ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.6.24 採血後腫瘍内科診察、パージェタ・ハーセプチン23クール目~これで最後

2020-06-24 22:47:56 | 治療日記
 昨日は午前中仕事に出て、午後は在宅勤務。一昨日、免許更新で出かけた折、雨に濡れながら行く先々で空調に冷やされたせいか喉が痛み、葛根湯を飲み始めた。今日は通院なので、出来れば夜のボディバランスヨガのクラスに出て、夕食は外で済ませてそのまま前泊したいと思ったいた。けれど、とても疲れてヨガに行く元気はなく、勤務を終えた後はパパっと夕食を作り、夫の帰宅を待った。夕食後は夫に駅まで送ってもらって、前泊のため病院最寄り駅に向かった。

 本を一冊しか持っていなかったので、乗り換えの駅ナカで文庫を1冊購入。行きの車内は前回の移動より1時間ほど早いが、かなり人が多く、もうすっかりコロナ騒ぎ以前と同じ感じ。座席を確保して車内で中島京子さんほかの「黒い結婚 白い結婚」(講談社文庫)を読み始めた。帯には「7人の作家が描く結婚のウラとオモテ」とある。黒が4編、白が3編である。最初の1編は窪美澄さんの「水際の金魚」。最初からかなりダークである。が、面白い。これは今晩中に全部読んでしまうかもしれない、と頁を繰っているうちに病院最寄り駅に到着する。かなり多くの人たちが家路を急いでいる。

 泊まるのは前回と同じホテル。ビニールカーテンがかかったチェックインカウンターで手続きを済ませたが、メディカルチェックシートはなくなっていた。部屋に入り、お茶を飲みながら本の続きを読んでしまう。裏表紙には「結婚すれば、幸せになれると思ってた。ゴールだと信じて飛び込んだ結婚。そこからスタートするのは、甘い生活?辛い毎日?一筋縄ではいかない、幸不幸表裏一体、それでもなぜ人は結婚するのか?その謎に7人の作家が迫ります。黒から読むか、白から読むか、それとも交互に読むか。後味はあなた次第です。」とあったが、私は何の工夫もなく順序通り黒4編を読んでから、そのまま白3編を読んだ。
 黒ではどのお話にもうーんと唸らされたが、中島さんの「家猫」がさすがだった。白は前半と違って少し明るく救いがあり、トリの成田名璃子さんの「いつか、二人で。」が私としては一番良かった。そんなわけで後味は良かったかな・・・。

 ということで、2時間ほど読書に費やしてしまい、慌ててお風呂に入って電気を消したのは、いつもよりは若干早かったけれど、結構遅い時間になっていた。明け方お手洗いに起きて二度寝して、モーニングコールで目覚めた。今朝はお腹が壊れていなくてひとまず安堵。

 足湯を済ませ、身支度を整え、レストランに降りる。今朝も空いている。私以外4人しかいなかった。しーんと静まり返って、各々がもくもくと食事を摂り、終わるとマスクを着けて席を立つ。いつものように窓際に座ったが、窓が開いていて風が入ってくる。まだ雨は降っていないようだ。
 朝の連続テレビ小説を視てからチェックアウトした。食後はお腹が緩くなるのはいつものパターン。

 朝食時は雨が降っていなかったのに、外は霧雨のような濡れる雨が横から降っている。びしょびしょと濡れる。天気予報では夜まで降らないと言っていたのに・・・。涼しいのでマスクの鬱陶しさがそれほど気にならないのがせめても、である。

 IDカードを通す列で若干並ぶ。今日は採血があるので、まずは採血受付へ。5人ほど待っていて7分待ちと出ていた。態勢を整えて採血室へどうぞ、と番号が出るまで本当に7分だった。
 採血室に入れる人数は待合い椅子は3人掛けが2脚、で6人のところ、真ん中の席を開けて4人だけにしている。今日は初めての男性だった。名札をつけていないので名前も分からないし、技師さんなのか看護師さんなのかも不明。ご挨拶も特になかった。今日はフルセットの5本。針刺しからちょっと痛み、ずっと違和感が残った。当然抜く時も痛い。ちょっとブルーなスタート。

