖り加減等も程よく調整して頂き、すっかり見た目が元通りになった。ほっとした。これで、これ迄程には恐々として過ごさなくてよさそうである。
 次回は1か月後、念のためレントゲンを撮って、チェックしましょうということになった。今日は貸し切りで小一時間かかり、家を出てから戻るまで1時間ちょっと。
 
 帰宅後、雨が酷かったのでタクシーで実家へ。3人揃って久々の母詣でである。到着した時にはとんでもない土砂降りで、電車を乗り継いで行かなくて良かったねぇと言い合う。実家の庭は紫陽花、ストケシア、カーネーション、ユリ等色とりどりの花が満開である。
 3人揃って父の仏壇で挨拶をした後は、特別定額給付金や介護保険関係のもろもろの書類を代筆。必要なコピーは祖母(母)からお小遣いをゲットした息子が、雨の中をコンビニまで走ってくれる。

 これまたとても久しぶりに、近くの鰻屋さんへ皆でランチに。母が予約してくれていたので広々とした個室を使わせて頂いたが、1階はかなり混雑して密状態だった。8人がけの大きなテーブルに、対面にならないように4つの席が用意されていた。空調もかなり強めに入っていて寒いほど。美味な鰻に皆で舌鼓を打ったが、私は相変わらずお腹が心配。控えめにして夫や息子に手伝ってもらったが、結局、食後はお腹を壊した。さらに、いつも多めに持っているロキソニンがないことに気づき、慌てる。痛みが酷かったらコデインを飲むことにして気持ちを落ち着ける。

 食後、母は家に戻り、私たちは最寄り駅を目指す。今回息子が帰省した理由はこれである。3月にアウトレットモールで買いそびれたブラックスーツのリベンジである。5月に予定されていたお友達の結婚式は、コロナウィルスの影響で来年まで延期とのこと。すぐの出番はなくなったが、あれこれ自分で下見してどうしても好きなイタリアンブランドのスリーピースが良いという。東京で買ったものでも関西のお店でアフターケアをしてもらえるという。さすがに安くない買い物なので、スポンサーとしては全く現物を見ないままでは・・・、ということで都心まで約4か月ぶりで繰り出した。

 久しぶりの都心の人出に圧倒される。駅からは地下街を通って、普段は行かない百貨店メンズ館の目的のショップへまっしぐら。出入口は一方通行、消毒を済ませすぐに試着し、2人がかりでフィッティングして頂く。サイズが合わなければオーダーもやむなしかと思ったけれど、その場合はイタリア本国に頼むと半年はかかるという。幸い殆ど直さずにOKだったので、購入することに。シルエットがとても綺麗。親馬鹿だけれど、とても良く似合っていた。
 来週大阪に配送して頂く手続きを終え、無事終了した。息子は憧れのスーツを試着しながら、夢心地でニヤニヤしていたそうだ。マスクをしていたのでわからなかったけれど。

 次なる用事は、我が家御用達の百貨店に戻ってお中元の手配。混んでいたら嫌だな~と思っていたが、夕方でもあったので、それほどでなくスムーズに終了。抽選会では参加賞のティッシュに交じって息子が1つ3等を当ててくれた。

 そして最後の目的地、家電量販店へ。長く使っていた縦型の洗濯機の脱水が最近甘くなっているので、ドラム式の洗濯機を購入することに。夫があれこれ色々調べ、あれかこれ、まで決めていたが実際担当してくれた方がそのメーカーの方で、こちらも即決。来週配送の手続きをして無事終了。

 息子は中高時代のお友達と久しぶりに会うということで、それまで1時間ほど時間調整。再び百貨店に戻り、2月にスプリングコートを買って以来ご無沙汰していたご贔屓のショップへ顔出しした。プレセールの案内は頂いていたけれど、ちょっと挨拶するだけのつもりが、KさんやHさんとお喋りしながら結局トップス2点を買ってしまった。相変わらず馬鹿である。

 メンズ階にいた夫と息子と合流し、和食レストランへ。息子はお茶だけで待ち合わせの場所に移動、私たちは夕食を摂ってから帰宅した。こちらのレストランのテーブルも、一つ置きに座るように対面にならないように荷物置きの指示がされている。
 ライナーはいまだ土日は運休中。皆マスク姿でほぼ座っていて、立っている人がいるほどの混雑ではない。

 新しい生活様式を取り入れながら少しずつ日常へ・・・を実感する約4か月ぶりの都心へのお出かけ。
 朝から晩までフル回転。お腹の心配をしつつ胸痛の心配もしつつ、懸案事項を複数クリア出来て満足の1日だった。
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2020.6.11 梅雨入りとともに思うこと

2020-06-11 20:55:20 | 日記
 予想通り、関東地方も梅雨入りである。
 朝からいきなり湿度が高く、かなりの蒸し暑さ。昼には天気雨のようにポツポツと雨が落ち始め、日傘のつもりで持って出た傘が雨傘になった。

 前回の治療から1週間余り。いつもながらいよいよ下痢が酷くなっている。
 朝も昼も、食事をするとあっという間に下ってしまう。前回(脱水症状からか失神して前歯折ってしまいました事件)の二の舞だけは踏むまい、と頑張って水分をせっせと摂りつつ、食事も頑張って摂っているのだけれど。食欲旺盛かといえば、常に腹痛を抱えているわけだから、そうでもない(今日も元気だ、ご飯が美味い!の夫が羨ましい。)。

 気圧の変化のせいもあるけれど、胸周りに加え、これまで痛まなかった右腋周辺も痛み始めた。このしつこく嫌~な痛み。そうだった。右肋骨にも転移していたのだった、と思い出す。こうして真面目に治療を続けていても、病気というものはずっと眠っていてくれるわけではなく、スローテンポとはいえ着実に進行するのだなあと改めて思う。

