ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.6.10 梅雨入り前の真夏日に思うこと

2020-06-10 22:02:34 | 日記
 早くも時の記念日、6月も3分の1が過ぎる。

 今月末までは対面授業を行わないことに決まった勤務先の大学では、新入生はもとより学生の姿を殆ど見ないまま3か月が過ぎることになった。リアルな実験や実習も出来ない、就活も相談もオンライン、同じクラスやゼミの友人ともいまだ実際には会ったことがない・・・、前代未聞の状況に学生たちのストレスはいかほどのものかと思う。

 小旅行とも、季節を感じるお買い物とも離れて、外出といえば生活必需品の調達だけに限られ、ひたすら家で過ごした3か月。娯楽といえば録画した映画を観、買い込んだ文庫を読み・・・。
 そんな中でも季節は順調に進み、桜を愛でる春が過ぎ、新緑を愛でる風薫る5月も過ぎ、瞬く間に初夏になっているのだと思うと、なんだか不思議な気分、狐につままれたかのよう気分である。
 ろくに衣替えさえも済んでいないが、一足飛びに暑くなった6月、今年は着ないで終わってしまうだろう洋服がかなりある。

 昨日・今日は二日連続で真夏日のピーカン。昨日は在宅勤務で夜、夕食の支度を終えてからヨガクラスに向かうまではずっと自宅に籠っていたが、その時間になってもアスファルトには暑さの余韻が残っており、日中はさぞや、という感じであった。

 今日もしかり。6月上旬にして33度は堪える。さらに今年はマスク攻撃である。
 昨日は自宅にいたし、夫を送り出した後、ヨガスタジオまでは誰とも話すこともなかった。網戸を開け放した自宅で、マスクなしでほぼ快適に過ごせた。
 だが、いざ出勤し、職場に来れば人と話さざるを得ない。話す時にマスクなしというわけにいかないから、なんとも熱が籠って息苦しい。かなり体力を消耗するのを実感する。咳が出ないのを祈るのみである。

 洗濯物がカラリと乾くことを考えれば嬉しい快晴だが、とんでもない暑さ。お昼にランチのため駅前まで歩いたが、日傘をさしていても照り返しが酷く、マスクが蒸れて息苦しさで沸騰しそうになった。

 ニュースでは、熱中症を避けるために、屋外で2メートル以上他の人と離れられる状況で、話をしなければマスクを外して良いと言われている。けれど、皆がマスクをして歩いている中で、自分だけマスクなしで歩くのには暗黙のプレッシャーを感じる人が殆どではないだろうか。何を隠そう私は小心者なので、そうなのであるが・・・。

 コロナウィルス感染で病院に搬送される方たちが増えて医療崩壊が起こる不安だけでなく、今後は熱中症で搬送される方たちが増えて医療崩壊が起こる可能性もあるという。両者の症状が似ているというのだから、ダブルの医療崩壊がなんとも恐ろしい。
 少なくとも3週間に一度、病院に行かずには済ませられない身としては、とにかく手洗いとうがい、十分な栄養と睡眠をいつものとおり気を付けて過ごすしかない。

 ウイズコロナの環境で過ごす人類初めての夏。折悪く猛暑が予想されている。
 実家の母には「しっかり水分補給を忘れないでね。」としつこく電話でリモートコントロールをする毎日である。
 明日あたりからお天気が崩れるという。いよいよ入梅なのだろう。
コメント
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