 止血をしたまま向かいの腫瘍内科へ向かう。受付はすんなりだ。今月初めてではないのに、なんだかぼーっとして保険証を出してしまった。問診票の追加を頂き、その場でせきや息切れ「あり」、かぜっぽいにも「あり」に〇をした。待合い椅子は間隔を置いて座っていられる。
 昨日買った住野よるさんの「青くて痛くて脆い」(角川文庫)を読み始める。通路側の新刊に平積みでどーんと置いてあったのでろくに見ないでレジに進んだのだけれど、8月末に若手俳優のダブル主演で映画化だそうだ。住野さんはいわゆる「キミスイ」の作者(本は読んでいないが、WOWOWで映画は観た。)で、若い人たちに圧倒的な人気があるようだ。男性だということも今日初めて知った。

 物語は主人公、楓の回想調で始まる。裏表紙には「傷つくことの痛みと青春の残酷さを描き切った」とあるが、なるほどなかなか面白い。10代の痛々しさを思い返しながら、胸が疼く。映画館にはもう4か月近く足を運んでいない。こんなに長く映画を観に行かなかったのは初めてだ。そろそろ行きたいな、と思う。
 1時間ほど読んで切りのいいところで血圧測定。116-67、脈拍は84。
 
 今日は混んでいるようだ。1時間半たっぷり待ってようやく「中待合いへどうぞ」に番号が掲示板に出た。荷物を抱えて移動。20分ほどして先生がお顔を出され、診察室へ入った。「おはようございます。」とご挨拶をして、荷物をカゴに入れながら席に着く。
 
 席に着くといつものように「さて、いかがでしたか。」と問われ、「相変わらずの下痢です。」と答える。「うーん、やはり下痢ですか・・・」と先生。「痛みはどうですか、咳は?」と訊かれ「いつもの痛み(胸骨辺り)とは違う場所(肋骨辺り)があります。そして一度咳が出始めるとなかなか止まりません。息苦しさもあります。痺れも変わらずで・・・。」と報告。体温は6度8分。

 PCの画面には採血結果の数値が並んでおり、先生の次のクリックでグラフに変わる。「腫瘍マーカーは上がっていますね。」と。ということで、治療変更である。「院内の薬事委員会の審査が終わり、レジメンも迅速申請を出しましたが、次回3週間後7月15日も間に合わないかもしれない。製薬会社の市販後調査が必要で薬剤部と詰めているのですが・・・」とのこと。「ただ○○さん以外にもエンハーツを使いたい患者さんはおられるので、7月15日に出来そうなら投与するということでいいですか」と問われ、頷く。

 よって今日は普通通りにパージェタ、ハーセプチンである。前回の話だと7月1日か8日に使えるなら今日は治療なしで、とのことだったが、1、8日に使える可能性がゼロどころか15日も危ういらしい。15日は使えればエンハーツ、念のためパージェタ、ハーセプチンの予約も入れてくださったようだ。「ただ、下痢がねえ・・・」とのこと。

 イリノテカンほどではないけれど、下痢が酷いようだ。(エンハーツは)ハーセプチンに搭載されているので血液中にはあまりデルクステカン(抗がん剤)の成分は入らない筈ですが。吐き気も出るので、特に○○さんは出やすいので、がっつり吐き気止めも入れて対策しましょう。」とのこと。今でさえ下痢が酷いのに、それに加えて吐き気と脱毛も。うーん、分子標的治療薬というよりも、もろに抗がん剤である・・・とちょっとテンションを下げていたら「〇〇さんは副作用も出やすいけれど、良く効きますからね」とフォローしてくださった。

 採血は、マーカー上昇以外は特に大きな問題はなさそうだ。好中球減少のタイミングは、カドサイラは翌週だったけれど、エンハーツは2週間後が要注意、らしい。製薬会社からは6週から12週に1度はCT撮影をして間質性肺炎のチェックをするようにという指示もあるそうだが、毎回CTというわけにもいかないので、次回エンハーツを投与出来たらエンハーツ使用前チェックのためにレントゲン撮影をするように、そして帰りに身長・体重を測っておいてください、1キロ当たり5.4㎎が基準です、と言われた。
 次回は採血ありで、処方薬は今回もぴったり21日分。ご挨拶をして席を立った。