 いつもいつも痛みを思いながら仏頂面をしているわけではないけれど、これからの季節、一言で言って楽ではないなあと思う。
 梅雨時の気圧変動による痛みと、マスクがよりその辛さを増強しそうな蒸し暑さ、頻繁な下痢による体力消耗。

 新しい治療薬が奏功することを信じてトライするしかないのだけれど、投与後にどんなダメージがあるのか、身体がうまく受け入れてくれるか、落ち着くまでは当分ドタバタしそうである。頼みの綱、エンハーツはカドサイラ(T-DM1)同様ハーセプチンとリンクしている薬だから、通常細胞には直接作用しないものである。とはいえ、普通に投与されるものよりも断然強力な抗がん剤であることに違いはない。カドサイラの時も回を重ねるごとに副作用は蓄積されていったのだった。

 発売から間もないこれほど新しい薬を使わせて頂けるという恵まれた環境には感謝してもしきれない。この気持ちは事実だけれど、エンハーツがあるから安泰ね、と能天気に構えてもいられない、というのが正直なところだ。

 新しい薬を投与するということは、何を隠そう自分の身体で人体実験をすることなのである。やってみないことにはわからない。けれど、効くことを信じて進むしかない、のである。
 頑張って効いてもらわないことには後がない。

 主治医は(タキソテールで酷い目に遭った私がタキサンはもうノーサンキューであることを知っていながら)こっそり「(痺れの副作用はあるけれど)パクリタキセル(タキソール)は残してありますからね~」と仰るのだけれど・・・。

 もはや生きてる限り禿げ頭、なのである。くすん。

 記録のために。
 月曜日に届いた今月初めてのお花。蕾がたくさんついた黄色とオレンジのLAリリーが3本、紫のネギ坊主のようなギガンジュームが2本、ソケイとアレカヤシが1本ずつ。
 花言葉は「純潔」、「くじけない心」、「可憐」、「元気」。ガラスの花瓶に投げ入れた時は硬かった蕾が、この暑さであっという間に開いて凄いボリュームになった。しょんぼりしている場合ではないよ、と言われている気分である。








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2020.6.10 梅雨入り前の真夏日に思うこと

2020-06-10 22:02:34 | 日記
 早くも時の記念日、6月も3分の1が過ぎる。

 今月末までは対面授業を行わないことに決まった勤務先の大学では、新入生はもとより学生の姿を殆ど見ないまま3か月が過ぎることになった。リアルな実験や実習も出来ない、就活も相談もオンライン、同じクラスやゼミの友人ともいまだ実際には会ったことがない・・・、前代未聞の状況に学生たちのストレスはいかほどのものかと思う。

 小旅行とも、季節を感じるお買い物とも離れて、外出といえば生活必需品の調達だけに限られ、ひたすら家で過ごした3か月。娯楽といえば録画した映画を観、買い込んだ文庫を読み・・・。
 そんな中でも季節は順調に進み、桜を愛でる春が過ぎ、新緑を愛でる風薫る5月も過ぎ、瞬く間に初夏になっているのだと思うと、なんだか不思議な気分、狐につままれたかのよう気分である。
 ろくに衣替えさえも済んでいないが、一足飛びに暑くなった6月、今年は着ないで終わってしまうだろう洋服がかなりある。

 昨日・今日は二日連続で真夏日のピーカン。昨日は在宅勤務で夜、夕食の支度を終えてからヨガクラスに向かうまではずっと自宅に籠っていたが、その時間になってもアスファルトには暑さの余韻が残っており、日中はさぞや、という感じであった。

 今日もしかり。6月上旬にして33度は堪える。さらに今年はマスク攻撃である。
 昨日は自宅にいたし、夫を送り出した後、ヨガスタジオまでは誰とも話すこともなかった。網戸を開け放した自宅で、マスクなしでほぼ快適に過ごせた。
 だが、いざ出勤し、職場に来れば人と話さざるを得ない。話す時にマスクなしというわけにいかないから、なんとも熱が籠って息苦しい。かなり体力を消耗するのを実感する。咳が出ないのを祈るのみである。

 洗濯物がカラリと乾くことを考えれば嬉しい快晴だが、とんでもない暑さ。お昼にランチのため駅前まで歩いたが、日傘をさしていても照り返しが酷く、マスクが蒸れて息苦しさで沸騰しそうになった。

 ニュースでは、熱中症を避けるために、屋外で2メートル以上他の人と離れられる状況で、話をしなければマスクを外して良いと言われている。けれど、皆がマスクをして歩いている中で、自分だけマスクなしで歩くのには暗黙のプレッシャーを感じる人が殆どではないだろうか。何を隠そう私は小心者なので、そうなのであるが・・・。

 コロナウィルス感染で病院に搬送される方たちが増えて医療崩壊が起こる不安だけでなく、今後は熱中症で搬送される方たちが増えて医療崩壊が起こる可能性もあるという。両者の症状が似ているというのだから、ダブルの医療崩壊がなんとも恐ろしい。
 少なくとも3週間に一度、病院に行かずには済ませられない身としては、とにかく手洗いとうがい、十分な栄養と睡眠をいつものとおり気を付けて過ごすしかない。

 ウイズコロナの環境で過ごす人類初めての夏。折悪く猛暑が予想されている。
 実家の母には「しっかり水分補給を忘れないでね。」としつこく電話でリモートコントロールをする毎日である。
 明日あたりからお天気が崩れるという。いよいよ入梅なのだろう。
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