 化学療法室へ入ると、1つ置きに座ってお二人が待っていた。LINEに繋がるシステムで受付を済ませ、お手洗いへ。10分ほどして看護助手さんから「身長体重を測りましょう」と案内される。身長は165.7センチ、体重は風袋毎で45.9キロ。そして窓際奥から2番目の席に案内された。
 荷物を整理し、10分ほどするとヘルプのSさんが針刺しに見えた。やはり今日もちょっと痛む。「今日も混んでいますね」と言うと、「大分お待たせしてすみません。もうお薬が届いていたようですから間もなく始められます。」とのこと。

 10分ほどするとOkさんから薬が届いた。「お久しぶりです」と暫しお話し。曰くエンハーツは、カドサイラより副作用がきついようだ。「今、既に(下痢等の)副作用を抱えている〇〇さんが、更に出てくるだろう副作用とどう折り合いをつけていくのか、私たちも皆で気を付けてフォローしていきます。」との力強いコメントを頂けた。脱毛も半分程度出現ということだし、間質性肺炎も1割弱。あれこれ引き受けていたらなかなか辛いものがある。今日は途中で薬剤師さんも見えて「次回3週間後に使えるといいですね」とのこと。
 2剤併用の治療は23クール目。点滴棒には2本の250mlの薬液パックと50mlの生理食塩水の小さなパック、シリンジ。パージェタで始まり、ハーセプチンを挟み、最後に生理食塩水で流すというレジメンも、いよいよこれで最後になりそうだ。
 
 最後の生理食塩水になったところで、久しぶりにCさんが血圧測定にみえる。終了時の血圧は117-70、脈拍は65。仕事のことなどを少しお喋り。抜針はKwさん。息子さんの大学は、前期はずっとオンラインだそうだ。やはりドンっと強い衝撃で、ちょっと涙ぐむ。今日は針刺しのアンラッキーデーだった。

 その後、まずはお手洗いを済ませ、荷物をまとめて会計へ移動する。それほど混んでいなくてほっとする。番号札を頂くのにも並ばず、待合い椅子の場所を確保して処方箋を薬局に送るテーブルまで移動して、問題なく送付。
 10分ほどで番号が出て、自動支払機へ。お支払いはカードで10万弱。

 病院を出ると、太陽燦燦。ムワッとした湿気を含んだ暑い空気だ。朝は予想外に雨傘になった日傘を差す。冷房対策のカーディガンはバッグに突っ込み、七分袖のブラウス1枚でも汗ばむ。薬局で「病院から処方箋を送りました。」と言って番号札を頂く。3,4人が待っている。

 今日も30分ほどで呼んで頂けた。「タリージェはその後効いていますか。」と問われ、「あまり、実感できません。また薬が変わるので、吐き気止め等が加わりそうです。効いてくれるといいのですが。今痺れ止めで漢方2種、ビタミン剤、そしてタリージェの4種を飲んでいるので、これが減れば大分違うのですが。」と言う。「もう少しすると効いてくるかもしれませんからね・・・」と言われる。そうならよいのだけれど。

 3,000円ちょっとをカード支払い。今日も大きな袋一杯の大量の薬を受け取る。荷物が重い。本日の病院と薬局の滞在時間は合計で6時間半強。さすがに草臥れているしお腹はペコペコ。

 帰路、マスクの息苦しさを感じながら大荷物で駅を目指す。お腹を壊すのが心配なので、空腹を我慢してそのまま電車に乗って乗換駅でランチをすることに。蒸し暑い。マスクも鬱陶しい。左手で日傘、右手にはバッグと手提げ。足の裏は変わらずジリジリチリチリと痛む。

 念のため帰りは各駅停車に乗って、無事乗換駅まで。3週間前にテイクアウトしかやっていなかった紅茶専門店は無事営業再開していてゆっくりランチが頂けた。食後、お店を出ると、向かいのかつらショップの担当のNさんの姿を見つけたので「次回から薬が変わるので、またお世話になります。」とご挨拶してきた。

 生協からは今回も若干欠品連絡メールが来ていたが、玄関前に積み上げられていたものを取り込んで、冷蔵庫等に収納を終えたら、がっくり。
 最低限の片づけものをしてソファで横になる。夫が帰ってきた時はウツラウツラしていた。結局2時間ほど寝てしまい、その後母にご機嫌伺いの電話。母も今日は泌尿器科の経過観察だったのだが、無事問題なしとのこと。次回は3か月後に術後1年のCT検査だそうだ。来月は外科の経過観察だそうで、病院ばかりとブツブツ言っていたが、86歳、それで済んでいるのだから立派でしょう、と。
 昼食がかなり遅かったので食欲はないし、疲れているし、で夕食はまたしても夫に作らせてしまった。

 明日1日出勤すれば金曜日からはお楽しみ、数か月ぶりのお出かけが待っている。もうひと踏ん張り、頑張ろう。
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2020.6.22 そしてまた5年、免許更新

2020-06-22 20:58:14 | 日記
 あれからまた5年経って、免許更新の季節になった。

 先月更新通知のはがきが届いてからちょうど1か月半。
 HPをチェックすると、今年はコロナウィルス感染拡大防止のため、更新受付を中止している。その代わり有効期限を3か月延長する手続きが出来るとのこと。それにしても延長手続きのために1度、そして更新手続きのためにもう1度、2回出向かなければならないらしい。「これって却って感染を拡大させるんじゃない?」と夫は宣う。

 うーん、どうしたものか・・・暫し様子を見ることにした。すると今月になって一部手続きが再開した。ただし申請場所は都内の3か所の試験場に限るという。これまでお世話になってきた電車1本で行ける便利なセンターでは手続き出来ない。一番近い試験場でも電車とバスを乗り継いで片道1時間では到底辿り着かないから、不便なことには変わりない。

 誕生日が過ぎて有効期限が1か月未満になれば、更新手続きが出来る、つまり出向くのは1回で済むことが分かり、週明け月曜日の雨降りの日なら少し空いているかもしれない、と思い切って午後お休みを頂いて試験場迄出向くことにした。試験場を訪れたのは、学生時代に学科試験を受けて最初に免許証を交付されて以来、30数年ぶりではないか。

 職場を出る時には土砂降り。全く空腹のまま夕方まで過ごすのは辛いし、薬も飲みたい。けれど朝から不調のお腹のことを考えると、食後すぐ電車とバスを乗り継ぐのはあまりに危険、ということでドーナツとカフェオレだけ頂くことに。
 それでもドーナツショップでお手洗い、電車に乗る前にお手洗い、電車に乗っている間も心配でじっと息を凝らし、降りてすぐお手洗いに直行。相変わらずの下痢である。ダメ押しでバスに乗る前に駅ビルに立ち寄ってお手洗い。もう大丈夫だろうと20分に1本のバスを10分ほど待ってようやく乗車した。
 本降りの雨だ。風が強く、バス停には屋根があっても雨に濡れる。レインコートを着てきてよかった。髪の毛は水分を含んでなんだかなあ、という感じ。30分間近く揺られる。

 バスは試験場正門に到着するので、えっちらおっちら歩道橋を渡れば、すぐに入り口だ。マスクをして階段の上り下りはやはり苦しくて辛い。時間がかかる。
 手指の消毒を終え、まずは案内に行き、申請用紙を頂く。記入を終えて、窓口で手数料3,000円をお支払いして本人確認でマスクを外す。その後、視力検査。皆さんマスク+フェイスシールドのいでたちである。
 ここでも本人確認のため、マスクを外すように言われる。手袋をしていたら「怪我をしているわけではないですね?」と確認される。「いえいえ、大丈夫です。」と外して見せる。眼鏡をかけて視力検査をクリアしたら、今度は機械に暗証番号4桁を2種類入力して、写真撮影へ。コートを脱ぐタイミングがないので、一旦列を外れてコートを脱ぎ、態勢を整える。傘にバッグにコート、いずれも濡れているものばかりでヨレヨレである。

 写真撮影する席に座っても鏡はないし、何度もマスクをつけたり外したりしているので、お化粧もかなりよれている。撮影が終わり、受取表を頂く時にまたマスクを外して本人確認。今度はエスカレーターで上の階に上がって講習を受けるように案内される。講習のテキストを頂く。
 講習は30分。前の回が終わるまで10分ほど待つ。ここまでで受付から僅か10分強。実にシステマティックである。
 時間通りに講習が始まる。椅子が一つ一つ離れて置いてあったが、私の回は10人ちょっとの参加者だったのでガラガラだった。スライドとDVDの視聴で時間通りに終わり、今度は階段で降りて交付会場へ。届くまでにあと5分ないし10分とのこと。受付から受領まで正味1時間ほど。

 出来上がった免許証の写真の映り具合は哀しいレベルだったけれど、まあ、こういう顔なのだろう。今回、ラッキーにも地毛で撮影が叶ったのだから良しとしたい。来月になったらどうなるかわからないし、これが最後になるかもしれない公の写真入り身分証明書がかつらではやっぱり哀しい。私にとって免許更新は誕生月の6月にするものなので、たとえコロナ禍だからといって9月や10月ではない、という大したことではない自分なりのこだわりがある。
2010年6月にこのブログでは次回も元気に更新したいものだがと書き、2015年6月に次はないかもと言い、それでも3度目の更新である。

 帰路もバスに乗る前にお手洗いに寄る。バスは20分に1本。結局また15分ほど吹き曝しの中を待ち、30分揺られて私鉄の駅に到着。帰宅は普段より若干早かったけれど、マスクをしながら緊張して不慣れな場所へ電車とバスを乗り継いだ移動と下痢のせいで、かなり疲労困憊。

 これまでに頂いた免許証を並べてみたら、新しいものを含めてちょうど10枚。昭和58年、22歳で免許を取ってから、3年おきのものが4枚。平成7年からは5年おきとなり、平成32年の誕生日まで有効、のものが今日替えてきたものだ。殆どペーパードライバーでゴールド免許である。そして時代は令和に変わっている。
 次回は64歳!本当にそれはないかも・・・、などと言わずに淡々と日々を過ごしていきたいものだ。

 今朝、今月2回目のお花が届いた。ちょうど出勤前に間に合い、お礼を言って受け取りが出来た。
 濃淡のピンクと深紅のバラ、濃いピンクと赤のスプレーバラ、ラベンダーカラーのハイブリッドスターチス、黄緑がかった黄色い小さな花をつけたアルケミラがそれぞれ1本ずつ、そしてタマシダの葉。ガラスの花器に投げ入れたらとても綺麗だ。花言葉はそれぞれ「愛」、「温かい心」、「しとやか」、「初恋」、「愛嬌」だという。


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2020.6.21 国際ヨガデーの過ごし方~午前オンライン、午後リアル

2020-06-21 18:49:54 | ヨガ
 父の日。夏至、蟹座新月、日食も重なる2020年一番の吉日だという今日は、国際ヨガデーでもある。折しもASHAREさん主催乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラスの日。これまでリアルな瞑想ヨーガクラスに1回以上参加したことがあるリピーターさん向けのクラスである。
 
 今朝は少しだけ寝坊。夫が朝食の支度を整えてくれて、有難く頂く。朝食を終え、着替えを済ませ、リビングをクラス仕様に整えたら、クラス実施の準備万端である。
 昨夜、スタッフの方たちとテストミーティングを行ったので、特に問題はなさそう。画面上に参加者の方たちのお久しぶりな懐かしいお顔が揃い、スタッフの方たちも入って、ゆるゆるとクラスが開始した。

 代表のUさんが和む話題提供をしてくださった後、もう一人の代表Hさんが挨拶されていつもの手順でバトンタッチ、クラススタート。今日もリアルクラスの半分、45分を目途にクラスを組み立てた。

 一昨日からは都道府県を跨ぐ移動もOKとなったが、相変わらず東京は日々それなりの新規感染者の数が出ており、まだまだ油断出来ない状況だ。皆さんの運動不足や肩こり等のご様子を伺っているので、ウォーミングアップで身体を解す時間がどうしても長くなってしまう。
 足裏や足指を解した後は、胸を開きながら脇腹を伸ばす。肩甲骨を意識しながら座ったままの鷲のポーズ。腸の反射区である手首のストレッチや肩入れのポーズ等上半身を集中的にアプローチ。帰命敬禮の動きを思い出して頂き、マントラを唱えながらさらりと3回。ゆっくり立ち上がって朝ヨガの3つのポーズを確認した後は再び座位に戻って腹式呼吸、完全呼吸と瞑想からシャヴァーサナへ。

 太陽神シヴァのキールタンを歌って皆さんに覚醒して頂いた後は、お約束のハレルヤ・キールタンを。少々時間オーバーして50分ちょっとのクラスになった。それでも後半はちょっと急ぎ足になってしまい、あと5分でも長く呼吸と瞑想の時間を取れたらいいな、と思った。

 クラス終了後は参加者お一人お一人に一言ずつ感想を頂いた。どなたからも、久しぶりに瞑想ヨーガを愉しめ、リラックス出来ました、という嬉しいリアクションがあり、安堵した。進行をチェックしながらサポートしてくださるTさんにはいつもながら感謝である。
 今日は夫がカメラワークの微調整で指だけ登場してしまう、というアクシデントもあったが、何かあった時に、とサポートのために控えてくれている彼には、もはや頭が上がらない。
 無事クラスが終わり、その後は10分ほどお喋りタイム。ミーティングルームがお開きになって後片付け等をしているうちにお昼時間。

 今回参加してくださったのは、名簿を拝見すると様々な方たちだ。コンスタントに毎月参加されている方ばかりではなく、2年ぶりに参加しましたという方や、昨日関西での入院治療から戻ってきたばかりで、オンラインクラスだからこそ出席が叶いました、という方もおられた。

 こういうお話を伺うと、今の状況が落ち着いた後、皆で集うリアルなクラスを再開するだけでなく、リアルなクラスに参加したいけれど叶わない、でもオンラインクラスならば参加出来るし、参加したいと言ってくださる方たちのために引き続きオンラインクラス開催することもありだな、という感想を持ったのは代表のUさんと同じである。

 簡単手抜きのランチを済ませ、ヨガビギナーのクラスに向かった。午前は講師、午後は生徒である。男性6人、女性10人のほぼ満員御礼。クラスの後は10分ヨガで1分プランクチャレンジにも参加。国際ヨガデーに相応しくヨガ三昧の日曜日であった。

 気持ちよく汗を流した後は夫と合流して買い物を済ませ、カフェで一服。泣き出しそうなお天気だったが雨には降られずに済んでほっとした。それにしても人出が凄い。アウトレットモールを突っ切って近道をしてきたら、大混雑だった。くわばらくわばら。
 帰宅後はウエアを洗い、さぼっていた掃除をざざっと済ませた。新しい洗濯機はこんなお天気でも外干し不要でタオルがふっくら乾くのだから、いやはや今更のように文明の利器に驚いてしまう。

 明日からまた新しい1週間、治療週が始まる。新薬エンハーツが(次回使えないだろうことは分かっているが)いつから使えるのかわからない。水曜日の治療が最後のパージェタ+ハーセプチンになるのか、治療なしとして翌週もしくは翌々週からエンハーツスタートになるのかどうか。
 まあ考えても仕方ないことは考えない。今、出来ることを淡々と進めながら精一杯過ごしていれば世界はうまくいくように出来ている。穏やかな気持ちで過ごしたいと思う。週末にはお楽しみが待っている。


(追記)ASHAREさんの活動レポートに取り上げて頂きました。

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2020.6.20 Zoom説明会とドラム式洗濯機到着!

2020-06-20 20:54:43 | 日記

 いいお天気の土曜日だ。昨日の肌寒い雨降りとは違ってカラリと気持ちよい青空が広がっている。朝の連続テレビ小説をベッドの中で視てからゆるゆる起き出す。

 夫が朝食の準備をしてくれたので有難く頂き、「今日でお別れだね・・・」と洗濯機を廻す。思えば随分長いことお世話になったし、脱水がちょっと甘いということ以外は特に不具合もないので、このままお払い箱にするには申し訳なく名残惜しくもある。
 とはいえ、動かなくなってからでは遅いのだし、と先週思い切って購入した新しいドラム式洗濯機が夕方には到着する。

 さて、例年通り今日は勤務する大学の大学院入試説明会。梅雨時の実施なので、いつも雨の心配をしながら、大学院生たちの助けを借りて力仕事等の準備もしてきた。

 今年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で、リアルに集う説明会は中止。Zoomでの開催になった。
 そのため、誰もいない事務室に一人出勤して、予定時間になったら自分の机の上のPCから説明会に参加し、自分の順番が来たらオムニバス形式で説明するという形である。私一人なのでマスクもしないで、実にストレスフリー。

 看板やら冊子やらの設置や運搬等の準備もなく、全てPC画面上で解決。受験生は、指導を希望する教員とのリアルタイムでのマンツーマンの面談も出来るけれど、実際にキャンパスを訪れて研究室を見学することが叶わない。

 何事にもメリット、デメリットはあるのだけれど、果たして結果はどう出るだろう。
 参加予定者は全員揃い、説明会や個別面談が滞りなく終わった。

 そして退勤後はヨガベーシックのクラスに出て、汗を流しリフレッシュしてきた。昨日からは県を跨いだ移動も可能になったで、皆さん別のところにお出かけしたのか、クラスは男性1名、女性6名の7名の少人数でのびのび。ストレスフリーだった。

 帰途に就くタイミングで夫から「洗濯機が無事設置出来たので迎えに行く」とLINE連絡があり、スーパーで合流して少量の不足食材を買い足してきた。ちょっとお天気が下り坂。びっくりするほど涼しくなった。

 帰宅すると、どーんと大きな新しい洗濯機が鎮座ましましていた。今度は洗剤も柔軟剤も全て自動投入してくれる世話なしだという。慣れるまではちょっと大変そう。スマホで遠隔操作も出来るらしい。とはいえ、昭和生まれの身、“干す”という作業から全く開放されるというのがまだぴんとこない。実際、洗濯物を干すという家事は好きなのだけれど・・・。

 おそらく生きている限りもう洗濯機を新調することはなく、この洗濯機とお付き合いすることになるだろう。うまく使いこなせるようになりますように。
 帰宅してウエアを洗おうにも、まずは取説を読まないことには始まらない。結局、最初の洗濯は取説片手に付きっ切りであった。
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2020.6.18 そしてまたひとつ歳を重ねて

2020-06-18 21:10:48 | 日記

 昨日で59歳になった。
 「59歳・・・」と呟きながら自分でもちょっと驚愕する。おばちゃんどころかもうおばあちゃん世代ではないか・・・。

 46歳で骨、肺、リンパ節等の多発転移が判明した時、もしかすると50歳の声を聴くことは出来ないかもしれない・・・と覚悟したことはこのブログでも何度も書いた。当時息子や夫に向けて書いた遺書のようなものの下書きも出てきて、いまだ捨てられないで、PCにデータが残っている。

 それが59歳、来年はめでたく還暦。
 もちろん、これからの1年が平坦で楽ちんな1年であるとは決して思っていないけれど、それでも1日、1日を丁寧にコツコツとあと364日積み重ねていくことが出来たら、来年60歳が迎えられる。そのことは、強い光をもって私がこれから進んでいくべき道に希望という名のカンテラを灯してくれるように思う。

 昨日は在宅勤務だった。梅雨の晴れ間。カラッとしていて本当に気持ちの良い晴れの天気だった。空の色がとても濃かった。記憶にある限り誕生日当日が土砂降りという日はなかったように思う。やはり晴れ女のような気がする。

 夫を送り出し、勤務開始前にベランダに出て、クローゼットに仕舞う前の衣類を日光消毒して、昼休みには取り込んだ。お日様の匂いを一杯に吸い込んだ衣類はちょっと元気になったようだった。相変わらずお腹の調子は悪かったが、お家にいれば安心。

 沢山の方たちから誕生日のメッセージも頂戴した。有難いことである。
 夫は、桃がたっぷり載ったケーキとカスミソウのブーケを持って帰宅した。早速写真を撮って、LINEで送って息子に見せびらかした。そして夫から「好きなものをどうぞ」と頂いた軍資金で蓮の花を象った紫水晶のペンダントも買わせて頂いた。

 夕食はいつものとおりの何の変哲もない一汁三菜と常備菜の家庭料理。
 食後は夫とフランス映画を観、ちょっと贅沢なケーキと紅茶で誕生日を祝ってもらった。

 1年1年、1日1日の積み重ねが今、ここにある。本当に掛け値なしの奇跡の積み重ねなのである。

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